幼稚園・保育園児のレッスン

生徒さんの成長が実感できた場面

こんにちは。

もしかしたらまた雪?と思っていたのですが、雨でちょっとほっとしています。

 

今日は、生徒さんの成長が目に見えて実感したことについて書きますね。

私は、ずっと中学校で教えていましたから、生徒がある「何か」をきっかけに、ぐっと成長する場面をたくさん見てきました。

「何か」が何であるか、いつその「何か」がくるか、それは分かりません。

友人との関わりであったり、行事で役割を果たしたことであったり、部活動での活躍であったり、ある授業の内容に興味を持つことであったり、本当にタイミングも内容も様々です。

でも、30年中学生を見続けてきて、一人の生徒が大きく変わる場面は必ずある、と言い切ることができます。

その実例を心の中にたくさん持っている、というのが私の指導の支えになっています。

 

特に小さいうち、育児書などに「○歳児はこんなことができるようになります。」という記述があると、うちの子はどうだろう?と思うこともあるかもしれませんが、これはあくまで目安に過ぎません。

小さいお子さんは、当然のことながら中学生よりもはるかに個人差が大きいです。

個人レッスンの良さは、一人一人の生徒さんの状態に応じて柔軟に対応できるということにあります。

特に、ピアノを弾くことについては、指がある程度使えるようになることがとても重要です。

無理をして弾くと、手の形や音の出し方に影響します。

最初はゆっくりに感じられても、良い手の形を意識できるようにしたり、良い音を聞き分ける耳が育っていたりするほうが上達は早くなります。

 

昨日、レッスンした幼稚園の年中さん。今4歳、もうじき5歳になります。

ずっと中指を中心に弾いてきました。

そろそろ中指を使ったときの「支え」の感覚がつかめてきたようです。

生徒さんが指の支えを意識して弾いている、という感覚が伝わってくるようになったのです。

昨日から他の指(人差し指と薬指)も使って弾くことにしました。

お母さまが「幼稚園のピアニカのときにも、手をこうやって弾くようにしている、と言っているんですよ。」とおっしゃっていました。

この形が良いからこう弾こう、という意識が持てるようになっているのですね。

 

 

一つ一つは小さい積み重ねでも、ある時、ぐっと成長が感じられるようになる。

また一つ、そんな場面を見ることができました。

続けていくことで成長が実感できる

タンバリン 鈴

こんにちは。

ずいぶん日が延びましたね。夕方、雨戸を閉める時間がだんだん遅くなっています。

立春を過ぎて、こういうところからも春の気配を感じることができます。

 

今日は、続けていくことで成長が実感できる、ということについて書きます。

小さいお子さんのレッスンをしていて、前に似たようなことをした時との違いを感じます。

レッスンで学んだことの蓄積+心身の成長。

両方でぐんぐん進歩していくのですね。

 

年長さんの生徒さん。

しばらく前に「うたあそび」で「ぶんぶんぶん」をやったときには、八分音符のリズム打ちがとても難しくて、大変でした。

「おいけのまわりにのばらがさいたよ」のところです。

八分音符は1拍に2回たたくというのを何回も練習しました。

 

「うたあそび」は大好きで、毎回終わると「次はなんだろう?」と本を見ています。

メリーさんの羊も、先週から楽しみにしていて、来るとすぐ、「今日はメリーさんの羊だ。」と言っていました。

ピアノの練習をした後、メリーさんの羊を歌いました。

右側にはいろいろなリズムをたたく課題があります。

タンバリンを出してきて、たたきました。

今回も、八分音符が出てくる課題がありました。

四分音符・八分音符2つ・四分音符・四分休符のように。

ちょっと迷いましたが、今回はすぐできました。

たん・たた・たん・うん

「あ~、あれね。」という感じです。

 

お子さんは、どんどん成長していくので、本当に物事をぐんぐん吸収していきます。

昨日もそれを実感しました。

そして、特に小さいうちは、意識せず、身体の中にしみこませていくような学び方をしていきます。

子どもは同じ事のくり返しが好きですが、身体の中にしみこませていく学び方と関連しているのでしょう。

 

これも、続けているからこそ。

一度やっても、次にまた同じ事を学ぶ機会がなければ、忘れてしまいます。

すぐに結果が出ることもありますが、少し時間がかかることもあります。

一人一人とその時間を過ごして指導できる個人レッスンの良さが生かせる部分でもあります。

学んだことの蓄積+心身の成長を実感したレッスンでした。

 

楽しく「うたあそび」

 

こんにちは。

寒い日が続きますね。

全国的にインフルエンザが大流行しているとか。近隣の小学校でも、学級閉鎖がある、という話をレッスンに来た生徒さんがしてくれました。

手洗い、うがいとともに、睡眠時間の確保がとても大切だそうです。しっかり休んで免疫力を高めましょう。

 

昨日は小さいお子さんのレッスンが続きました。

小さいお子さんのレッスンには、「歌う」「リズム打ちをする」「お手玉をする」などいろいろな活動をいれていきます。

遊びながら「自然に」というのを大切に考えているからです。

 

2人とも「うたあそび」というソルフェージュの本を使って、歌をうたいながら、手遊びをしたり、リズム打ちをしたりします。

歌とは違う簡単な楽譜が載っていて、それを歌ったりもします。難しく言うと「新曲視唱」ですね。

1人は昨日「まつぼっくり」を歌って、手遊びをしました。

にこにこしながら楽しく歌って遊びました。

幼稚園で習っていたのと、「うたあそび」の本にあったのとで、少し動きが違ったようです。

幼稚園で習ったのを教えてもらいました。

おさるが拾って食べたところが、とても上手にできていて、ほほえましくなりました。

もう1人は、「ぶんぶんぶん」。先週は手遊びをしました。

「おいけのまわりにのばらがさいたよ」が言えなかったのですが、「ばらというお花があるでしょ。野原に生えているばらを『のばら』というの。」と説明するとすぐわかりました。

今週は、リズム打ちです。歌詞に合わせて「はちがとぶ」のところは八分音符が4つに四分音符1つ、四分休符1つを打ちます。

最初は「あれ?数が多いよ。」ということもあったのですが、ゆっくりやってからもとのテンポに戻すと、できるようになりました。

もうじき小学生。30分間しっかり集中できるようになり、成長ぶりを感じます。

できないところを自分から「もう1回やる」と言って、できるようになるまでくり返す、粘り強さも身につきました。

リズム感や読譜力は、一朝一夕には身につかないからこそ、少しずつの取り組みが大切です。そのためにも、まずは「楽しく」学べるようにしていこうと考えています。

年長さんの成長を実感

こんにちは。

小さいお子さんの成長というのは本当に目をみはるものがありますね。

昨日レッスンした保育園年長の生徒さん。もうじき1年生になります。

去年の暮れにたった1週間でぐんと成長したと感じた時がありました。それまでと比べ、落ち着いて話が聞ける時間が長くなり、集中力が高まったと感じたのです。

付き添いでいらっしゃったお母様に「とってもお姉ちゃんになりましたね。先週と全然違います。」とお話ししたところ、「就学時健診があったからかな。」とおっしゃっていました。

その後も、お姉ちゃんぶりはますます進化。ごあいさつも、「お邪魔します。」など、大人びたバリエーションを覚えて、言えるようになり、時々こちらがぴっくりすることもありました。

ピアノの面で大きいのは、注意すべきポイントを私が言った時に、本人の中にそれが入っていく感じがこちらにも伝わるようになってきたことです。

以前は、手の形や音の出し方について話しても、本当にその場で終わってしまい、2回くり返すと、2回目には元に戻ってしまうことがよくありました。

でも、昨日は指の付け根の関節を指して、「ここのぐりぐりが出るように弾いてね。」と話したあとに弾いたとき、「ここのぐりぐりがでるように弾けた。」と言ったのです。自分で課題意識を持って弾き、それを自己評価できるようになったのだなあ、とうれしくなりました。

間違えてしまった所の練習も、できるまで何回もくり返して頑張りました。

ピアノの個人レッスンの良さは、一人一人の成長に合わせてきめ細かく見られるところにあります。生徒さんの成長する様子を、お家の方と一緒に見ることができて、本当に幸せに思いました。

いすの高さと足台の高さの調整

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

幼稚園の年中さん。ピアノの椅子を一番高い位置にして、その上にクッションを置いているのですが、身体が小さいので、鍵盤の上方から力をかける感じに弾くことができませんでした。

今の奏法で演奏する時は、椅子は高くします。(ソコロフも椅子は高いです)

手首を上げ、腕の内側の筋肉と手の内側の筋肉で支え、効率的に力を使うためには椅子は高い方が弾きやすいからです。

何か高さを調節する工夫が必要だと考え、先日はホームセンターをうろうろしながら何かないかな、と探しました。

板では固くて痛いし、クッションを重ねても沈んでしまうし、ということであれこれ考えていると、たまたまコルクマットが目に入りました。

厚さ1枚8mmですから、重ねて調節するには良いし、クッションほど柔らかくないし、板のように固くて痛いということもありません。

さっそく買ってきてカッターナイフで大きさを椅子と足台に合わせて切りました。全部で12枚になったので、足台に6枚、椅子に6枚敷きました。

重ねただけだと「ずれちゃう。」とのこと。

今日は、それを解決すべく、幅3㎝のゴムで止めてみました。これで安定するのではないか、と期待しています。3枚ずつまとめ、さらにそれを二つ組にしました。ちょっと見ばえは良くないかもしれませんが、これで4.8㎝ずつ椅子も足台も上がります。

明後日、保育園の年長さんの生徒さんが来るので、そのときにまた試してみたいと思います。もしかしたら、体格によってはもう少し上げる必要があるかもしれません。

幼稚園・保育園の小さいお子さんには、良い姿勢、良い手の形を意識して弾く習慣をつけることがとても大切です。レッスン室の椅子の高さや足台の高さを見直すことで、その意識づけに少しでもなれば、と思っています。

 

年長さんのピアノレッスン

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

雨が続いていますが、近くの幼稚園や保育園でも、運動会や芋掘りなどの行事が、延期になったり、会場を変更したりと影響が出ているそうです。

台風も近づいているようですし、早く秋晴れの青空が見たいですね。

 

昨日は5歳のお子さんのレッスンでした。

まだピアノに触れてから日が浅い小さいお子さんの場合には、まず、音符と鍵盤と実際の音が結びつくようにと考えてレッスンしています。

飽きないように、さまざまな活動を入れていきますが、目指すところは同じです。

昨日も、

1 チューリップの歌をうたう→楽譜にあるドレミを見つける

2 音楽ドリル ドとレの音符のなぞり書き・ドとレの音符の色塗り・ドとレの鍵盤の色塗り

3 カードを使って 先生が出したカードの音を弾く

4 先生が弾いた音(ドかレ)のカードを出す

5 ドとレの音をピアノに合わせてうたう

6 ドとレの音で作られている曲を弾く

という内容を中心にレッスンしました。

合わせて、手の形を意識して、中指だけでピアノを弾く練習もしました。

昨日の年長さんも、どんぐりとレモンの絵の書いてあるカードが気に入って、にこにこしながら音あてのカードを出し、ドとレが全部聞き分けられました。

レッスンが終わってから、今日が保育園の運動会で、リレーをがんばりたい、とお話してくれました。