ブログ

2018.02.13

楽しむことと脳内物質

こんにちは。

今朝は冷え込みましたね。でも、空気が澄んでいるので、2階のベランダから富士山がきれいに見えました。

富士山は何か特別感があって、見えると「あ、見えた見えた。」とうれしくなります。

 

今日は、楽しむことと脳内物質に、ついて書いていきます。

ピアノだけでなく、学習とも関連しているので取り上げてみることにしました。

私は、脳科学に興味があるので、関連する本は時々読んでいますが、最近「脳を最適化すれば能力は2倍になる」という本を読みました。

この本は、たくさんある脳内物質の中から、研究が進んでいる7種類を取り上げて、日常生活との関連で解説しています。

 

この本で取り上げられている脳内物質の一つ、ドーパミン。

仕事や学習にとても関係しています。

これは同時に「幸福感」ととても関係の深い物質です。

目標が達成されたとき、ドーパミンは分泌され、「やった!」という達成感とともに、幸福感に満たされる。

ピアノでも、弾けなかった部分が弾けるようになった、上達したと実感すれば、達成感とともにドーパミンが分泌されて、幸福感が得られる。

そうすると、次にまた、チャレンジしようという意欲がわいてきます。

 

本の中では資格試験の勉強が例に取り上げられていましたが、「楽しい」と思いながら勉強するとドーパミンが出るそうです。

ドーパミンは「物覚えが速くなる」「上達が早くなる」「記憶力がよくなる」という効果もあるので、学習効果がアップしていきます。

「好きこそものの上手なれ」と昔から言われていますが、これが現代の脳科学で裏付けされたわけですね。

楽しいと思う→ドーパミンが分泌される→上達が早くなる→上達が実感できる→さらにドーパミンが分泌される→楽しくなる

こういうサイクルができあがると、何事も楽しみながら進歩することができるようになります。

いかにこのサイクルを作り上げていくか。

知識として分かっていて、意識するだけでも変わってくる部分があるのではないかと思います。