昨日は、私が所属する「葵の会」の練習がありました。

今年4月の定期演奏会では、作品発表のために「AOI」という曲をピアノで演奏するのですが、作曲者の方に聞いていただきながら仕上げていく、という今までにはない経験をしています。

最初に楽譜をいただいて、弾きながら、自分なりに曲をとらえて練習してみます。

音源もソフトで楽譜を再生したものをいただいて聞いてみたのですが、やはり「機械的」な印象です。だからこそ、実際に自分が弾いてみると、逆に迷う部分もありました。

どこの旋律が聞こえるように弾いていけばよいか。フレーズとフレーズの間隔はどうしていけばよいか。

自分なりに音を出しながら、答えを考えていきましたが、実際に作曲者の方に聞いていただくことで、「こういう意図で、この音型なのか」「ここでテンポが変わっているのは、こういう効果を狙っていたからなのか」と勉強になりました。

特に、バロック~ロマン派までの音楽を中心に学んできた私にとって、昨日、聞いていただきながら、テンポついて、いろいろ学ぶことができました。

作曲者と演奏者は楽譜でつながっていくわけですが、演奏者がそこからどれだけのものを読み取ることができるか、ということはとても重要です。

演奏の質はその読み取れる情報量によって大きく変わっていきます。

今回の経験は、その情報量を増やすということとともに、今まで私には気づかなかった幅を広げるということにつながりました。

新しい経験は、新しい学びをもたらしてくれます。そんなことを感じた練習でした。