無意識でできるようになるまで
こんにちは。
昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。
レッスン室のピアノの位置が移動していて、新鮮な感じがしました。
私が行き始めた当初はこの向きだったように思います。
ピアノの向きが変わったことで、響きの上がる方向が変わり、また違う印象になっていました。
「身体の軸」を一生懸命考えていったわけですが、その方向性は正しかったようです。
「もっと身体とピアノの間の空間を自由に使う」ことをご指導いただきました。
本的な腕・手の基本の位置はもっとずっと上にあるイメージ。
そこから、支えを意識しつつ鍵盤を弾く。
基本の位置を上にすると、ミスタッチも怖いし、支えを意識しないと「つっついた音」が出てしまいます。
「もっと虫様筋を使って支えたほうが響きが出る」ということで、先生が弾いてくれましたが、確かに上から弾いています。
自由に、自由に。
腕の重みをもっと使う。
虫様筋を意識する。
やっているうちにふと「意識せずに無意識でできるようになるのが大切だよね。」と言われ、確かにその通りと思います。
ただ、意識せずにいるとつっついた音が出てしまう。
まずは意識的にやっていくしかない、ということで、無意識でできるようになるまでにはまだ少し時間がかかりそうです。
虫様筋、手の内側の支え…と思って弾いているうちに、「腕の下側をもっと使えると良いですね。」
腕の下側…そういえば虫様筋に意識を持っていったので、腕の下側を忘れていました。
腕の下側にも意識をもっていくと、確かに、音の響きがずいぶん変わりました。
「本番は音楽に集中した状態ですよね。ですから、無意識で弾けるようになることが大切です。」
確かに、腕のここ、指のここ…などということを考えながら弾いていると音楽はどこかへ行ってしまいます。
今は、意識しつつ弾いていますが、それが自然にできる状態になるまで、身体にしみこむまで、練習していきましょう。