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弾きたい曲にチャレンジしてピアノを楽しむ

こんにちは。

ピアノを続けていく上で、「これが弾きたい!」と思う曲にチャレンジできている、ということもとても励みになることです。

 

大人の女性の生徒さん。

お仕事も、家事もあり、とてもお忙しくしている。

でも、ピアノを弾きたいとチャレンジを始めて、ここで1年になります。

生活の中に、ピアノの練習の位置づけがしっかりできてきました。

先日のレッスンの時も「毎日練習してきたんです。」とおっしゃっていました。

その前のレッスンの時、テンポのことを話し、ここではメトロノームを使いました。

すると「メトロノーム、買ったんです。」とチューナーもついたメトロノームを見せてくれました。

 

今、クリスマス会に向けて、ベートーヴェンの「悲愴」第2楽章をハ長調にアレンジしたものを練習中です。

この曲も「私、これを弾いてみたいんですけど…。」とご本人がおっしゃったもの。

難しい部分もありますが、とても意欲的に取り組んでいらっしゃいます。

右手と左手のそれぞれを聴かせてもらいましたが、とてもスムーズに弾けるようになっていました。

せっかく買ったメトロノームですので、テンポを設定して拍子を意識して練習もしました。

 

いよいよ両手です。前回も前半8小節はレッスンで合わせてみました。

ゆっくり。音符を追う目と、手がついていける速さからです。

4分音符で動きのあるところは、難しいと思っていたら、さっと弾けるようになりました。

これは、片手ずつの練習の時、右手の動く1小節をたくさん練習したからなのですね。

やはり、練習の成果が出ています。

 

むしろ、その後の音をさがすのが、大変そうでした。

1小節を取り出して練習していたので、その後のつながりが意識できにくくなっていました。

そこで、動きのある音型の最後の音と、次の小節の最初の音だけの練習をしました。

ここからここへ動く。

これも、意識をそこに向けて集中して練習していくと、スムーズに流れるようになっていきます。

次に後の小節全体、次に2小節つなげて弾いていきます。

少しずつ、弾ける部分を拡大して練習していくと、前半8小節がスムーズに繋がるようになりました。

 

大人の場合、特に「気に入った曲で練習出来ること」「少しずつできる部分を広げていくこと」、これを意識していくと楽しさが違うので、上達も違ってきます。

せっかくのピアノですから、ぜひ楽しく弾いてほしい、そしてその中で上達してほしい、そう願っています。

「家でもまたやってきます」と言って帰っていかれました。

次も楽しみです。