「2018年 11月」の記事一覧

小さいお子さんには、力を抜く練習をすることが多いです

こんにちは。

小さいお子さんにとって、ピアノはすごく大きいものに感じられるでしょう。

特にグランドピアノなどはそうです。

鍵盤も「重く」、「一生懸命」弾かなくては音がでない、というイメージを持ちがちで、ついつい力いっぱい弾いてしまうのですね。

 

実際は、それほど力が必要なものではありません。

レッスン室のピアノはすぐ音が出るように調整してあります。

力を入れて弾くと、音が大きいように感じられるのですが、実際には伸びがないのです。

響きのある美しい音で弾くためにも、指の力のコントロールができるようになってほしい、何とかうまく力を抜いて弾けるようになってほしい。

今、いろいろ試行錯誤中です。

 

このあたりも、個人差が大きくて、早い段階で力を抜くという感覚がつかめるお子さんもいます。

身体の成長にも関係していそうで、同じ年齢でも身体の大きい生徒さんのほうが、感覚がつかみやすいように思えます。

私自身が今でも小柄なほうですし、子供の頃も身体が小さかったのでよくわかりますが、小さいお子さんには鍵盤がとても重いものに感じられてしまうのでしょう。

 

「力を抜く」というのは意外に難しいことです。

ですから、「力を入れる」というのを先にやってから、抜く。

ギュッと力を入れてから抜く。

それを繰り返しやっています。

 

先日のレッスンでも、思いっきり力を入れてバチンバチンと両手をたたく。

次にふわっとさせて、たたく。

この練習を何回か繰り返してみました。

「バチンバチンとたたくと、手も痛いよね、ピアノも力を入れて弾くと、痛いと思うよ。」という話もしながら、手がふわっとたたけるように、練習しました。

やはり、すぐにできることではないので、気長に、地道にやっていこうと思います。

2018.11.17

ピアノ初心者の生徒さんに伝えた、弾き始める前の準備

こんにちは。

クリスマス会という、家族や先生以外の聞き手の前で機会。

私がピアノ教室を立ち上げた時に習い始めた生徒さんがほとんどなので、皆さんにとっては初めての「発表会」になります。

いすに座ってから、弾き始める前に何をしたら良いのか、ここのところ生徒さんとお話したので、それについて書いていきます。

 

小学校1年生の生徒さん。

「『まつぼっくり』、もう見なくても弾けるよ。」とにこにこ顔。

では、ということではりきって弾き始めたのですが、お家ではできたはずなのに、先生の前だと勝手が違ったのでしょう。

ドドソー ミミドー ミードド レーーーー

ドーソソ ミミドー ミードド レーーーー

あれ?同じことの繰り返しになってしまいました。

楽器も違いますし、どこか緊張していたのだと思います。

よく楽譜を見ながら弾こうね、ということで、2回目は上手に弾けました。

 

次に、私との連弾です。

大丈夫という確認をしてから弾き始めたところ、最初の音が違っていました。

手を膝の上に置いて、リセットです。

 

「手を膝の上に置いて、次に鍵盤の上に置いて、楽譜を見ます。最初の音から1小節分の音を頭の中で音を出さずに確認しようね。それから弾き始めましょう。」ということで、手順を確認しました。

今度は大丈夫。

何回か最初の部分の確認をして、落ち着いて弾き始められるようになったら、もうすっかり本来のペースが出せるようになりました。

お迎えに来たお母様の前でも、最後に連弾を披露して、お母様と、次のレッスンを待っていた小学校高学年の生徒さんにも拍手をもらってにこにこして帰っていきました。

 

もうお一人。大人の生徒さんも、やはり弾き始めが慌ただしくなりがちです。

あわてて弾き始めると、最初の音から間違ってしまったり、左右がそろわなかったりしてしまいます。

合唱の経験の長い生徒さんなので、「歌を歌う時と同じで、息を吸って歌い始めるのと同じタイミングで弾き始めましょう。」というお話をして、何回か出だしの練習をしました。

 

初心者の方は、ついあわててしまいますが、ピアノの前で一度落ち着いて手の位置の確認をして、息を吸ってから始めるといいですね。

出だしがうまくいくと、その後の演奏も落ち着いて弾くことができるようになります。

2018.11.16

ピアノ練習の習慣を作る

こんにちは。

ピアノが上達するには、練習が欠かせません。

どうしたら練習をする習慣をつけることができるか、ということについて書きます。

 

まず、前提として「やる気に頼らない」ということが大切です。

「やる気になったら始める」ということでは、実際にはなかなか始められないのですね。

また、その場合には、何かがあればついつい後回しになってしまいます。

人間の脳は、手を付ければやる気になる、という仕組みがあるそうですから、とにかく手をつける、少しでも始めるということが大切です。

 

では、習慣にする、と考えたうえでのポイントですが、1つめに、いつ練習が可能なのかということをはっきりさせることです。

中学校で家庭学習についての指導していた時、必ず、三者面談や家庭訪問の時間を使って、保護者の方に生徒が書いた日課表をお見せして、「これで実際に可能ですか?」という確認をしていました。

中学生は、自分の理想の日課表を書いてしまうことがあるのですね。

ですから、時々保護者の方から「夕食、この時間に食べるのは無理でしょう。」とか「お風呂は、この時間だと難しいと思います。」など現実的な答えが返ってくることもありました。

ピアノの練習も同じです。

特に、お家の方が働いていて、保育園や学童保育などに通っているお子さんの場合、家で生活できる時間は限られています。

その中で、いつなら練習が可能なのか、しっかり見極めること。

これがまず大切です。

 

私のピアノ教室の場合も、共働きのご家庭で、保育園、学童保育に行っているお子さんが何人もいます。

「学校に行く前に練習しています。」

「お夕飯を食べたら、練習します。」

皆さん、少ない時間の中で工夫して練習しています。

 

2つめに、今ある習慣と組み合わせるとうまくいきやすいということがあります。

先ほどの例ですと「お夕飯を食べたら練習します」というのがそれにあたりますね。

必ず食べる夕食。

それとピアノの練習を組み合わせていきます。

「おやつを食べたら練習する」というお子さんもいます。

 

習慣化すると、とりかかる時の抵抗感が薄らぐので、練習することが「当たり前のこと」になります。

こうなればしめたもの。

ピアノもどんどん上達していきます。

そうすれば、ますますピアノが楽しくなりますね。

2018.11.15

肩甲骨から指先まで。つながりを意識してピアノを弾く

こんにちは。

昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

アシスタントの先生からも、身体の使い方についていろいろアドバイスをいただくことができ、改めて肩甲骨から指先までのラインを意識しなおしてきました。

 

音階の練習というと、受験の時にもさんざんやりましたし、大学時代にも試験に向けてずいぶんやりました。

ただ、今までの弾き方で、はどうしても「いかに『速く』『正しく』音が出せるか」というところに目標が置かれ、練習も「機械的」になりがちでした。

昨日は「今までに音階の弾き方をやったっけ?」と先生から聞かれ、

「音階だけを取り出してやったことはないです。」というと

「では、今日はそれをやってみましょう。」ということで始めることにしました。

 

すべての音の響きがが同じでは音楽的ではありません。

ポイントとなるのは、4つひとまとまりでとらえること、鍵盤の幅いっぱいに使うこと、重心の移動があること。

ロ長調(H Dur)が弾きやすいということで始めました。

私の場合、内側から外側にいく右手の上行形・左手の下降形は弾きやすいのですが、逆の右手の下降形、左手の上行形が弾きにくく感じました。

やはり問題なのは親指だということを自覚しました。

 

弾いている途中でアシスタントの先生から、「もう少し腕・肘から重心を移動するほうが良いかもしれません。」とのアドバイスがありました。

ついつい「親指親指」と指のほうばかりに意識が行ってしまいました。

もう一度座りなおして、肩甲骨・腕・肘・手首というように身体の使い方全体に意識を向けていきます。

「全部の調を練習してくださいね。」と軽く言われて帰ってきました。

スケールの全調練習を毎日やるなんて、しばらくぶりです。

 

もう一つ、昨日は指先支点にならないためのレッスンもしていただきました。

古いソ連時代の子どものための教本を使って(今は日本語版は絶版です)ゆっくり練習。

こちらは、前回のレッスンで指導していただいた内容とほぼ同じなので、イメージがつかみやすいと思いました。

これらを踏まえてバッハのフランス組曲。

アルマンドを弾いてみると、今までよりも深い響きになった感じがします。

「今のを意識しましたね。」と先生にもおっしゃっていただくことができました。

 

改めて、身体の使い方を意識するといろいろ気づくことがあります。

肩甲骨から指先まで。

全部を使いピアノを弾いていく。

また一つ、自分の中で意識しなおしていこうと思っています。

 

2018.11.14

連弾で間違ってしまったときの対処法

こんにちは。

クリスマス会に向けて、レッスンをしています。

今回、ピアノを始めてから日の浅い生徒さんたちは、メロディーを生徒さんが弾き、お家の方や私が伴奏部分を弾くという連弾で発表する生徒さんがほとんどです。

間違ってしまったとき、慣れないと「あっ」という感じになり、そのまま止まってしまうことが多いのです。

この気持ちはとてもよくわかります。特に慣れないうちはどうしたらよいか分かりませんよね。

今日はその対処法を書いていきます。

 

本番での対処法を書く前に、いくつかの前提となることを書きます。それがないと対処が難しいですから。

まず、一番大切な大前提は、「止まらないで弾けるようになるまで、きちんと練習しておくこと」。

当然すぎることなのですが、少なくとも、大丈夫であるという自信が持てるかどうか、というのは本番ではとても大切なことです。

ですから練習をしっかりしておくこと、これは欠かせません。

 

二つ目の大切な前提は楽譜を見ながら弾けること。

自分の記憶だけに頼っていると、緊張したときに「ここだと思っていたら、違うところを弾いていた」ということになる可能性があります。

暗譜で弾く場合は、パートナーのパートまで理解した上での暗譜である必要があります。

三つめの前提は、拍子を数えながら弾いていること。

3拍子なら123とリズムに乗っていることが大切です。

上の3つの前提が、練習でできていたら、基本的に連弾で間違えることそのものがとても減りますね。

 

では、合わせていて間違えた場合、一番大切なことは「止まらないこと」

初心者の場合、不安になるし、まだ経験が少ないので、「どうしよう」となって全く弾くのをやめてしまうことが多いのですが、とにかく続けるという強い気持ちを持つことが大切です。

では、次にどうしたらよいか?

楽譜を見ていれば自分が弾いている場所はわかります。

そのあとの弾きやすいところ、入りやすいところから入るのです。

 

すぐ次の音から入れることもあります。

あと入りやすいのは、小節の区切りですね。

次の小節の1拍めから入る。

そこも難しければ、次のフレーズ(メロディーのまとまり)の最初から入る。

 

練習の時に前提をしっかりクリアし、その上でもし間違ってしまうことがあったら、再びうまく流れに乗れるようにする。

簡単なことなのですが、実際には意外に難しい。

練習の時から、意識してみてくださいね。

2018.11.13

新しいパソコンが来ました

こんにちは。

今まで使っていたノートパソコン、9年前に買ったもの。

さすがに動きも遅く、息子にも「動いているのが奇跡」と言われ、とうとう新しいパソコンを買うことにしました。

最大の動機は、もっと動画を自由に扱えるようになりたいこと。

前のパソコンで、自分の撮影した動画をDVDに保存しようとしたら、「メモリが足りません」と出てしまい、再起動してようやく存保で、というこきたともありました。

撮影した動画を編集したり、DVD化してお教室の生徒さんにお渡ししたりできるようになりたいので、今後は動画ソフトも扱えるように、またチャレンジです。

 

私がパソコンを使い始めたのは、比較的早くて、初代のパソコンはWindows3.1でした。

最初のセットアップはコマンドを打ち込まなければならない時代で、自力ではできず、詳しい人にお願いしてやってもらい、その後何十枚ものフロッピーディスクを入れたり出したりしながら1日かけて使えるようにしました。

1997年に買った2台目のWindows95機からは、自動セットアップになり、ずいぶん楽になりました。IBMのデスクトップ機で、モニターがとても大きく、箱から出すのにも一苦労でした。

当時は、インターネットへに接続するためには、すべてを手で打ち込まなければならず、これもまた使えるようになるまでに1日がかりでした。

昨日は、スイッチを入れるとあっという間に初期セットアップが始まり、1クリックでwifi経由でインターネットに接続してくれるのですから、本当に感心しました。

 

一方で、どこかにログインする機会も多く、例えばこのブログを書くに当たってもログインパスワードが必要ですし、何か一つするたびに「新しいデバイスから〇〇へのアクセスがありました」とスマホに通知が来るし、これはこれで時代の流れを感じてしまいました。

まだ、データの移行が残っていますし、新しいパソコンにどんなソフトが入っているのかも、よく分からない状態なので、当分は古いパソコンとの併用になります。

新しいパソコンに早く慣れて、いろいろ機能を生かして使っていこうと思っています。

2018.11.12

ソリッドドラムという新しい太鼓を買いました

こんにちは。

リズム打ちをする時に、タンバリン・カスタネット・ボンゴを使っていました。

子どもたちは、ボンゴが大好きだし、両手で違うリズムを打つときなどにはとても良いのですが、普通にリズム打ちをする時に、太鼓がほしいな、と思っていました。

 

ソリッドドラムという、この太鼓を見つけて、思わず買ってしまいました。

・たたく位置によって音の高さが変わること。

刻みがついているので、それで変わります。ちょっと楽しそうだなと心ひかれました。

・バチの先がゴムでできているので、柔らかいこと。

いろいろなお子さんがいますし、場合によると小さい弟さん・妹さんが触る可能性もあるので、これもとても大切な要素だと思いました。

 

実際に実物が来て、たたいてみると、音の高さは確かに違いますが、低音と中音の違いは、期待していたほどの違いではありませんでした。

でもたたく位置によって音が変わる太鼓は魅力的です。

バチも、柔らかさがありながら、意外にしっかりしているので、ちゃんと音が鳴ります。

 

小学校1年生の男の子。

ちょっとレッスン前にお母様に叱られたとかで、あまり元気のない状態でレッスンしていました。

最後に「うたあそび」で太鼓を見せたら、表情が一変。

とっても楽しそうにたたいていました。

「うたあそび」が終わった後、「好きにたたいて良いよ。」と言うと、本当に楽しそうに色々試しながらたたいていました。

最後に「この次もこの太鼓たたく?」と聞いたので、「たたくよ。」と言うとにこにこしていました。

 

幼稚園年長の女の子。

このお子さんも、太鼓を見て目が輝きました。

ついついたたきたくなってしまいます。

やはり、最後に「好きにたたいて良いよ。」と言うと音の出方を確認しながらたたいていました。

 

ピアノ教室は、お家ではなかなかできない経験ができるといいな、と思っています。

一般家庭にはなかなかない、グランドピアノもそうですし、リズム打ちも、お家にはない太鼓を使うなど。

子どもたちは好奇心がいっぱいです。

楽しいことをたくさん経験する中で、いろいろ学んでほしいと思っています。

2018.11.11

調性で読み解くクラシック/吉松隆/yamaha music media 読みました 

こんにちは。

先日の「クラシック音楽の世界」を読んで、展開部の転調の性格が気になりだしたこと、以前「平均律クラヴィーア曲集」のレッスンの際、「この調のイメージは?」と聞かれ、「調のイメージってなんだろう?」という状態だったことから、「調性で読み解くクラシック」という本を読みました。

一言で言うと、とてもおもしろかったし、ためになりました。

ためになることだらけだったのですが、いくつかのポイントだけ、ご紹介します。

 

楽器には得意な調、苦手な調がある。

ピアノ中心思考なので、まずこれを読んで「なるほど……」と思いました。

確かにピアノについて書かれていることや、私の乏しい弦楽器(大学時代に弦楽器の授業があって、チェロをほんの少しだけ弾いたことがあります。)管楽器(同じく、ほんの少しだけクラリネットを吹いたことがあります)経験からしても、なるほど、です。

ピアノは一見、全部白鍵のハ長調が弾きやすそうですが、手の形からすると、黒鍵が混ざっていたほうが弾きやすい。

変イ長調の部分に「黒鍵駆使のピアノ曲でショパンがお気に入り」とありましたが、確かにそうなのですよね。

 

弦楽器は、ヴァイオリンが例にとってありましたが、開放弦との関係で♯系が得意。

確かに学生時代のみんな初心者の合奏で、唯一音程がピタッと合うのが開放弦、などということもありました。

管楽器。特に金管楽器の涙ぐましい持ち替えの話なども、知識として今までに聞いたことはあっても、調性との関連でこのようにまとまっていると、なるほどそういうことか、と実感がわいてきました。

クラリネットがB管であるように、♭系が得意。(本にはもっと詳しく書いてあります)

作曲家はこういうことが全部分かって作曲しているわけで、すごいな、と改めて思いました。

 

もう一つは、バッハについてです。

この発想で作曲されたバッハの〈平均律クラヴィーア曲集〉(全2巻で、第1巻が1722年頃に完成)が有名だが、実際に西洋クラシック音楽界で一般的になるのは19世紀から。(p.104)

彼(J.S.バッハ)は、決して斬新な視点で何か創造的なことを成し遂げたわけではなかったが(実際、生前は「古くさい学者みたいな音楽家」とsれていたらしい)、「対位法」を声楽および器楽のあらゆる組み合わせで実践し、フーガの形を極限まで洗練させ、「平均律」という発想を駆使してすべての「調性」に対する「作曲」への道を開いた。(P.127)

今、ちょうどバッハのフランス組曲を弾いていますが、フランス組曲に限らず、バッハの転調は本当に美しく、自由自在に調性を操っている感じがします。

また、実際に調性に対する感覚が大きく変わってきたのが、19世紀というのも、実感できました。

 

日本の音階についても取り上げられていたり、巻末には、調性ごとの性格やその調で作曲された主な作品も掲載されていたりして、とても勉強になりました。

まずは、いくつかに絞ってご紹介しましたが、またじっくり読み込んでいきたい本です。

1年生のピアノレッスン。3拍子のリズム打ちをたくさんしました

こんにちは。

小学校1年生の生徒さん、昨日は3拍子のリズム練習をたくさんしました。

 

最初に、「うたあそび」です。

もう1巻の終わりなので、季節はずれですが「こいのぼり」から。

歌いながら、ボンゴを使ってリズムを打っていきます。

「こいのぼり」は3拍子ですから、最初の3小節はタンタンタンのリズム。

それを1拍目はパチンと手をうち、2拍目と3拍目はそれぞれ右左のボンゴをたたきます。

4小節めだけ、パチンタタタンと2拍目が8分音符になっています。

 

パチンタンタン パチンタンタン パチンタンタン パチンタタタン

ボンゴだけたたいていた時は、上手だったのですが、

やねよーりー たーかーいー こいのーぼー りーーー

おおきーいー 

歌いながらやってみると……あれ?

パチンタタタンの後が、なぜかパチンタンパチンとなってしまいます。

1拍めの意識が薄いのかもしれません。

ということで、123と言いながら、またリズムだけ何回か練習しました。

そのあと、もう一度、歌いながらたたいてみると、今度はできるようになりました。

 

ピアノのほうも、「豆まき」が上手に弾けていたので、では次の曲、とページをめくると、こちらも「こいのぼり」です。

「季節はずれだね。こいのぼりこいのぼりだ。」と言いながら譜読みをしました。

やはり3拍子のリズムを意識するところから。

今度は、メロディーのリズム通りにリズム打ち。

タタタンタン タンタンタン タタタンタン ターアーアー

何回かリズム練習を繰り返しました。

その後、弾く音も確認しながら弾いてみました。

 

3拍子は、意外に難しく感じるのかもしれません。

なじみが薄いというのが一つ理由としてありそうです。

確かに、今までやってきた曲は4拍子が多かったので、1234はかなりしっかり頭に入っているのでしょう。

また、2拍子は2拍子で、学校の運動会練習などでよく聞きます。

ですから、123だと、何か足りない、あるいは多いと感じてしまうのかもしれません。

そういう時は、リズム打ちをたくさんすることで、123を感じることができるようになります。

 

123 123……。

昨日は練習して、できるようになったので、来週を楽しみにしています。

2018.11.09

ピアノ教室はどんなところだろう?

こんにちは。

ピアノ教室はどんなところだろう?

実際に習ったことのない方には、イメージしにくいかもしれません。

今回は、スイミングスクール例に、比較しながら、ピアノ教室の特長を書いていきますね。

 

まず、スイミングスクールはグループレッスンであることに対して、ピアノ教室は個人レッスンであることが挙げられます。

一人一人の生徒さんに合わせて、レッスンしていきます。

生徒さんによって、得意なこともそれぞれ違うわけです。

音符がすぐ読める生徒さん。

リズム感が良い生徒さん。

歌が大好きな生徒さん。

みんな違います。手先の器用さも、年齢で一律に決まるものではありません。

ピアノ教室の場合には、個人レッスンであるために、30分の時間をしっかり1人の生徒さんに集中して教えていくことができます。

 

もう一つは、「家で練習することがレッスンの前提になること」です。

スイミングの場合、家庭にプールを用意することは不可能ですから、スイミングスクール内のプールで練習していくことになります。

ですから、スイミングスクールの教室の時間設定は、「教えてもらう+練習する」時間になりますし、そこに通っているうちにその場で上達していきます。

一方、ピアノ教室の30分という時間設定は「家で練習してきている」ことが前提になります。

毎日家で30分練習すれば6日間で180分になりますが、仮にそれをすべて教室で「練習」するとなると、6回レッスンする必要があります。

そうなると1つの曲を仕上げるのに2ヶ月近くかかってしまい、上達した実感が持持ちにくくなってしまいがち。

ですから、ご家庭に楽器を用意していただき、練習することが上達のためには絶対に必要になってきます。

 

ただ、その過程で得られるものは、ピアノが上達することだけではありません。

毎日、地道に何かに取り組む習慣がつくこと。

一つの曲が仕上がっていくことの楽しさが味わえること。

上達していく喜びが味わえること。

こういう力も身についていきます。

これらの経験は、ピアノにとどまらず、お子さんの場合、学校の学習にも役立つものです。

大人の場合にも、習慣を作っていくことは、日常生活の質を高める上でとても役に立ちます。

 

ピアノ教室は、このように、さまざまな経験をすることができる場なのです。