こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

生徒さんではありませんが、知り合いの中学生が「外郎売り」を暗唱して聞かせてくれました。

アナウンサーや役者さんがそれを練習するという話は、聞いたことはあるけれども、実際にそれを暗唱できる人は知らなかったので、「ちょっとやってみて。」というと、「全部は言えない」と言いながらも最初のくだりを言ってくれました。

以前バレエを習っていて、そのバレエ教室で教わり、小学校3年生の頃覚え、その後また6年生でさらったそうです。

また以前に、ニュージーランドで高校生活を送った人と話をしたところ、あちらでは、「とにかくシェークスピア」とのこと。戯曲の一部をかなり暗唱させられたそうです。

日本の学校教育ではどうでしょうか。私も中学校で古典を教えていたときには、1年生で竹取物語を、2年生では、枕草子、平家物語、徒然草、3年生では奥の細道、とそれぞれの冒頭部分を課題として暗唱させましたが、本当は冒頭だけでなくて、もっと内容も覚えるようにしていけば良かったのかもしれません。

学校によっては、百人一首を暗唱させた時もありました。

暗唱することによって、リズム感が身体で分かります。ある程度は内容も理解しないと、どこで区切るかもわかりません。ですから、暗唱というのは、それを自分の中にしっかりと入れていくために有効な手立てだと思っています。

特に、小さいうちは無理をしなくても、遊び感覚でどんどん覚えられますから、いろいろな古典の一節などを暗唱すると、日本語の引き出しが増えて良いのではないでしょうか。

私自身は、小学校2年生からお正月に、家族で百人一首をしたので、それでだいぶ覚えました。おかげで、高校に入ってからの課題であった百人一首の暗記も、教員になってからの百人一首大会の読み手も、苦にならず、助かりました。

これからお正月。遊んでいるうちに古典に親しめる百人一首、家族で楽しんではいかがでしょうか。

記憶力アップにつながり、ピアノにも良い影響があると思います。