こんにちは。

昨夜は、みぞれだったので、大丈夫かと思ったのですが、朝になってみたら雪が積もっていますね。

お出かけになる方は、くれぐれも足元にお気をつけ下さい。

 

ピアノ練習では相乗効果というのがある、と感じたお話です。

学校での伴奏オーディションに向けて、短期間で譜読みを頑張った生徒さん。

同時にショパンのノクターンも練習中なのですが、左手の伴奏音型の譜読みがちょっと大変そうでした。

原因は、和音がどんどん変わること。さらに、もともと♭3つがついている上に臨時記号がたくさん使われていること。

 

昨日のレッスンでは、1ページ分、両手で合わせて弾けるようになっていました。

伴奏練習に集中していたことを考えると、本当に驚くほどの大進歩です。

お迎えに来たお母さまに伺ったところ、「伴奏の練習が多くて、時間的にはそれほど弾いていなかったのですが。相乗効果でしょうか。」とおっしゃっていました。

それを伺って思い出したことがあります。

「ピアニストの脳を科学する」という本によると、初見が上手なピアニストは、今弾いている音の4~8音くらい先を見て弾いているのに対して、初見が苦手なピアニストは2音くらいしか先を見ていない、という研究があるそうです。

短期間に伴奏の譜読みを集中して行った経験から、今弾いている音の先を見て弾く、という力が伸びたのではないのかと思うのです。

プロのピアニストのレベルになると、ある程度以上は先天的な能力による部分があるようですが、先ほどの本の中に、初見の力は、15歳までの初見演奏の練習量によって変わってくるとの研究結果が紹介されていました。

 

そうだとすると、やる気パワーを出して集中的に取り組んだことは、ピアノを弾く力全体を伸ばしていく良い機会になったということですね。

インフルエンザの影響で、学校の伴奏オーディションそのものは延期されているそうですが、積極的に取り組むと自分自身の力を伸ばすことにつながる、という良い例ではないかと思います。