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2018.08.30

インプット・アウトプット・フィードバックを意識する

こんにちは。

先日の「アウトプット大全」の続きになります。

 

ここのところ、フォーレのノクターンに取り組んでいるのですが、それをインプット・アウトプット・フィードバックという観点を意識しつつ練習しています。

インプットは「楽譜を読む」「音楽を聴く」

アウトプットは「演奏する」

フィードバックは「録画したものを見て、付箋に書いて楽譜にはりつけていく」

これをくり返しています。

 

「音楽を聴く」という意味では、フォーレのノクターンも聴きますが、室内楽をよく聴いています。

楽器が違うので、それぞれの横の流れと縦のラインがよくわかります。

今練習しているノクターン2番の中に、どう弾いたらよいか、迷っていた部分がありました。

解決しそうで解決せず、どこに向かって弾いたらよいのか、とらえきれない部分があったのですね。

室内楽をずっと流して聴いていたときに、ふっとその部分の感覚がつかめた気がしました。

どこかに向かうのではなく、その時その時の美しさを感じて流れていく感覚で弾けばいい。

先生が言っていた「自分の感情を歌い上げるのというのとも違う距離感」なのではないか、と気がつきました。

 

アウトプットである練習。

これは、前回のフィードバックの時に貼り付けた付箋の部分を練習すること。

同時に、音をしっかり聴きながら自分のイメージする響きが出ているか、確認していきます。

 

フィードバックは、録画することにしました。

録画した動画を見ながら、姿勢・身体の使い方のチェックをします。

それから、課題になるところは、付箋に書き出して楽譜に貼り付けます。

前回の付箋の中で、「できた」と思われたものは同時にはがしていきます。

楽譜を丁寧に見ながら聴いていると、細かい部分の「思い込み」や「雑」な部分も分かります。

cresc.のタイミングが早すぎていたり、アクセントが強すぎていたり、逆にアクセントなのに聞こえてこなかったり。

1回ごとに付箋の色を変えると、前回との違いが分かります。

身体の使い方も、録画すると客観的に見られて、例えば、もう少し前傾してみようかな、とか、手の向きがこうだから今こういう響きになっているのだな、いうことがよく分かります。

 

「アウトプット大全」によると、これをくり返すことで、一見同じように感じられても実際にはらせん階段を上るように成長している、とのことですので、それをイメージしつつあと2日、とにかく最後までやれることをやっていこうと思っています。

今日は、最後のレッスン。

先生からフィードバックをいただき、それも踏まえて本番に臨みます。