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「1年生だもん。」自覚が成長を促します

こんにちは。

先日のレッスンで、小学校1年生の生徒さんの成長ぶりを感じた出来事がありました。

 

入ってきて、第一声が、「今日はお母さん、来ないの。車の中にいるって。」

少し遠くからいらっしゃっているので、いつもはレッスン室の中に入ってレッスンを見ていらっしゃいます。

「そう。どうして?」

「わからない。でももう大丈夫、って言ったの。」

(帰りに車の中のお母さまとお話ししたところ、風邪をひいていたから、とのことでした。)

「そうよね。お兄さんだものね。」

「うん、1年生だもん。」

ということでレッスン開始。

 

クリスマス会の曲「うずまき目玉になっちゃった」を始めます。

リズムがちょっと違うので、

「一緒にうたおうか。」ということで、階名で歌いました。

「じゃあ、今度は今の歌と同じに聞こえるように弾いてみよう。」

ということで練習。

だんだん上手に弾けるようになってきました。

 

「○○くん、お家で何回練習できる?」

「3回。」

「じゃあ、お約束ね。」

「はい。」

お返事も、いつもは「うん。」が多いのですが、今日は最初から「はい。」です。

 

「じゃ、次、かえるのがっしょう」をやろうね。

前半8小節の練習をします。

これはよく知っている歌なので、譜読みはスムーズ。

「かえるのうたがきこえてくるよ」のところまで、なかなか好調に進みました。

「次からは、こっちを先にやりたい。」

「いいよ。で、これは何回練習してくる?」

「3回。」

「毎日できる?」

「できる。今、おねえちゃんが練習している。」

 

そうなのです。

お姉さんがクリスマス会の連弾でパートナーを引き受けてくれました。

それと同時に、大学のサークル活動の関係で、ピアノを2曲弾きたいということで、2カ月限定でレッスンに来ることになりました。

もう、2回レッスンをしたのですが、とても頑張って練習している様子。

どうやら、お姉さんが毎日練習していることにも刺激を受けたようです。

 

今回のレッスンは、自分から「1年生だもん。」と言っただけあって、集中力もいつもよりずっとありました。

自覚の力は素晴らしいですね。

同時に成長ぶりも感じました。

お母さまに伺ったところ、「クリスマス会でちゃんと弾こうね。」ということをお姉さんからも言われたようです。

サポートしてくれる周りの方々の協力も大きいですね。

また次回のレッスンも楽しみです。