先日のレッスンで、15種類のタッチを学んできました。先生のブログを読むと、すでに25種類まで増えています。

それだけのタッチを、どう使いこなしていくか。今の私の課題はそこにあります。

タッチを一つ一つ習得していく

まずは一つ一つのタッチについて、どんな響きの音なのかを確認しながら確実に自分のものにいく練習をしています。

直接レッスンで学んできた15種類だけでも、一つ一つ確認していくと、それだけであっという間に1時間が過ぎてしまいます。ただ、ていねいにその一つ一つを確認していくことで、耳も鍛えられている感覚があります。

さらに、左手の4,5の比較的弱い指がしっかりしてきた実感もあります。どうしても、右手のメロディーラインに意識がいき、左手がおろそかになりがちだったので、そういう意味でも、練習の良いきっかけになりました。

オクターブとトレモロのタッチも入ってきているので、特に良いのかもしれません。「手が小さい」とつい言い訳していましたが、以前に比べるとはるかにしっかりとオクターブがつかめるようになっています。

とにかくゆっくり音色を確認しながら練習する

それと同時に、そのタッチを、実際の曲の中で使えるようにしていく必要があります。私の場合には、まだ「自然に」使えるようにするには、時間がかかります。

まずは、とにかくゆっくり、一つ一つの音について、流れの中でどんな性格の音色にしていきたいかを考えながら練習する段階を作っています。

例えば、流れの中で強調したい音には、輪郭のくっきりするような音を選びます。前後の関係で使いにくいタッチもありますが、その場合は、そのタッチが使えるようになるまで さらにテンポを落として弾いてみます。

手になじむまで練習すれば、ある程度、テンポを上げた時にも出したい音に近いものがでるような感覚があります。

滑らかに下降する場合には、フェザータッチを中心に、その中でも重みのかけ方を変えていくように、考えながら、練習していきます。

演奏を変えるために

地道な練習ではありますが、一つ一つの過程をていねいにしていくことで、自分の音楽に対する感覚そのものが変わっていくことを実感します。

今は、バッハを中心に練習しているのですが、その練習過程の中で、ここにこんな音がある、という驚きや発見がたくさんあります。

先日のレッスンで、大野先生と甲賀先生が弾いてくれたフレーズを聴いた時にも、「ここにこんな音があって、それをこんなふうに取り出していくんだ」という驚きがありましたが、それはこういう過程の練習を数多く行っていく中で「自然に」できるようになったものでしょう。

それを頭に置きつつ、またていねいに一つずつ練習をしていきます。