姿勢でピアノの響きが変わる

昨日、生徒さんのレッスンをしていて、肩が上がって、明らかに力が入っていることに気がつきました。

それをお話しして、肩の力を抜く意識、腕の重みがすべて鍵盤にのる意識で弾いてみると、ピアノの響きも変わってきました。

姿勢は自分では気づきにくい

実は、私自身も、学生時代から、「ひじで支えているから鍵盤にうまく力が伝わっていない」と何回も言われていたのですが、自分ではなかなか分からないものです。

というのも、身体の使い方は、その使い方で慣れているため、逆に正しい使い方にすると違和感が出て、元に戻したくなってしまうからです。

今の先生のところに行き始めてからも、「肩に力が入って、腕の重みが鍵盤にかかっていない」ということはしばらくの間、大きな課題になっていました。

「目からうろこ」という感じがしたのは、ポゴレリチの動画を見たときです。なんと自然に、そして効率よく身体を使っているのでしょう。

この動画を見てからは、そのイメージをできるだけ頭に置いて、練習するようにしました。同時に、「腕の重みが鍵盤に全部のっているか」ということにも、それ以前よりはるかに注意をはらうようになりました。

同時に、レッスンで先生が弾いてくださるのを見る時も、手の周辺だけでなく、できるだけ一歩弾いて、身体全体を見るようになりました。

姿勢で、響きは確実に変わります。

肩甲骨~腕の下側~手の内側を意識する

座る時には、背筋を伸ばしていすに浅く腰掛けます。おへその下、よく呼吸法などで「丹田」と言われるところを意識して身体を前に傾けます。

この時に、腕を両側におろして力を抜いたままにしておくと、身体が曲がっても、腕は真下にだらんと下がった状態になります。

そのまま、ひじを曲げて鍵盤の上に置けば、肩とひじの力が抜けた状態で、手を鍵盤の上に置くことができます。

実際にピアノを弾く時には、当然、力を入れなくては弾けないのですが、肩甲骨から腕の下側を通って、手の内側までに意識を置いていきます。

身体の使い方を変えると楽に弾ける

昨日の生徒さんの場合には、御本人が「ピアノの練習をした後、何だか肩が痛いな、と思っていたのですよ。力が入っていたんですね。」とおっしゃっていました。

同時に、管楽器を長くやっているご自分の経験から、「直すには、少し時間がかかるかもしれませんね。」とも言っていました。

確かに、そう思います。特に「弾くこと」に意識を向けていくと、なおのことそうなりがちです。

でも、意識し続けていくことで、身体の使い方を変えることはできます。響きそのものも大きく変化し、とても楽に弾けるようになるのです。

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