こんにちは。

今日は、お味噌作りをしました。

毎年この時期に、お味噌を仕込みます。お味噌を作りながら、何だかピアノの練習と似ているところがあるな、と思ったので、そのことについて書きます。

お家でお味噌を仕込む人も多くはないと思うので、一応、手順を紹介しておきますね。

 

18時間水に浸した大豆です。今回は、緑色の強い豆を使っています。

これを柔らかく煮てから、熱いうちにつぶします。湯気が出ています。

麹と塩を混ぜます。塩切り麹と言います。

つぶした大豆、塩切り麹、種味噌を混ぜます。白っぽい色をしています。

これを、漬け物容器に入れ、約1年冷暗所に保存しておくと、お味噌になります。

 

この状態では、色も香りもまったく「味噌」らしくありません。ただ「大豆を煮たものに麹を入れた」だけ。

そして、この状態では、お味噌を想像することもできません。

でも、毎日毎日、麹菌が少しずつ少しずつ発酵して、1年経つとお味噌の味と香りがするようになります。

私がピアノと似ている、と思ったのはこの部分です。

 

習い始めて間もないころにやっていることは、イメージしていた「ピアノを弾く」こととは違っていることが多いのではないでしょうか。

特に、お子さんや、ご自分がピアノを弾いた経験のない保護者の方は、そう思われると思います。

音符を読むこと、手の形に気をつけて弾いていくこと。

でも、その一つ一つを積み重ねていくことで、少しずつ少しずつ進歩していく。

ある程度弾ける場合に、奏法を変えようと思った時も同じですね。

手のポジションを変える。手の内側の筋力をつけるためのトレーニングをする。曲を弾くときも、1音1音確認しながら…。

自分のやっていることとイメージしているものが本当につながっているのか、見えないことも多い。

でも、一つ一つをずっと積み重ねていくことで、少しずつ変わっていく。

 

今日仕込んだお味噌が、明日に食べられるようになる、ということがないように、上達が実感できるようになるには、少し時間がかかります。

あせらず、でもあきらめずに進んでいく、ピアノを学ぶということは、そういうことなのかもしれない、とお味噌を仕込みながら改めて思いました。