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ピアノを弾く前に階名で歌うことで、音感が自然に身につきます

こんにちは。

私のレッスンでは、小さいお子さんが新しい曲に入る前に、階名で歌ってもらうことが多いです。

「絶対音感教育」をしているわけではありませんが、結果的に自然に音の感覚が身について音程が取れるようになっていきます。

今日は、そのあたりのことを書いていきます。

和音が聞き取れるようになっていた小学校3年生の生徒さん

小学校3年生の生徒さん。

先日のレッスンの時に、音あてをしました。

初めてだったので、音あての最初に、この音がド、この音がレと確認をしました。

そして、いくつかの単音を弾いて当ててもらったのですが、すべて正解。

続いて和音もやってみました。

ドミソ、ドファラ、シレソの3つです。

これも、すべて正解。

音が頭の中に入っているのですね。

今までは、特に聴音のようなことをしたことはありませんでしたが、自然に身についていました。

すらすら階名で歌えた年長の生徒さん

4月からピアノを始めたので、ピアノを始めて8ヶ月。

「ふしぎなポケット」を階名で歌ってもらいました。

ドドドミ ソソソソ ドドドミ ソソソー

ト音記号と、ヘ音記号が混ざっているのですが、ちょっとゆっくりになった部分はあったものの、止まることはなく、1回で歌うことができました。

音程も取れています。

これには、私も驚きました。

ここのところ、楽譜を読むことに自信がついてきたようで、先の曲を自分で弾くことも増えてきていると聞いてはいたのですが、楽譜に書かれている音の高さと、ドレミの階名とが生徒さんの中できちんと一つになって、身についていたのですね。

ここまでになっていると、確かに自信にもなります。

成長の速さに本当に驚きました。

音楽を楽しむために

音符が読めること、音程が取れることが目標ではありません。

音楽を楽しむために、音符が読めることは大きな力になります。

音程が取れれば、歌もどんどん楽しめるようになりますし、ピアノで今、弾いている曲についても、楽譜どおりに弾けているかどうか、自分で確認できるようになります。

そのための階名唱ですし、聴音です。

楽しみながら、自然に、ということを大切にレッスンしています。