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一つ階段を上る6年生の成長を実感

幼稚園・保育園や小学生の生徒さんたちは、3月、しめくくりの時期になります。1つ学年が上がるという自覚が、言動を変えていきます。

私自身も、そんな生徒さんの言葉の端々から、成長を実感しています。

小学校6年生。これから中学校に上がる生徒さん。今まで、新しい曲の譜読みは、レッスン中に片手ずつ音符の確認をしていました。

ただ、もう楽譜は確実に読めるし、実際に学校からもらってきた伴奏譜は全部自力で譜読みをして弾ける状態にしていました。

レッスンで、クレメンティのソナチネの1楽章を持ってきました。この前のレッスンの時は、あいみょんのマリーゴールドを弾いていたので、それが終わったら、この曲にしようね、と言っていたものです。

私は、前回のレッスンの様子を見て、まだもう1回はマリーゴールドが終わらないと思っていたので、ちょっと驚きました。マリーゴールドも上手に弾けるようになって、その次を自分で譜読みしてきたのです。

16分音符の連続も、ずいぶん練習してあって、なめらかに弾けるようになっていて、部分的な手の使い方の修正をすることにレッスンの重点を置くことができました。

今回は、3楽章通して弾く、ということをしてみようと考え、次の2楽章の譜読みを始めようとしたところ、「全部自分でやってみたい。」と言い始めました。

これにもびっくり。ずいぶん、成長したな、と思いました。伴奏の譜読みを通して、楽譜を読むのがとても早く、正確になったことは実感していましたが、気持ちの面でも自立しつつあるのですね。

小学校も、そろそろ卒業式の練習が始まったそうです。

歌の練習が2時間連続だったこと、呼びかけの練習もていねいにしていること、卒業生入場の歩き方、証書の受け取り方なども練習していること。

卒業式前後にプライベートで計画している、お友達との様々な楽しいイベントの予定。

いろいろ話してくれる顔が、一段としっかりしたものに見えました。