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2018.05.22

手の親指側への意識

こんにちは。

昨日は、御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

ヘンデルのシャコンヌ。

バロック時代の音楽の様式感は、私にとって魅力的なもの。

少しでもそれを表現したいと思いつつ、弾いています。

 

前回のレッスンで、鍵盤を「押している」とのご指導を受け、この2週間は手のポジションを上げることを意識して練習しました。

昨日は「ちょっと『浮いた音』になっている」とのこと。

う~ん、加減が難しい。

ただ、モーツァルトよりは、深い音のイメージは確かなので、そこの部分、研究の余地がまだまだあります。

ねらうべき深さはどこなのか?

同時に深い位置を狙えば狙うほど、その後の指から手にかけての力の抜き方が大切になってきます。

どういうイメージで力を入れ、そして抜いていけば、より美しい、ヘンデルのシャコンヌに合った響きを出すことができるのか。

 

前にも教えていただいていた親指への意識についても、また改めてうかがうことができました。

この奏法では回転させるイメージで手を使っていきます。

「ドアノブをまわすように」という左右の回転。

それからピアノの手前から奥に向かっての回転。

その回転のときに、親指をどのように意識して使えばよいのか。

ここのところ、「手の下側・ひじから脇の下」の部分に意識が向きがちでしたが、親指側も重要です。

また課題をいただいて、帰ってきました。

2週間、またいろいろ工夫し、研究していきましょう。

 

帰り際、時間が早かったので、湯島の聖堂を見てきました。

広い道路をはさんで、通り道の反対側なので、今まで中に入ったことはなかったのです。

しんとして、とても静かな良い空間でした。

江戸時代、ここで学問に励んだ若者がたくさんいたのだなと思い、を追求していくことの価値を改めて感じました。