こんにちは。

少し風が冷たいけれども、春らしい陽射しです。

ふと気がつくと、庭のクリスマスローズが咲いていました。

「クリスマス」という名前が付いているのですが、これは、今の時期に咲く品種のようです。

買った当時は意識していなかったので、品種名が分からないのが残念ですが、けっこうよく増えて庭に何株もあります。

 

人間は言葉でものを考えますので、同じようなことは色々な場面で起こります。

花の名前を知らないと、「木に咲いているピンク色の花」になりますが、知っていると「梅」なのか「桜」なのか「桃」なのか区別できるようになります。

さらにもっと詳しく知ることができれば、「桜」のなかでも「ソメイヨシノ」なのか「ヤマザクラ」なのか区別できるようになっていくわけです。

 

ピアノの音も同じです。

認識していないと「ピアノの音」

ですから、時々「猫が弾いてもピアノの音がする」などと言われることがあります。

でも、実際には色々な音色を出すことができます。

柔らかい音、かたい音。

細い音、太い音。

澄んだ音、濁った音。

遠くまで飛ぶ音、近くで落ちる音。

高く上がる音、ピアノの周辺にとどまる音。

 

ただ、花と同じく、それを区別できるかどうか、というのがとても大切です。

「咲く時期」や「色」や「形」のはっきりした花は、ある程度分かりやすいと思います。

音の場合には、最初は難しく感じるかもしれません。

でも、今の音は言葉で言うとどんな感じかな?と表現してみることをくり返し、合わせて身体の使い方をいろいろ工夫していくことで、少しずつ分かってきます。

音楽をつくる上で耳の訓練は、本当に重要だと考え、レッスンしています。