幼稚園・保育園児のレッスン

楽譜が読めるようになる

こんにちは。

たうらピアノ教室の生徒さんたちは、全体に楽譜を読むのは早いです。

日常的に、音楽ドリルで勉強していますし、「うたあそび」でも歌ったり、リズム打ちをしたりしているからです。

 

幼稚園年長の生徒さん。ピアノを始めて1年です。

「ピアノひけるよ!シニア」を勉強中です。

クリスマス会の曲も、だいぶ仕上がってきたので、そちらと並行して、教本の曲も練習しています。

前回のレッスンで、短調の音階について、基本的な知識を勉強し、指遣いも練習して帰りました。

今回のレッスンで聞かせてもらうと、練習してきてとてもスムーズに弾けています。

「スラブ行進曲」も練習してきたそうで、聞かせてもらいました。

 

臨時記号の♯が何箇所もできてくるのですが、すべて○印がついていて、自分なりに注意していた様子が分かります。

また、左手の音型がどんどん変わる部分にも○がついていました。

ですから、とても上手。

お母様に、「上手になりましたね。譜読み本当にしっかりできるようになって…」と言うと、

「スラブ行進曲、難しいと思っていたのですけど、本人が全然苦でなく、さらっと弾けるようになったので、びっくりしました。」

とおっしゃっていました。

 

もう1人、幼稚園年長の生徒さん。

こちらの生徒さんは、7月下旬から始めましたから、まだ3ヶ月たっていません。

もともとお歌がとても上手で、音程が正確でした。

音符がすらすら読めるので、やはり譜読みが早いのです。

「うたあそび」に出てくる「うたってみましょう」もどんどんできます。

最初は慎重だったのですが、今は毎週3曲ずつ課題の曲を練習してきて、知っている曲も弾けるようになってきたので、ますます楽しくなっています。

 

楽譜を読むには、「慣れ」が大切なのですね。

ですから、回数をやればやるほど、できるようになります。

特に小さいお子さんの場合、直感的にパッとつかめるようになると、どんどんできるようになります。

生徒さんたちの進歩、とてもうれしく思いました。

鍵盤の底に指が届くように意識する

こんにちは。

小さいお子さんの場合、手も小さく、指の力も弱いので、どの方向に向かって指を下ろしていく意識をもつか、というのが意外に大切になってきます。

同時に、指のトレーニングをたくさん行っていくと、スムーズに動かせるようになっていく、という実感も持っています。

1人1人、指の動かし方にも特徴があるので、そのお子さんに合わせて「どこを意識して」の「どこ」の部分も変わっていきます。

 

私の教室では、生徒さんには「ピアノの音が出る仕組み」を知ってもらいます。

鍵盤の中はひきだせないのですが、鍵盤を弾くと、下からハンマーが上がり、弦をたたく部分は見てもらっています。

「電気ではないのよ。」というと、電子ピアノの生徒さんはびっくりしています。

ですから、鍵盤を弾くことと音が出ることには関係があること、弾き方によって音が変わってくることは知っています。

 

Aちゃんはとても練習熱心。一生懸命練習しています。

前回のレッスンで、お母さまが「スタッカートのところが速くなってしまいます。」とレッスンノートに書いていました。

聞かせてもらうと、確かに、速くなっています。

原因は、指が鍵盤の底まで届かなかったこと。

そこで、鍵盤の奥のほう、斜め下に指を下ろすイメージで弾くように言いました。

何回か練習して、鍵盤の底まで指が届くことを確認してから、曲のスタッカートの部分を弾いてもらうと、今度は一定の速さで弾けるようになりました。

 

Bちゃんも、練習時間がどんどん増えて頑張っています。

今の曲はfとpがあって、pになるとそーっと押さえているので、音が鳴らなくなってしまいました。

指を寝かせ気味にしているので、そーっと弾くと鍵盤の底にさわらない状態になっています。

そこで、上から下に向けて指を動かす練習をしました。

指の先で真上から真下へ。

何回か練習して、コツがつかめてきました。

それで、pの部分を弾いてもらうと、今度は、弱い音がきちんと出るようになりました。

 

小さい手で一生懸命練習している生徒さんたち。

ますますピアノが楽しくなるように、表現力が豊かになるように、と願いながらレッスンしています。

「1年生だもん。」自覚が成長を促します

こんにちは。

先日のレッスンで、小学校1年生の生徒さんの成長ぶりを感じた出来事がありました。

 

入ってきて、第一声が、「今日はお母さん、来ないの。車の中にいるって。」

少し遠くからいらっしゃっているので、いつもはレッスン室の中に入ってレッスンを見ていらっしゃいます。

「そう。どうして?」

「わからない。でももう大丈夫、って言ったの。」

(帰りに車の中のお母さまとお話ししたところ、風邪をひいていたから、とのことでした。)

「そうよね。お兄さんだものね。」

「うん、1年生だもん。」

ということでレッスン開始。

 

クリスマス会の曲「うずまき目玉になっちゃった」を始めます。

リズムがちょっと違うので、

「一緒にうたおうか。」ということで、階名で歌いました。

「じゃあ、今度は今の歌と同じに聞こえるように弾いてみよう。」

ということで練習。

だんだん上手に弾けるようになってきました。

 

「○○くん、お家で何回練習できる?」

「3回。」

「じゃあ、お約束ね。」

「はい。」

お返事も、いつもは「うん。」が多いのですが、今日は最初から「はい。」です。

 

「じゃ、次、かえるのがっしょう」をやろうね。

前半8小節の練習をします。

これはよく知っている歌なので、譜読みはスムーズ。

「かえるのうたがきこえてくるよ」のところまで、なかなか好調に進みました。

「次からは、こっちを先にやりたい。」

「いいよ。で、これは何回練習してくる?」

「3回。」

「毎日できる?」

「できる。今、おねえちゃんが練習している。」

 

そうなのです。

お姉さんがクリスマス会の連弾でパートナーを引き受けてくれました。

それと同時に、大学のサークル活動の関係で、ピアノを2曲弾きたいということで、2カ月限定でレッスンに来ることになりました。

もう、2回レッスンをしたのですが、とても頑張って練習している様子。

どうやら、お姉さんが毎日練習していることにも刺激を受けたようです。

 

今回のレッスンは、自分から「1年生だもん。」と言っただけあって、集中力もいつもよりずっとありました。

自覚の力は素晴らしいですね。

同時に成長ぶりも感じました。

お母さまに伺ったところ、「クリスマス会でちゃんと弾こうね。」ということをお姉さんからも言われたようです。

サポートしてくれる周りの方々の協力も大きいですね。

また次回のレッスンも楽しみです。

幼稚園生、練習の成果が出ています

こんにちは。

昨日のレッスンは、幼稚園年長の生徒さんが続きました。

みんなとても頑張っています。

 

1人は7月に入会したばかり。

でも、とても練習熱心で、たくさん練習してきます。

ですからどんどん上達しています。プレピアノレッスンの短い曲を、毎回丁寧に練習していたので、手の使い方、特に脱力がとても上手にできるようになりました。

ちいさいお子さんにとって、力を抜くことは、入れることよりずっと難しいようです。ですから、短期間で脱力できるお子さんはなかなかいません。

ここで「ピアノひけるよ!ジュニア」に入ったのですが、親指と人差し指を交互に弾く部分で、自然に脱力でき、上手につなげられていました。

 

もう1人も練習熱心な生徒さんです。

ピアノが好きでたくさん弾いています。

今回のレッスンでは、クリスマス会に向けてお母さんとの連弾を聞かせてもらうことになっていました。

妹さんがいるので、お母さまは妹さんが飽きないように、レッスンの後半になっておみえになります。

昨日もその様子だったので、先に1人で弾く「ジングルベル変奏曲」からレッスンしようとしました。

すると「こっちが先?」とわざわざ確認します。

「そう、だってママがまだいないから、連弾できないでしょう。」

「連弾するとき○○ちゃん(妹さん)はどうするの?」

「聞いていてもらいましょうね。」

 

ということでレッスン開始。

ジングルベルもずいぶん上手になっていまたし、前回「こういうふうに練習しようね。」と言っておいた和音もきれいに弾けるようになっていました。

お母さまがいらっしゃって、いよいよ連弾です。

お家でも、もう1日おきくらいに合わせているそうで、とてもスムーズでした。

メロディーラインがお子さんにくるときの音量、それからお母さまのペダリングなどをお話ししましたが、息も合っていてばっちりです。

「お家では、間違えると、どこから入るか分からない!となることが時々あるんですよ。」とお母さまがおっしゃるので、

「とにかく止まらないことが大切で、入れるところから入っていけるようにしようね。」とそこも確認しました。

それぞれの生徒さんがどんどん進歩、成長していきます。

その姿を見ることができる幸せを、しみじみ感じています。

「何となく」を意識化して覚えていく

こんにちは。

音符には、音の高さと長さという2つの情報が含まれています。

意外に音の長さについて、体系的に学ぶ機会は少ないのかもしれません。

でも、それが分かると、楽譜をみたときに音の長さへの意識が変わってきます。

 

小学校6年生の生徒さん。

ずっと習っているので、譜読みもしっかりできて、とても上手に弾くお子さんです。

ですから、初心者の生徒さんのように音楽ドリルを宿題で出す、ということは特にしてきませんでした。

ただ、リズムが苦手かな、という感じは持っていたので、ここのところ、レッスンの合間に「かいておぼえる音楽ドリル」を使って、リズム打ちをしていました。

 

先日、リズム打ちの横にある「音符の計算」を見て、「おもしろそう。やってみたい。」ということで、始めました。

ところが、意外に苦戦。

「4分音符から付点8分音符を弾くと…あれ?何だろう?」

となってしまいます。

 

図を書いて説明しました。

全音符→2分音符2つ→4分音符4つ→8分音符8つ→16分音符16

8分音符と16分音符は1拍分だけですが。

全音符が基準でそれを分割していくわけです。

名前もまさにその通り。

 

これを見ながら音符の計算をしました。

そうすると、「ああ、なるほど。付点8分音符は8分音符1つと16分音符1つを足した長さね。だから残りは16分音符なんだ!」

ということで、分かってきました。

確かに、新しい音符が出て来るたびに、それぞれを学ぶこときあっても、体系的に整理することはあまりなかったのかもしれません。

 

前回のレッスンでここまでやったので、今回は、休符もやりました。

今度はすらすらとあっという間にできました。

一度理解してしまえば、簡単ですね。

「何となく」を意識化することで、理解が深まり、確実に身につけることができます。

 

お迎えに見えたお母さまに

「今日は、音符の足し算、すらすらできたよ。」と報告して帰っていきました。

理解することで、譜読みがしやすくなり、同時に正確にできるようにもなります。

また一つ、進歩しました。

自分から練習する

こんにちは。

クリスマス会に向けての練習に入って、生徒さん達がそれぞれ自覚を持って頑張っています!

 

昨日の幼稚園年長さんのレッスン。

今週は、お母さまが「忙しくて、あまり見てあげられませんでした。その分、自分で練習していたようです。」とのこと。

自分から練習していたなんて、すばらしいこと!

聞かせてもらいました。

 

「ピアノランド・コンサート」の中の「ロマンティックなワルツ」です。

やさしい感じのする美しい曲です。

本番では、これをお母さまと連弾するのです。

この曲も、生徒さん本人が「これをやる!」と選びました。

ですから、練習にも熱心です。

 

最後まで、しっかり弾けていました。

前回のレッスンの時は、四分休符のお休みが取れていなかったので、そこを練習したのですが、今回は気をつけて弾いていました。

今回は、強弱をつけていく、ということ。

一生懸命、頑張って弾いているので、全部がf(フォルテ)になってしまっているのです。

 

「弱く弾く練習をしようね。」ということで、弱く弾く練習をしました。

まず、力を抜くところから。

手をぶらぶらさせて、そっと置いて、そのまま指を下げます。

まだ少し音が大きい気がします。

もう一度。

今度は良い音が出ました。

響きも出てきました。

 

強い音、弱い音。

弾き分けていきます。

今度は一段全体で、強く弾いたり、弱く弾いたり。

ずいぶん変わってきました。

お母さまに「音が、変わってきましたよね。」とお話しすると、

「自分ひとりで、ここまで練習しているとは思わなかったので、びっくりしました。」

とのことでした。

 

本当に、お子さんが「自分でやろう」と決めたとき、大きく成長します。

上達します。

気持ちが変わってくるのですね。

これから、伴奏と合わせていくと、和音が加わるのでさらに表情をつけていきやすくなります。

「私と連弾するのを楽しみにしているようなんです。」とお母さま。

それもまた、モチベーションになっています。

これから、どんな仕上がりになっていくのか、楽しみです。

自分の音を聞きましょう

こんにちは。

ピアノを弾いている時は、とかく弾くことに注意が向きがちです。

意識して「聴く」ことで音楽が変わっていきます。

 

昨日、レッスンした幼稚園の年長さん。

クリスマス会に向けて「ジングルベル変奏曲」を練習中です。

レッスンで弾いてもらうと、いつも練習をたくさんしてくる生徒さんなので、最後まですらすら弾くことができていました。

 

この曲はクリスマス会で弾くので、細かいところを勉強していくことは、伝えてあります。

前回のレッスンの時は、右手で和音を弾く時、音が抜けることがあったので、その練習をしました。

「音をよく聞こうね。全部の音が聞こえるかな?」と確認しながらゆっくり練習。

その後、通常の速さでも練習。

それから、両手で合わせました。

「音をよく聞く」を意識するだけで、変わってきます。

今回のレッスンでは、意識して練習した成果があって、その部分はとても上手になっていました。

 

次に、今回はメロディーを「聞く」ことに意識を持つようにお話をしました。

変奏曲なので、テーマの時は右手がメロディー、第一変奏の時は左手がメロディーというように、変わっていきます。

今までと逆になっている左手メロディー、右手伴奏のパターンは初めてですから「お歌の部分はどっちの手が弾くかな?」という確認をして、その後、「お歌をしっかり聞きながら弾こうね。」と話しました。

「しっかり聞こう」と思うだけでも、こちらも音のバランスが全然違ってきます。

 

最後の部分も、「サンタさん、そりに乗ってくるでしょう。プレゼントを置いた後、どうするのかな?」と聞くと、「次のお家に行く。」

「じゃあ、鈴の音はどうなるかな?」

「だんだん小さくなる。だってね、ずっと同じ所にいて、大きい音で鈴を鳴らしていたら、子どもが起きちゃうでしょう。そうすると、朝になる前にプレゼント見ちゃって、中身がわかっちゃうもん。」

なるほど。そこまでは考えていなかった!

ということで、鈴の音が遠くなっていく感じ、これもよく聞きながら、だんだん小さくしようね、ということで練習しました。

 

自分の音をしっかり聞きながら練習していく。

この習慣をつけていくと、音に対する感覚がどんどん鋭くなっていきます。

ランドセルでレッスンにきました

こんにちは。

昨日のレッスンで楽しいことがありました。

ランドセルに楽譜を入れて、生徒さんが持ってきたのです^^

後になって、写真を撮らせてもらえば良かった、と気付きましたので、上の写真は本人のものではありませんが…。

 

いま、幼稚園の年長で、来年4月に小学校に入学する生徒さん。

5月頃、ランドセルを注文したお話は伺っていました。

その段階で、「ランドセルが来たら、ピアノのレッスンに持っていきたい」と言っているお話も、お母さまから聞いていました。

その待望のランドセルが到着したのです。

先週、「先生、来週、ランドセルで来て良い?」と聞かれたので、

「いいよ。見せてね。」と言いました。

 

前の大人の方のレッスンが終わってふり向くと、ランドセル!!

大人の生徒さんといっしょに見せてもらいました。

 

上品なえんじ色にピンクの縁取り。

両脇にはビーズがはめ込んであって、キラキラ光っています。

中を開けると、裏側にも水玉模様の生地がはってあって、とてもかわいい。

「きれいね。」「おしゃれね。」と感心しました。

 

大人の生徒さんとも「昔は赤と黒だけでしたものね。」と言い合いました。

「パパのランドセルは黒だったんだって。」

「ママのは?」

「ママのは赤。」

やはりそうですね。

私の息子が入学した18年前、だんだんカラフルになってきたな、という印象はありましたが、息子は「僕は黒。」と言って、ごく普通の黒を選んだ記憶があります。

 

それにしても、こんな素敵なランドセルがきたら、入学も楽しみになることでしょう。

生徒さんの喜びが伝わってきました。

そして、その喜びを一緒に味わうことができて、本当にうれしく思ったすばらしい一時でした。

小さいお子さんの質問

こんにちは。

小さい子どもさんへの説明は、工夫が必要ですね。

中学校で教えていたので、つい、言葉が難しくなりがちなのと、「分かっているはず」の範囲が中学生基準になりがちなので、できるだけ気をつけています。

教本の説明をなぞるのではなく、できるだけ本質的な話をする、ということも大事だと気付かされました。

 

幼稚園年長の生徒さん。

先日、「きのいいあひる」の練習をしていて、初めて♯が出てきました。

本には、「♯のついた音は、白鍵(白い鍵盤)の右がわにある黒鍵(黒い鍵盤)を弾きます」とあって、その説明を読んで確認しました。

曲の中にあるのはド♯とレ♯の2つ。

曲を弾くだけなら、その説明で良かったのですが、「右側に黒い鍵盤がない音の時はどうするの?♯はないの?」と鋭い質問。

 

確かにそうですね。

本来は「半音上がる」が正しいわけですから、ミ♯も、シ♯もある。

「一番近い、右側の音を弾くよ。黒い鍵盤がある時は、黒い鍵盤のほうが近いから黒い鍵盤を弾くけれど、ない時は、おとなりの白い鍵盤を弾くの。」

説明を変えて納得してもらいました。

 

翌週のこと、クリスマス会で「ジングルベル変奏曲」を弾くことになり、譜読みを始めました。

「変奏曲は、ジングルベルをいろいろに変えて弾く曲」という簡単な説明をしました。

主題は右手がメロディー左手が伴奏。

第1変奏で左手にメロディーがきます。

「どうして左手に変わるの?」

「元の曲をいろいろに変える、その一つの形なの。」

話しているうちに、「変奏曲」の「変奏」を「変装」と同じだと思っていたことがわかりました。

確かに読み方は同じ「へんそう」だし、お洋服を変えるように、元の曲をいろいろに変えていきますからね。

 

思わぬ発想にびっくりしたり、楽しくなったり。

レッスン中にはいろいろなことが起こります。

レッスンノートの活用

こんにちは。

たうらピアノ教室では、レッスンノートを使っています。

その中には、「練習時間の記録」をする欄や「ご家庭から」という欄があります。

 

昨日の幼稚園年長の生徒さん。

最初にレッスンノートを見せていただくと、「ご家庭から」の欄に、「2分音符のところで、全音符の長さをのばしています。」と書かれていました。

同時に練習時間をさっと見ます。

日によっては30分と長い時間練習しています。

幼稚園年長さんで、まだ始めて4ヶ月ですから、頑張っているな、という感じがしました。

 

書かれている内容を頭に入れて、レッスン開始。

「ピアノひけるよ!ジュニア1」をやっていますので、まずワークブックの宿題の答え合わせをします。

ドレミファもカタカナで上手に書いています。

○付けをして、新しいところの説明。

来週やる予定のページに、リズム打ちの課題がありました。

お母さまがレッスンノートに書いて下さった内容を読んでいたので、いつもなら簡単に説明だけして「次にやろうね。」というところですが、今やった方が良い、と判断。

ボンゴを使ってリズム打ちの練習をしました。

 

まず、確認。

2分音符を指さして、「これ、いくつのばすのかな?」

「4拍」

やっぱり、勘違いしていました。

「これね、2拍だよ。棒がついているのは2拍。おだんごだけのが4拍。」

「4拍子だから、1234と数えながらやろうね。」

と一緒に数えながら、リズム打ちをしました。

リズム打ちが上手にできるようになったところで、ピアノへ。

 

「練習、たくさんやっているね。」と言うと、お母さまから

「できないと泣くんですよ、悔しい、って。聞いていて、そこ違うんじゃない、と私が言うと、できるようにしたいからと練習しています。」

とのことでした。

「上手にひけるようになりたいんだね。」ということで始めました。

さっき、リズム打ちをしているので、2分音符2拍が頭にしっかり入っています。

ですから、宿題の曲のリズムも正しく弾けました。

 

レッスンノートは、記録(左ページ)と自己肯定感を高める(右ページ)という意味を持たせて作っています。

お母さまが、レッスンノートに書いて下さったおかげで、スムーズにレッスンが進み、次のページの練習に時間を多く当てることができました。

ノートが有効に機能して、うれしく思いました。