こんにちは。

昨日、「羊と鋼の森」の映画を見てきました。

前回のレッスンの帰りに寄ったヤマハ池袋店にポスターが貼ってあり、気になっていました。

 

映像がとても美しい。

季節の変化も、音のイメージも。

悩みながらも、ひたすら音と向き合う若い調律師さん。

彼の周囲にいる先輩の調律師さんたち。

そしてピアノを大切に思っている人達。

 

先日、レッスン室の調律の一部始終を見せていただいていたので、その緻密な作業の様子や音のイメージについての会話など、実際の調律の場面と重ね合わせて、とても興味深く見ました。

一番主要なエピソードは、高校生の姉妹との関わりですが、私にはもう一つ、とても印象に残った部分がありました。

それは、主人公外村さんが始めて一人で調律に行った、アップライトピアノの部分です。

 

以前の調律は14年前。

ピアノの上にも、ふたの上にも、椅子の上にも楽譜が置いてあり、使われていない様子を表しています。

そのピアノの内部にあるピンを外村さんは1本ずつ磨いていきます。

実は、レッスン室のピアノでも同じ作業をやってくださっていて、その磨く作業一つとっても88回同じことをくり返していくわけです。

しかも、磨いたり調整したりする箇所はたくさんあります。

そこにかける時間とエネルギー。(映画ではあっという間なのですが、実際は大変です!)

それがピアノの持ち主の止まった時間を動かしていきます。

 

ピアノはいろいろな音を出すことができます。

調律師さんは、ピアノを弾く私たちを助け、出したいイメージの音を共有して調整してくれます。

私のレッスン室のピアノを調律してくれている調律師さんも、とても真摯にピアノと向き合っていらっしゃいます。

ピアノを弾く方は、ご覧になるとそれぞれの体験と重ね合わせ、また違う角度でピアノを見ることができるのではないかと思います。