こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

 

もともと手が小さい方や、成長期のお子さんがピアノでオクターブを弾くのは、弾きにくいですね。

私も手が小さいので、ずっとオクターブの連続は苦手中の苦手でした。

練習していると、手の上がすぐ痛くなってしまいました。

 

でも、ふと気がつくと、最近は以前よりはずっとらくに弾けるようになった気がします。

この奏法に変えて間もない頃、先生から「タチアナ・ニコラエワ先生の手はちいさかった。」と伺った時には、あれほどのピアニストが、と信じられない思いでした。

でもその後、同じ奏法の若い女性ピアニストの方に手の大きさを比べてもらったら、私よりも小さいのです。

あんなに何でも弾ける方なのに、とそこでも思いました。

それ以来、「手が小さいから」というのが言い訳にならない、と実感し、それまではどこかで言い訳にしている部分があったと反省しました。

 

最近になって、以前よりオクターブが弾きやすくなったのはどうしてかと考えると、最大の理由は手の内側の支えが強くなってきたことにあると思います。

手の内側の、指の根元、てのひらと指の境の辺りの筋力がついてきて、そこで支えられるようになったからです。

同時に、オクターブを弾く時でも、ピアノの鍵盤を前よりも短い時間でとらえて、すっと力を抜く感覚がわかるようになってきました。

最初の頃、オクターブの連続のある曲を弾いた時「鍵盤をわしづかみにしようとするのではなくて、点でとらえる感じ」と言われても、その感覚は分からなかったのですが、ようやくそれが分かってきました。

今、レッスンに来ている幼稚園や保育園のお子さん達の、かわいい小さな手を見ながら、これからの成長を楽しみに思うとともに、たとえ手が小さくても十分弾くことができる奏法を伝えられるということもうれしく思います。