一人ひとりに
寄り添い、
心を育てる
私は、公立中学校の教師として30年、勤めてきました。のべ3500人以上の中学生と関わってきた中で、「一人ひとりに寄り添い、心を育てる」ことの大切さを痛感しました。
そのために、「頑張ったこと、できたことに目を向ける」こと、レッスンを受ける生徒さん自身の「こうしたい・こうありたい」という思いを大切にすることを、特に重視しています。
私は、公立中学校の教師として30年、勤めてきました。のべ3500人以上の中学生と関わってきた中で、「一人ひとりに寄り添い、心を育てる」ことの大切さを痛感しました。
そのために、「頑張ったこと、できたことに目を向ける」こと、レッスンを受ける生徒さん自身の「こうしたい・こうありたい」という思いを大切にすることを、特に重視しています。
ピアノ(音楽)の世界は、学校生活や日常にはよくある、正解があったり、減点法でみられたりするところではありません。一人ひとりの、その人ならではの音楽・演奏がある場所です。
その一人ひとりの音楽を一緒に探し、ピアノを通して自信が持てるように、笑顔になれるように、そう願ってレッスンをしています。
例えば、イベントの曲でも、生徒さん自身の気持ちを大切にするようにしています。
発表会の曲は、クラシックなので、私が生徒さんごとに3曲ずつ候補を考えて、その中から選んでもらっています。
クリスマス会は、お楽しみ要素が大きいので、自分の弾きたい曲を選んでもらいます。その生徒さんに合わせて、伴奏を簡単にした楽譜を作ることもよくあります。
その中で、「弾きたい曲が弾けた」という満足感が持てるようになり、次もまた練習を頑張ろうという意欲につながっていきます。
レッスン室には、最高峰の楽器であるドイツ・ハンブルク製スタインウェイB-211のピアノを設置。生徒さん全員に、このピアノを使ってレッスンしています。
楽器には1台ずつ個性があります。当教室レッスン室のこの楽器は、スタインウェイピアノの中でも、タッチの変化によって様々な音色を出せるという意味で、最高の水準にあるピアノであると自負しています。
小さい頃から、良い音を良い楽器で聴く習慣をつけることで、豊かな感性を養います。
ピアノが上達するためには、生徒さん自身がレッスン内容を理解して、
家庭で練習をすることがとても大切です。
ですから、家庭で自分から練習ができるようになるために、様々な工夫をおこなっています。
ピアノの上達には、家庭での練習が欠かせません。その練習ができるようにするために、レッスンノートを活用しています。
小さいお子さんは、練習した日にはシールを貼っていきます。文字が自由に書けるようになった大きいお子さんは、練習時間の記録をつけていきます。
記録していくことで、生徒さん自身が練習時間を意識し、自立した練習ができるような仕組みづくりをおこなっています。
「自分の言葉で確認する」ということも意識しておこなっています。
ただ先生の言うことを聞いているだけでは、なかなか自分のものにはなりません。「どんなことに気をつけて練習したら良い?」とレッスンの最後に確認し、レッスン内容が自分のものとなるようにしています。
ピアノの課題とともに、音符ドリルや、教本の併用ワークブックなども活用して、音符や楽語・リズムなどを学べるようにしています。
自分で音符が読めて、リズムが分かれば、練習も自分でできるようになります。さらに、レッスン以外の曲にも取り組めるようになります。
「学校の音楽の時間に、その場で合奏のピアノパートを弾いた」とか、「音楽の授業でやっている曲のピアノパートを家で弾いて、実際の合奏の時に弾いた」という生徒さんもいます。それは、日常に譜読みができるようにしているからです。