「2017年 12月」の記事一覧

いすの高さと足台の高さの調整

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

幼稚園の年中さん。ピアノの椅子を一番高い位置にして、その上にクッションを置いているのですが、身体が小さいので、鍵盤の上方から力をかける感じに弾くことができませんでした。

今の奏法で演奏する時は、椅子は高くします。(ソコロフも椅子は高いです)

手首を上げ、腕の内側の筋肉と手の内側の筋肉で支え、効率的に力を使うためには椅子は高い方が弾きやすいからです。

何か高さを調節する工夫が必要だと考え、先日はホームセンターをうろうろしながら何かないかな、と探しました。

板では固くて痛いし、クッションを重ねても沈んでしまうし、ということであれこれ考えていると、たまたまコルクマットが目に入りました。

厚さ1枚8mmですから、重ねて調節するには良いし、クッションほど柔らかくないし、板のように固くて痛いということもありません。

さっそく買ってきてカッターナイフで大きさを椅子と足台に合わせて切りました。全部で12枚になったので、足台に6枚、椅子に6枚敷きました。

重ねただけだと「ずれちゃう。」とのこと。

今日は、それを解決すべく、幅3㎝のゴムで止めてみました。これで安定するのではないか、と期待しています。3枚ずつまとめ、さらにそれを二つ組にしました。ちょっと見ばえは良くないかもしれませんが、これで4.8㎝ずつ椅子も足台も上がります。

明後日、保育園の年長さんの生徒さんが来るので、そのときにまた試してみたいと思います。もしかしたら、体格によってはもう少し上げる必要があるかもしれません。

幼稚園・保育園の小さいお子さんには、良い姿勢、良い手の形を意識して弾く習慣をつけることがとても大切です。レッスン室の椅子の高さや足台の高さを見直すことで、その意識づけに少しでもなれば、と思っています。

 

2017.12.01

ピアノの調整をしていただきました

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

10月の調律の時に弦が切れてしまって、張り替えていただきました。

新しい弦はどんどん伸びるので、音もどんどん下がっていきます。

直していただく予定が父の葬儀などで変更になり、ようやく一昨日直していただきました。

 

合わせて高音の音程で気になっていた部分も調整していただきました。

気温が急に下がり、暖房をつけるようになったこともあり、音が変わってしまったようです。

単に音程を直すだけではなく、木の部分にも手を入れてとても丁寧に調整してくれました。

おかげで、響きがまた変わり、音が上に上がる感じがより強くなりました。

しばらく自分の練習時間が短かくなりがちだったのですが、音が気持ちよく上に上がるのが楽しくて、昨日今日はかなり弾く元気がでてきました。

 

調律師さんは、まだお若い方ですが、とても勉強熱心で、コンサートにも頻繁に行かれ、たくさんのピアニストの演奏を聞いていらっしゃいます。

私の先生のところのピアノ(スタインウェイ)もご存じで、それを基準に調整してくださっています。また、私たちが学んでいるタッチについても先生から聞いて、調律の際、音を出す時にこういう感じで弾けば…など研究しています。

お話をしていると、とても謙虚で、柔軟性があり、いろいろなことに興味関心をお持ちになって、吸収しようという意欲を感じます。

ご自分でも「10月の時から、また分かったことがあった。」「また次回の時は、もっと違ってくると思います。」とおっしゃっていて、日々進化している感じがしました。

進化するためには、自分自身の現状を把握する力、それから理想とする像を持つことはとても大切なのではないかと思います。

調律師さんの学ぶ姿勢を見ながら、せっかく良い状態にしていただいた楽器を、さらに良い音で弾けるように、私自身も進化していこう、と気持ちを新たすることができました。