2019.06.20
1年でこんなにできるようになった
小学校1年生の生徒さん。年長さんだった去年の7月からレッスンを始めてちょうど1年になります。
きのうは、発表会の曲のレッスンをしたあと、「うたあそび」でリズム打ちをしました。
両手ですらすら弾ける
発表会の曲は2曲とも譜読みが終わって、両手で弾ける状態になっています。グルリットの「こもりうた」は前回のレッスンの時に、曲想について、一緒にイメージを作りながら練習したので、ずいぶん表情がついてきました。
ピアニッシモの表現が特に上手できれいに弾けています。
もう1曲、同じくグルリットの「かり」は、楽譜通りに弾くには手が小さいので、本来左手で弾くところで右手を使ったりして、少し指遣いが変則的になってしまいました。
ですから、弾きにくいはずなのですが、こちらもお家での練習をしっかりしてきて、上手に弾けるようになってきました。
両方ともすらすらと弾けるようになっています。最初の頃は「難しいと言っているんです。」とお母様がおっしゃっていましたが、これなら大丈夫。
リズム打ちが1人でできた
うたあそびも2冊めに入り、「かわいいかくれんぼ」です。1回めはリズム打ちだけ練習しました。
その時の様子を見ていると、自分で「1234…」と拍子を感じながら、太鼓をたたいています。そして、まったく間違うことなく、正確にリズム打ちができました。
歌を知っているとのことだったので、その後、一緒に「ひよこがね…」と歌いながらリズム打ちをしました。歌いながらのリズム打ちもバッチリできました。
次に、その下に書かれているリズムを打つ練習です。4分音符、4分休符、8分音符、2分音符、全音符。全音符だけはそれ1つが書かれていますが、あとは、2種類の音符や休符が混ざっています。
さっきとてもスムーズにリズムが打てたので「1人でやってみようね。」ということで様子を見ました。
6種類の課題。まったく迷うことなく、全部さっとできました。
1年でこんなにいろいろできるようになった
そばで聴いていたお母様に「始めてからほぼ1年ですが、ずいぶんいろいろできるようになりましたね。」と話すと
「ほんとうにそうですね。すごいですね。」とおっしゃっていました。
この生徒さんの場合、地道に練習を続け、自分が納得するまで弾いてきます。その積み重ねがこの結果につながったのです。
お子さんの力はすばらしいです。たくさんの可能性があります。
そして毎日の積み重ねを続けることによって、その可能性を自分自身で引き出し、伸ばしていくことができます。
生徒さんのそんな成長ぶりを見ることができて、私もとてもうれしく思いました。