こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

大人の方でお仕事がとても忙しく、しばらくいらっしゃれなかった方がしばらくぶりにおみえになりました。ピアノはお続けになりたいということですので、来ていただけて、とてもうれしく思いました。

仕事をしながらのレッスンというのは、なかなか厳しいものがあります。

いらっしゃった時に、次のレッスンの予約を入れて頂くようにしているのですが、急な用事でキャンセルになり、「次回のレッスンはまた後で」という時が難しいように思います。私自身も経験があってとてもよく分かるのですが、レッスンの予約をすること自体がとても「大変」な気持ちになってしまうのです。

ピアノはできるだけ毎日練習したほうが良い、それは当然です。でもに仕事に追われるとなかなかそれができません。

練習出来ないから、この状態でレッスンに行くのは…ということが続き、レッスンに向かう足が遠のいてしまう。次のレッスンという目標がないからますます練習が出来なくなってしまう。

この状態に陥ってしまうのです。

今の先生のところに伺うようになったころ、私は中学校の教師をしていました。最近はニュースなどで取り上げられるようになってきましたが、「勤務時間」という感覚のない職場で、仕事に終わりというものがありません。

ただ、それで「弾けていないから」とレッスンの回数を減らすと、練習もできなくなってしまうことがわかっていたので、先生には申し訳なかったのですが、「弾けても弾けなくてもレッスンには行く」と決めました。

弾けていない状態でレッスンに伺った時には、この奏法の場合に特に重要な、音の質、響きの質を聞き分ける「耳のレッスン」が中心になります。

弾いているときの自分の指や手・身体の感覚と、その時出ている音や響き。自分自身の耳でとらえているものと、先生の言ってくださることとの違い。指や手・身体の使い方を修正し、またその時の音や響きを自分でとらえていく。

続けていくうちに、耳で響きがとらえられるようになり、指や手・身体の使い方が身につくにつれて、楽に弾けるようになっていきました。

忙しい大人の方にこそ、レッスンで「音を聞き分ける耳と、楽に弾ける指・手・身体の使い方」を継続して学んでいただくことの大切さ。そして継続することでより短い練習時間で弾けるようになること。

私も経験した、この奏法ならではの良さを、ぜひお伝えしていきたいと思っています。