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練習への気持ちのハードルを下げる

こんにちは。

夏休みに入って、生徒さんの練習時間が多くなる傾向にあって私としてもとてもうれしく思っています。

先日レッスンをした小学校1年生の生徒さん。

以前から学校の後、学童に行くので、帰宅が遅くなり、練習時間がとりにくい様子でした。

さらに、譜読みもちょっと難しく感じていたようです。

 

そこで、7月中旬から当面、楽譜にドレミをふることに決めました。

ただ、レッスンの時にドレミをふりますが、その時には本人に楽譜を読んでもらう。

書いてあるだけでも気持ちの上でのハードルが下がります。

次に、「1日に何回弾けそう?」と聞きました。

「3回弾ける」「4回弾ける」というその回数分、楽譜に花びらのように○を書き、「練習したらぬってね。」と言いました。

可視化することで、自分の状況が分かります。

 

その翌週、「弾いたけど、塗るのを忘れちゃった。」と言っていたのですが、ずいぶん練習した様子がわかりました。

リズムにちょっと違っていた部分があったので、その確認だけして、もう一度弾くと、今度は音程もリズムも正確に弾けるようになりました。

この方法にしてから、練習回数がずいぶん増えたのでしょう、レッスンでスムーズに○になることが増えました。

しばらくは、この方法でやっていこうと思います。

 

同時に、先日、「うたあそび」の中の課題にもあった譜読みをやったのですが、スラスラ読めるようになっていました。

最初は、楽譜に階名をふることはどうかな、と思っていたのですが、レッスンの時の譜読みは本人が読むことで、今のところ良い効果のほうが大きく出ています。

気持ちの上で、「難しい」と思うと、どうしても抵抗があって、練習に取り組みにくくなってしまいます。

いかにその抵抗を減らして、練習ができるようにしていくか。

できるだけ生徒さんに合わせ、柔軟にしていこうと考えています。