2018.09.17
モーツァルトのオペラを勉強中
こんにちは。
昨日は、イタリア語と格闘してしまいました。
私が所属している葵の会。
来年4月の定期公演は55回になります。
そこで過去に会として上演したことのある「フィガロの結婚」「魔笛」からいくつかずつ選んで、コンサート形式で歌うという企画を立てました。
「フィガロの結婚」の伴奏をすることになり、勉強を始めたのです。
ピアノを弾くとはいえ、独奏とは全く違います。
まず、歌詞を確認するところから。
知り合いにオペラを勉強していた方がいるので、教えてもらいながら、アクセントの確認中です。
でも、やってみると、これがとても面白いのですね。
オペラは大好きで、学生時代には、声楽の先生に半ばあきれられながら、自分達でも魔笛を練習したこともあったのですが、知らなかったことがたくさんありました。
歌詞が詩の形になっていること。
詩の1行は8音節、10音節、のように音節の数が決まっていること。
1行の音節数によって、アクセントの位置が決まっていること。
それをモーツァルトの書いたメロディーで確認していくと、アクセントのある音節は、小節の1拍目にあったり、長い音符だったり、高い音が当てられていたりして、とても自然であること。
アクセントのある音節を意識していくと、音楽がどこに向かって流れていくのか、イメージがつかみやすくなります。
この感覚は、歌詞がある「歌」ならではですね。
ピアノ曲とまた違う感覚です。
でも、このモーツァルトのオペラの感覚を勉強することで、また、ピアノ曲のとらえ方も変わってくるのではないか、と期待しているところです。
知らなかったことを新たに学ぶというのは、また一つ自分の引き出しが増えていくことにつながりますから。
それにしても、モーツァルトという人は、イタリア語がとても堪能だったのでしょうね。
知らなくてオペラの音楽だけ聞いていても、本当に美しい曲の宝庫です。
でも、また違うとらえ方をすることで、その素晴らしさを改めて知ることができました。