本番と同じ練習をする

今週末に発表会のリハーサルがあるので、レッスンでもそれをイメージした練習を始めています。

舞台袖から出ていって、お辞儀をして、座る。座ったら一度膝に手を置いて、深呼吸して鍵盤の最初の音の位置に手を置いて…と動きを確認していきます。

リハーサルは緊張のコントロールに役立つ

先日もご紹介した「いい緊張は能力を2倍にする」という本の中にも、準備の大切さはかなりのページを割いて書かれています。

緊張状態では、ノルアドレナリンという物質が分泌されています。ですから、「ノルアドレナリンを下げる」ことで緊張は緩和されます。(中略)

ノルアドレナリンを一言でいうと「原始人が猛獣と出会ったときに出る脳内物質」と考えるといいでしょう。(中略)

ノルアドレナリンは、私達を生きるか死ぬかの限界状況から救ってくれる、危機回避のための緊急物質なのです。

樺沢紫苑 いい緊張は能力を2倍にする 文響社 p.136~137

そして、ノルアドレナリンをコントロール術1として「徹底して準備する」ことをあげています。

発表会の場合、「本番さながらの準備」がリハーサル。今回、わざわざ本番と同じ会場を借りてリハーサルを行うのも、会場の雰囲気に慣れておくためです。

そして、リハーサルのさらに前に、動きも含めて理解しておくと、リハーサルの時には演奏の部分により重点を置いていくことができます。

ですから、歩いていって、お辞儀をして、ピアノの前に座って…という練習をしているのです。

お家で本番と同じ洋服を着て練習する

お家での練習でも同じです。本番と同じ洋服を着て、靴をはいて。特にペダルを踏む曲を弾く場合には、靴のリハーサルは欠かせません。

できれば、その時に、ご家族に聴いてもらえるといいですね。一人でも二人でも聴き手がいると、緊張感が全く違います。

そして、本番と同じように舞台袖(のつもりの場所)から歩いていってお辞儀をして弾く。弾き終わったらまたお辞儀をしてもどる。その練習をすると、ずいぶん緊張感が違ってきます。

私も必ず本番のドレスを着て、靴を履いて、ピアノを全開にして…の練習はしています。洋服の袖がないだけでも、手の感覚が違いますし、譜面台を抜くとハンマーが全部見えて、これもまた感覚が変わってきます。

緊張のコントロールを他の場面に生かす

緊張する場面というのは、ピアノの発表会だけではありません。むしろ、入学試験であったり、面接であったりと、人生の大きな節目にあたる重要な場面であることが多いでしょう。

ピアノの発表会に出る、という経験を通して、緊張のコントロールを身につけることができれば、お子さんの場合は特に、これからの節目の重要場面に生かすことができます。

そういった経験を増やす、という観点からも、ピアノを習うことには大きな意味があるのです。

Follow me!