こんにちは。

小さい子どもさんへの説明は、工夫が必要ですね。

中学校で教えていたので、つい、言葉が難しくなりがちなのと、「分かっているはず」の範囲が中学生基準になりがちなので、できるだけ気をつけています。

教本の説明をなぞるのではなく、できるだけ本質的な話をする、ということも大事だと気付かされました。

 

幼稚園年長の生徒さん。

先日、「きのいいあひる」の練習をしていて、初めて♯が出てきました。

本には、「♯のついた音は、白鍵(白い鍵盤)の右がわにある黒鍵(黒い鍵盤)を弾きます」とあって、その説明を読んで確認しました。

曲の中にあるのはド♯とレ♯の2つ。

曲を弾くだけなら、その説明で良かったのですが、「右側に黒い鍵盤がない音の時はどうするの?♯はないの?」と鋭い質問。

 

確かにそうですね。

本来は「半音上がる」が正しいわけですから、ミ♯も、シ♯もある。

「一番近い、右側の音を弾くよ。黒い鍵盤がある時は、黒い鍵盤のほうが近いから黒い鍵盤を弾くけれど、ない時は、おとなりの白い鍵盤を弾くの。」

説明を変えて納得してもらいました。

 

翌週のこと、クリスマス会で「ジングルベル変奏曲」を弾くことになり、譜読みを始めました。

「変奏曲は、ジングルベルをいろいろに変えて弾く曲」という簡単な説明をしました。

主題は右手がメロディー左手が伴奏。

第1変奏で左手にメロディーがきます。

「どうして左手に変わるの?」

「元の曲をいろいろに変える、その一つの形なの。」

話しているうちに、「変奏曲」の「変奏」を「変装」と同じだと思っていたことがわかりました。

確かに読み方は同じ「へんそう」だし、お洋服を変えるように、元の曲をいろいろに変えていきますからね。

 

思わぬ発想にびっくりしたり、楽しくなったり。

レッスン中にはいろいろなことが起こります。