こんにちは。

昨日は、すみだトリフォニーホールに行ってきました。

このコンサートでブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏するピアニスト、川村文雄さんは、私の師事する大野先生の一番弟子。

今までソロの演奏は伺ったことがあるのですが、オーケストラとの競演を伺える機会はなかなかないので、思い切って出かけてきました。

 

行く前にあらためていくつかの演奏を聴いてみたのですが、この曲、ピアノ協奏曲でありながら、いわゆるピアノ協奏曲とは違う。

交響曲の感じに近い。

大野先生も「あの曲、本当に難しいんですよ。」とおっしゃっていましたが、いろいろな意味で確かにものすごく難しいのだろうと思いました。

 

実際の演奏では、まずなんという音の美しさ!濁りのない響きの美しさ!

まっすぐこちらの心にまで響きが届いてきます。

ああ、この奏法を極めていくと、こういう響きになるのだな、という思いがしました。

そしてその響きが音楽とともに多彩に変化していきます。

 

きらっと光る音。

柔らかい音。

オーケストラと融け合う音。

オーケストラの音から抜けて届いてくる音。

 

こんなにいろいろな音が出せるなんて。

弾く人によってこれほど違うのだな、と改めて思いました。

同時に、ピアノという楽器の魅力も再認識しました。

やっぱりピアノは素晴らしい。

 

2階席だったのですが、ちょうど手がよく見える位置にいたので、手や身体の使い方もとても勉強になりました。

無駄な動きがない。

ほんの一瞬のせて、でもその後いかに上手く力を移動させているか。

身体の軸はどうなっているか。

 

ブラームスの音楽に浸り、また次への勉強のエネルギーをたくさんいただけた素晴らしい時間でした。