こんにちは。

小さいお子さんとのレッスンでは、思わぬことがおこることもあります。

発想が大人とはちがうからで、先日もこんなことがありました。

 

ピアノの前に座って弾き始めるかと思ったら、あっちこっち見ていて、

「どうしたらこのピアノは音が出なくなるの?」

ピアノの音が出なくなる???

それは、故障で大変なことですよね。

そもそもそんなことあるかしら?

 

「このピアノの音が出なくなることはないのよ。」と答えたものの、生徒さんの質問に答えたことになっていないのは明らかです。

う~ん。何が知りたいんだろう?

前回、ピアノの鍵盤を押すと、ハンマーが上がって弦をたたくところは見せてあげたのだけれど…。

質問を変えてみることにしました。

「どうして、それが知りたいと思ったの?」

「うちのピアノは、ここを押すと音が出て、また押すと音が出なくなる。」と言います。

分かりました。

生徒さんの家のピアノは電子ピアノです。

スイッチでオンオフできます。

ところが、レッスン室のピアノにはスイッチがありません。

それで疑問に思ったわけです。

 

「このピアノは、電気を使わないの。さっきたたいた太鼓と同じ。

太鼓は電気を使わないで、たたくと音が出るでしょう。

このピアノも、鍵盤を押すと、太鼓と同じであの部分が上がって、この線(弦)をたたくから音が出るの。

だから、スイッチもないの。」

と答えると、ようやく納得したようでした。

 

きっと一生懸命考えていたのでしょうね。

でも、そうやって自分でも考え、質問して一つずついろいろなことを学んでいくんだな、と思いました。

思わぬ質問に、ほほえましく、そして小さいお子さんの成長の過程を見せてもらったレッスンでした。