さまざまな音色や響きを曲に生かす

昨日は自分のレッスンに行ってきました。

今、みていただいているのは、バッハのフランス組曲3番。前回、新しいタッチを教えていただいて、この10日程は、アルマンドとクーラントで、そのタッチを中心に練習していました。

前回のレッスンの時には、音型によって、響きが変わってしまうこと、特に左手で白鍵と黒鍵が混ざっている部分の黒鍵の響きが課題でした。

かなり気をつけて、虫様筋を使って引っ張り上げる感覚と、指を使って押す感覚とのバランスのとり方を考えながら練習していました。

実際に聴いていただくと、良いところをねらえています、との言葉をいただき、とりあえずホッとしました。

その後、話題は音色を変える上での、ウナコルダの使い方についてになりました。

私自身、「ソフトペダル」「弱音ペダル」という言い方もあって、弱い音にしたい時に、踏むもの、と長年思い込んでいたので、以前にもお話を伺っていたのになかなか使いこなせないでいるのです。

「弱い音の時に踏む、というイメージがありますが、そうではないんですよ。音色自体が変わりますから。」

かつて、ヴィルサラーゼがショパンのノクターンを演奏したとき、最初から最後までウナコルダを踏んでいた例を挙げ、その音色を使いたいと思えば、極端な話、それもありうることを教えていただきました。

これは大きな課題です。

同時に右ペダルについて、もう少し長く踏んで、響きを混ぜてみるという方法もありうる、ということを言っていただきました。

これはネイガウス流派特有のペダルの使い方で、ぎりぎりのところまで響きを混ぜていくことになります。

今回、葵の会で弾く作品発表の曲の演奏では、その手法を使おうと考えていたのですが、バッハでそれをするというのは、発想がなかったので、ちょっと驚きました。

思い切ってペダルを長く踏み続けて、響きを混ぜてみました。いつものバッハとは全く違います。

これも、音と音がぶつからない、響きのある音色だからこそできること。

響きで楽しみつつ、いろいろな研究をする余地がたくさんあるということを教えていただきました。また、勉強していきましょう。

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