昨日、ちょうど前の生徒さんが帰った直後、誰もいないレッスン室に入ってきた小学校1年生の生徒さん。第一声が「もうすぐ誕生日なんだ!」

「そう、お誕生日、いつなの?」「18日。」「じゃあ、もうすぐ7歳なんだね。」

うれしそうです。子どもたちにとっては、お誕生日で、1つ歳が増えることはほんとうにうれしい。成長を自分でも実感できるからでしょう。

この1年で、できるようになったことがたくさんあります。クリスマス会では、頑張ってお姉さんと連弾をしました。練習をたくさんして、本番に向かう経験を積みました。

音符もずいぶん早く読めるようになって、昨日も、音符カードを見ながら、「ド」「ソ」と次々に読むことができました。

リズム打ちは、早い段階で上手にできるようになっていましたが、昨日の「うたあそび」の課題のリズム打ちも、スムーズです。

何よりも、集中力が1年前とは全然違っています。30分、集中してレッスンに取り組めるようになりました。

ピアノに向かった時、そういう一つ一つの力が発揮されます。「ビッグベンのかね」が次の課題ですが、音符を読み、3拍子のリズムを感じながら弾く。

それがすぐできるようになりました。付点四分音符の3拍も、自分で「1・2・3」と数えながら、伸ばせます。

力は、一朝一夕につくものではありません。毎日はほんの少しずつの積み重ね。でも、それを積み重ねたかどうか、というのは、とても大きいことです。ふとある日気がつくと、あれもこれも一度にスッとできるようになっている。

特にお子さんの場合は、そういうことが多いように感じます。最初はよく分からないまま重ねていた経験が、ある一定の量、蓄積すると、その意味が分かり、次にやるべきことが見えてくるようになるのでしょう。

大人の場合は、先に意味が分かり、やるべきことが見えています。そこに練習をしていく。

方向が逆ですね。だからこそ、どんな経験をするか、日々どれくらい積み重ねができるか、ということが大切になってきます。

もともと、歌が大好きで、「うたあそび」が楽しみな生徒さんです。レッスンの最初に「うたあそび」をするのが基本なのですが、この生徒さんの場合、本人が「最後にやりたい。」と言います。

ですから、ピアノの後に「うたあそび」。昨日も、歌をうたい、太鼓をたたき、ニコニコしながらレッスンを終え、帰っていきました。

見送りながら、お子さんの成長の速さに改めて感心し、うれしい気持ちになりました。