こんにちは。

昨日の午前中、この辺りでは少し寒さが緩んだ感じがしました。

受験シーズンでもあり、インフルエンザの流行がおさまってくるかな、とちょっと期待しました。

今日は、ピアノの練習にも、学習にも関係する「とりあえず始めてみる」ということについて書いていきます。

 

中学校で教員をしていた頃、いかに学習習慣をつけていくか、ということは常に課題でした。

やはり、中学生の学力向上のためには、毎日学習する習慣は欠かせません。

私は国語科担当だったので、学年の仕事分担に中で「学習担当」をすることが多くありました。

各教科のテスト範囲をまとめたり、学習習慣をつけるための取り組みを提案したり、長期休み中の学力向上のための教室を計画したり、という仕事です。

ですから、いかに生徒に学習する習慣をつけていくか、ということについては、いろいろ調べていました。

 

学習習慣のない生徒の多くが言う言葉は「やる気が出ません。」です。

ただ、最近の脳科学研究の成果によると、「やる気が出なくても、とりあえず始めることで脳を刺激する」のだそうです。

それを知ってからは、「やる気がなくてもとりあえず何かしましょう。」ということを言うようにしました。

その時に、「やりやすいものから始める」ということも付け加えました。

とりあえず「何か」やっているうちに、脳が刺激され、「アセチルコリン」という集中力を高める物質が出てきます。

「英単語を書いてみる」「漢字練習をしてみる」「教科書の音読をする」など、やりやすいものをやっているうちに、小さな達成感が生まれ、欲求が満たされたときに出る「ドーパミン」が出てきます。

 

ピアノの練習も同じですね。

最初の内は、やりたくて始めたはずのピアノ。でも、始めてしばらくすると、毎日の練習がついおっくうになってしまう時もあるかもしれません。

そんな時は、「ピアノの前に座る」「とりあえず何か始める」ということが大切です。

私が子どもの頃、だいたい最初に練習することになっていたのは、「ハノン」でした。これももしかしたら、「とりあえず指を動かすうちにやる気が出てくる」という「とりあえず」の何かという意味合いもあったのかな、と今になって思います。