昨日は、都内までレッスンに行ってきました。

今はモーツァルトの「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲」を練習中。

来年の4月、葵の会の定期演奏会で弾く、私の大好きな曲です。

先日、調律をしていただいてから、自宅ピアノを弾いた時、音の流れがとても見えやすくなったと感じていました。

音の集まる場所を意識して、調整していただいたからかもしれません。

先生のレッスン室のスタインウェイではどうかな?と思ったのですが、音が上がっていく感覚を持って弾くことができました。

大野先生からも「全部の音が上がっている」と言っていただき、うれしくなりました。

 

今は、ソコロフのタッチを意識して御指導いただいているのですが、このタッチは響きが高いところに上がりやすいと思います。

・指のつけ根に意識をおいて、一瞬だけ鍵盤の底に触れてから、できるだけ速く引き上げる。

・鍵盤に触れるのは指と爪の境の部分で、できるだけ小さくする。

・モーツァルトの明るい音色がほしいので、鍵盤の底といっても、浅いところをねらう意識で弾く。

前提となるのは、腕の下側の支えと指のつけ根の支え。その支えがあった上での指の脱力なのですが、それが以前よりできるようになってきているからかもしれません。

 

今回の変奏曲の練習を始めるにあたり、私はディーナ・ヨッフェ先生の動画を見ました。

響きが高く上がっていること、その高い所の響きを聞きながら演奏していることがよくわかりました。

まるでその響きの上がった先にモーツァルトがいて、そのモーツァルトと会話しているかのようにも感じられました。

私も少しでもその感覚に近づきたいと思いつつ、この曲を弾いていました。本格的に意識して奏法を変えて5年半。ほんの少しではあっても、理想とする方向に近づけた気がしたレッスンでした。