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2017.09.08

ピアノとソルフェージュ

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

ソルフェージュとは音楽の基礎力です。

ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。

ソルフェージュは楽譜を中心とした音楽理論を実際の音に結びつける訓練を指す。これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。                     

ソルフェージュ Wikipediaより

音を聴き取ったり、楽譜を見て歌ったり、リズム打ちをしたりして、その力を養っていきます。このソルフェージュの力を伸ばすことは、ピアノを初めとした楽器の演奏を楽しむために、とても大切だと考えています。

まだ中学校の教師をしていた頃のことですが、ピアノ伴奏の生徒がなかなか楽譜が読めなくて、とても苦労しているのを見たことがありました。

前の年の伴奏がとても上手に弾けていたので、安心していたのですが、「楽譜を読むのは苦手」とのこと。特に左手の低い音の加線がついている部分は一つずつ一つずつ確認して、ドレミファを書き込んでいました。

一人で楽譜が読めないという状態では、自分で弾きたい曲を楽しむことは難しくなってしまいます。せっかく弾けるのに、とてももったいないことだと思った覚えがあります。

逆に、吹奏楽部の練習が盛んだった学校に勤めていた時には、吹奏楽部の生徒達の譜読みの速さにびっくりしました。合唱コンクールの曲なども、すぐ歌えるようになります。当然のことですが、吹奏楽の演奏もたくさんのレパートリーを短期間にどんどん仕上げていました。

せっかくピアノのレッスンに来るのですから、ぜひ自分で好きな曲が楽しめるようになってほしいと思います。

ですから、楽譜について学んだり、簡単な楽譜をドレミで歌ったりしながら、ソルフェージュの力を伸ばしていくための時間もレッスンの中でとっていきます。特にまだ手のしっかりしていない小さいお子さんの場合には、ソルフェージュの時間を長めにとってレッスンをしていきます。

ソルフェージュ