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2018.07.09

知っていることと実際に行うこと

こんにちは。

ポゴレリチの録画を見てから、いかに背中から肩・ひじ・手首・指まで力をうまく伝えていくか考えながら練習しています。

 

一つ気付いたのは、腹筋。

背中を使うためには、お腹で支える必要があります。

以前から「お腹を押さえる感じで使う」ということを言われていたのですが、ようやく「こんな感じなのかな?」と意識できるようになってきました。

特に背の小さい私の場合、「上から」弾くわけにはいきません。

その分、鍵盤との距離を離さないと、大きく腕を動かすことが難しい。

必然的に、今までよりもさらに椅子を後ろに下げてみました。

そうすると腹筋で押さえないと身体がとても不安定になってしまいます。

 

もう一つは、小指で弾く時に親指を上げるためには、ひじから先がかなり自由でないとできない、ということ。

今まで、私がどうも親指でバランスを取るのが難しいと感じてそのためのようです。

椅子を下げ、肩から指先・つまり鍵盤までの距離を広げたところ、その部分の自由度はあがりました。

結果として親指でバランスをとりつつ小指で音を出す、ということがしやすくなりました。

 

自分としては音が変わった感じがあるので、レッスンでみてもらおうと思っています。

ピアノを弾くというのは、ついつい見える範囲であるひじから先に意識が行きがち。

でも、身体全体、そのすべてがつながりあっているので、全体を調整していくことで弾きやすさ、音も変わっていく。

今までも「知って」いましたが、実際に「わかって」いく、「行って」いくというのはまた別なことだと実感したここ数日でした。