「2018年 8月」の記事一覧

2018.08.09

新しい習慣を作るときは、今ある習慣とくっつける

こんにちは。

今日は、習慣化について書いていきますね。

新しい習慣を作るときには、前にある習慣、すでにもう習慣となっていることとセットにすると作りやすくなります。

 

ピアノのレッスンを始めたとき、やはり「毎日ピアノを練習する」という習慣を作ること、それがとても大切です。

「習慣」になると、いちいち「さあ、ピアノの練習を頑張るぞ。」というエネルギーを使わなくてもすむようになります。

たとえば、歯磨きをするときに、「さあ、歯磨きをするぞ。」と「頑張る」人はいません。

食事が終わると「歯磨きしよう。」くらいの軽い気持ちで取りかかると思います。

逆に歯磨きをしないでいると「何だか気持ち悪いな。」となります。

習慣にはこのように「やるのが当たり前になる」「始めるのにエネルギーを使わなくなる」という側面があるのです。

 

習慣を作るときに一番早道なのが、「今ある習慣にくっつける」ということです。

ですから、ピアノの練習もお子さんの場合なら、「宿題をするという習慣」にくっつけるとか、「おやつを食べる」という習慣にくっつける等していくと、作りやすくなります。

また、最初はできるだけハードルを下げていくことも大切。

初めは5分から、そしてだんだん「習慣化」したら長くしていく。

そうすれば楽に練習出来るようになります。

 

もちろん、ピアノが楽しくて仕方がない、という場合には、そんな努力は必要ありませんよね。

そういう方もいます。

ただ、多くの場合、「ピアノを弾けるようになりたいけど、練習はちょっとめんどうくさい」というところからはじめるもの。

その時に「習慣化」がうまくいくと、面倒くささがぐっと下がり、練習することによって、進歩も早まります。

 

これは、ピアノだけに限らず、何か新しい習慣を作るときに役立ちます。

大人でも、生活を見直して新しいことを何か取り入れたい、習慣化したい、と思うときに意識してみてはいかがでしょうか。

曲のイメージをつかんで弾く

こんにちは。

ピアノを始めて10ヶ月の幼稚園年長の生徒さん。

ここで、「ピアノひけるよ!ジュニア」の3冊が終わり、「ピアノひけるよ!シニア」に入ります。

 

まだ、手が小さいので、音型によっては難しいものもありますが、ずいぶん弾ける曲が増えてきました。

音楽的な感覚も養われてきたことを感じます。

「ピアノひけるよ!ジュニア3」の最後から2曲目に「シューベルトの こもりうた」があり、昨日は、その譜読みをしました。

まず最初に Andande(ゆっくりと)と書いてあるので、その説明からです。

 

「こもりうたって、赤ちゃんを寝かせるときにうたう歌だよ。」と話しました。

「じゃあ、やさしくひくんだね。」

「そう、だから弾けるようになってもゆっくり弾こうね。」

「速く弾くと赤ちゃんが起きちゃうよね。」

「ここの記号は?」

「ピアノ。弱く弾く。強く弾くと赤ちゃんがワーッてびっくりしちゃう。」

 

「こもりうた」なので「赤ちゃん」が眠るために「やさしく」弾く。

そこが自分なりにつかめたようです。

こういう「曲のイメージを自分なりにつかんでいく」ということ、これもとても大切なことです。

どんな「こもりうた」になるでしょうか。

次回がとても楽しみです。

2018.08.07

無意識でできるようになるまで

こんにちは。

昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

レッスン室のピアノの位置が移動していて、新鮮な感じがしました。

私が行き始めた当初はこの向きだったように思います。

ピアノの向きが変わったことで、響きの上がる方向が変わり、また違う印象になっていました。

 

「身体の軸」を一生懸命考えていったわけですが、その方向性は正しかったようです。

「もっと身体とピアノの間の空間を自由に使う」ことをご指導いただきました。

本的な腕・手の基本の位置はもっとずっと上にあるイメージ。

そこから、支えを意識しつつ鍵盤を弾く。

 

基本の位置を上にすると、ミスタッチも怖いし、支えを意識しないと「つっついた音」が出てしまいます。

「もっと虫様筋を使って支えたほうが響きが出る」ということで、先生が弾いてくれましたが、確かに上から弾いています。

自由に、自由に。

腕の重みをもっと使う。

虫様筋を意識する。

 

やっているうちにふと「意識せずに無意識でできるようになるのが大切だよね。」と言われ、確かにその通りと思います。

ただ、意識せずにいるとつっついた音が出てしまう。

まずは意識的にやっていくしかない、ということで、無意識でできるようになるまでにはまだ少し時間がかかりそうです。

虫様筋、手の内側の支え…と思って弾いているうちに、「腕の下側をもっと使えると良いですね。」

腕の下側…そういえば虫様筋に意識を持っていったので、腕の下側を忘れていました。

腕の下側にも意識をもっていくと、確かに、音の響きがずいぶん変わりました。

 

「本番は音楽に集中した状態ですよね。ですから、無意識で弾けるようになることが大切です。」

確かに、腕のここ、指のここ…などということを考えながら弾いていると音楽はどこかへ行ってしまいます。

今は、意識しつつ弾いていますが、それが自然にできる状態になるまで、身体にしみこむまで、練習していきましょう。

2018.08.06

ピアノを弾くときの身体の軸について考える

こんにちは。

ここのところ、「身体の軸」を意識してピアノを弾いています。

同時に腕のイメージも「肩胛骨から」ということを意識するようにしています。

 

肩胛骨から腕を動かすと、腕の動きが大きくなりました。

そのために、ピアノと椅子の間の距離を可能な限りあけることが必要になります。

その時に「身体の軸」の感覚が必要になってくるということが分かってきました。

今まで私の感覚では、「腕に重みをかける」というのは「腕に力を入れる」ということに近かったように思います。

ただ、そうすると腕に力が入る分、動きが遅くなります。

 

股関節に意識を置いて、椅子に浅く腰掛ける。

そのままでは椅子から落ちてしまうので、身体の傾きを押さえるために「腹筋」を使う。

ただ、昨日もいろいろ試行錯誤していて、腹筋と言うよりはおへその下、腹式呼吸などでよく言われる「丹田」の辺りに意識を置いたほうが良いように思います。

そのほうが、下向きの力を感じやすいのと、腕が動かしやすく感じます。

こういう身体感覚は個人差がありますので、私がそう感じた、ということなのですが。

 

先日ご紹介したボディ・マッピングの本では「身体の真ん中は股関節である」と書いてありました。

そこでの解説によると、西洋の感覚では、洋服の上下を分けるウェスト部分を身体の真ん中と意識する人が多いようです。

日本の感覚とは少し違うかもしれません。

私の場合、「股関節」と言ったときに腰の骨のあたりにも意識がいきます。

その時、ちょうど腰の骨の反対側に「丹田」があるので、身体のお腹側、背中側セットでそこを感じていく、ということなのかもしれません。

 

腕が動かしやすくなった感覚がある分、交差させて弾く部分は今までよりもずっと弾きやすくなりました。

また、「小指を弾く時には親指側を上げる」ということを言われていたのですが、支点が上になったことと腕に余分な力が入らなくなったこととで、その動きもしやすくなりました。

このあたり、まだまだ研究途中ですが、いろいろ試しつつ「より美しい響き」を目指していきます。

練習への気持ちのハードルを下げる

こんにちは。

夏休みに入って、生徒さんの練習時間が多くなる傾向にあって私としてもとてもうれしく思っています。

先日レッスンをした小学校1年生の生徒さん。

以前から学校の後、学童に行くので、帰宅が遅くなり、練習時間がとりにくい様子でした。

さらに、譜読みもちょっと難しく感じていたようです。

 

そこで、7月中旬から当面、楽譜にドレミをふることに決めました。

ただ、レッスンの時にドレミをふりますが、その時には本人に楽譜を読んでもらう。

書いてあるだけでも気持ちの上でのハードルが下がります。

次に、「1日に何回弾けそう?」と聞きました。

「3回弾ける」「4回弾ける」というその回数分、楽譜に花びらのように○を書き、「練習したらぬってね。」と言いました。

可視化することで、自分の状況が分かります。

 

その翌週、「弾いたけど、塗るのを忘れちゃった。」と言っていたのですが、ずいぶん練習した様子がわかりました。

リズムにちょっと違っていた部分があったので、その確認だけして、もう一度弾くと、今度は音程もリズムも正確に弾けるようになりました。

この方法にしてから、練習回数がずいぶん増えたのでしょう、レッスンでスムーズに○になることが増えました。

しばらくは、この方法でやっていこうと思います。

 

同時に、先日、「うたあそび」の中の課題にもあった譜読みをやったのですが、スラスラ読めるようになっていました。

最初は、楽譜に階名をふることはどうかな、と思っていたのですが、レッスンの時の譜読みは本人が読むことで、今のところ良い効果のほうが大きく出ています。

気持ちの上で、「難しい」と思うと、どうしても抵抗があって、練習に取り組みにくくなってしまいます。

いかにその抵抗を減らして、練習ができるようにしていくか。

できるだけ生徒さんに合わせ、柔軟にしていこうと考えています。

2018.08.04

「読書感想文」の書き方

こんにちは。幼稚園・小学校は夏休み。いろいろ、楽しいイベントの話を聞かせてもらえます。家族でキャンプに行ったこと、自転車を買ってもらったこと、水泳が上手になってきたこと…。

そこで、今日は、夏休みならではのこと。

ちょっと長くなりますが、「元中学校の国語の先生」だった私が、「読書感想文の書き方」についてお話ししていきます。中学生向きの部分があるかもしれませんが、基本は小学生も同じです。

少しでも、参考になる部分があれば幸いです。

1本を読むことの大切さ

  1. 自分の考えをはっきりさせることができる→自分を見つめ直す
  2. 人の立場にたって物事を考えることができる→想像力が育つ
  3. いろいろな考えに触れ、視野が広くなる→自分自身が変わる

「本を読むことは大切」ということは、誰でも分かっていることだと思います。夏休みというまとまった時間が取れる時期だからこそ、深く読んでいく経験をする良いチャンスです。

そして、「読む」というインプットを「書く」というアウトプットと結び付けることによって、「自分を見つめ直し」たり、「想像力を育て」たり、「視野を広げ」たりしてほしいのです。

2読書感想文を書く目的

 1感想を文章に表すことによって、それまでの本に対する感動がはっきりしてくる。

 2自分の心の歴史になる。本を通して自分がどのように成長してきたかをたどることができる。

「成長」というと、なんだか「すごいこと」のように思うかもしれませんが、「何となく感じたこと」「何となくおもしろいと思ったこと」の「何となく」を言葉にしてはっきりさせていくことこそがとても大きな「成長」につながります。

大人でもそうですから、お子さんはなおさらです。最初は「言葉にする」部分が大変かもしれませんが、「どうしてそう思ったのだろう?」とか「似たような経験はないだろうか?そのとき自分はどう思ったのか?」ということをヒントに考えてみると良いでしょう。

3 本の見つけ方

  1. 人(家族・友人・先生など)に今まで読んで心に残る本がなかったか聞く。
  2. 今まで読んだ中で良かった本と同じ作者、同じシリーズの本を選ぶ。
  3. どういう傾向の本が読みたいか決め、専門家(図書館の司書さんなど)に聞く。
  4. 本の紹介の本、新聞・雑誌の紹介コーナー等を利用する。

課題図書を選んで読んでみるのもいいかもしれません。また、この時期には図書館や書店でも「おすすめの本のコーナー」作られることが多いので、その中で興味の持てそうな本を選んでいくこともできます。

何か「おもしろそう」という「ひっかかる」ものがある本を選べると良いですね。

4 読んでみよう

実際に書いていくまでには何回か読み返すことになります。大切なのは「メモ」に残しながら読むことです。

1回目 だいたいの感動を素直に書く

全体を読んでのだいたいの感想、感動を書いていきます。「感動」というとこれも「すごいこと」と思うかもしれませんが、「心が動いたこと」すべてが感動だと考えてみて下さい。

  • 楽しかった
  • うれしかった 
  • おもしろかった
  • ○○と思った(○○には「すごい」「やさしい」など)
  • さびしかった
  • くやしかった
  • はじめてわかった
  • 悲しかった
  • 考え込んでしまった
  • 腹立たしかった など

どうして「おもしろかった」のか?どうして「楽しかった」のか?という部分を2回目以降に読みながら考えるヒントにしていきます。

2回目 部分的にメモをしながら読む

この段階では、気が付いたことを何でもメモしながら読んでいきます。付箋を使うと、次の3回目にも役に立ちますし、この後実際に書くときにも役に立ちます。

図書館の本の場合には、のりが本に残ってしまうので、付箋は使わないでほしいとのことです。紙をはさんだりしながら読むといいかもしれません。

気がついたことの例としては次のようなものがあります。

  • 面白く楽しいところ
  • 悲しいところ
  • 共感したところ
  • 読んでいて腹が立ったところ 
  • 疑問に思ったところ
  • ジーンとして涙が出そうになったところ 
  • 自分(あるいは身近な人)にも似たような体験があったところ
  • 気に入った文章
  • 初めて知ったこと
     

3回目 メモした部分を中心に読む

2回目メモした部分を中心に読んでいきます。1回目の全体の感想をもとに、「どうして○○と思ったのか」ということの答えや、本を読んで自分自身の考えがそれまでと変わった部分が重要なところです。

その重要だと思う部分を書き抜き、並べてみます。

そして、自分はそれについてどう考えているのか、自分だったらどう行動するのか、自分の今までの経験の中で感じたことなどを加えていきます。

私が中学校で教えていた時には、付箋の色を変えて使っていました。本に書いてあることは水色の付箋、自分の考えや経験は赤い付箋など、色を分けると次の段階にもつながりやすくなります。

5書いてみよう
(文章の組み立てを考えて)

一番書きたいことは何かを考える。

  (例)本当の優しさとは……   主人公について……と思う。
  これは、1つか2つの短い文にまとめると良いでしょう。

文章の構成を考える 

小学生だと、三段構成で良いのではないでしょうか。真ん中の部分が一番長くなるようにします。
 (例) 初め  ・自分の経験から書き始める
     中   ・特に印象に残った場面の引用
         ・自分を振り返って・自分と比べて
     終わり ・自分が本を読んで考えたもっとも書きたいこと。

この時に、付箋に書き出してあると、順番を考えながら、紙にはりつけていくだけでまとめられますね。

実際に書いてみる

中学生を教えていた時、「書けない」という生徒ほど、「考えたこと」だけでうめつくそうとしている傾向がありました。印象に残った場面を中心に、自分の経験も含めて書いていくことで、書けるようになっていきます。

あらすじや後書きに書いてあることを書くのではなくて、印象に残った場面を中心に書いていけるといいのではないでしょうか。

読書感想文、なかなか大変に思うかもしれませんが、「書く」ということを通して自分の頭の中にしっかり内容を入れていくことができるので、頑張ってくださいね。

細かく分けて、一つずつ

こんにちは。

昨日、レッスンにいらっしゃった保育士さん。

「北風小僧の寒太郎」を練習しています。

前回のレッスンでは、左手の部分の譜読みを一緒にやりました。

 

「ちょっとしか練習出来なかったんです…」とおっしゃっていました。

それはそうだと思います。

8時~17時が一番中心となる勤務時間だそうですが(昼食も含まれていますね)、通勤に往復約2時間。

実際に自分自身が自由に使える時間がどれほどあるか。

さらに疲れてしまったとき、自分が「苦手」と感じているピアノに取りかかるパワーがどれだけ残っているか。

それを考えると、「ちょっと練習した」というだけでも、頑張っていらっしゃると思います。

 

左手の部分を聞かせてもらいました。

前半はスムーズに進み、なかなか良い感じです。

後半、「冬でござんす」の少し前から、滞ってきました。

そこで、リズムは後回しにして、和音だけ練習することにしました。

 

「手が覚えるまでこの練習をします」ということで和音だけ。

それも、最初は2つから。

この曲は1小節同じ和音なので、2小節だけ。

何回かくり返すうちに、その2小節はスムーズに弾けるようになってきました。

次は、その2小節を楽譜通りのリズムで弾いてみます。

スムーズに移動できます。

 

「でも最初から弾くときっと弾けません。」

「いきなり最初から弾くのではなくて、1小節(あるいは、和音が変わらなければ2小節)ずつ、前にさかのぼって、弾く量を増やしていきます。」

「なるほど。」

 

右手部分も、練習を始めます。

楽譜を読むことが難しい、という苦手意識をお持ちなので、「北風小僧の寒太郎」については、階名を書き込むことにしました。

「読めない」とおっしゃっていたのですが、全然迷うことなく、さっと階名をふることができました。

フラットには赤丸をつけました。

 

その後、弾いてみて、リズムが難しいと言うことでしたので、リズム打ち。

ただ、この曲は、タイもあるし、タッカのリズム(付点8分音符と16分音符)が多いので、逆にリズム打ちは難しく感じられたようです。「難しい」という気持ちがあると、それが抵抗になって、練習したくなくなるのが人間というもの。

私が弾いている動画を撮り、それに合わせて階名を歌うというところから始めることにしました。

音だけ聞いて歌うのなら、通勤時間でもできます。

 

帰り際「ピアノのイメージが変わってきました。前ほど嫌ではなくなってきました。」とおっしゃっていただきました。

できるだけ、ステップは小さく。できたことに目を向けていく。

上達するためには、これがとても大切だと考えています。

2018.08.02

身体のイメージを意識しながら練習してみる

こんにちは。

「ボディ・マッピング」のDVDを見てから、いろいろと考えながらピアノに向かっています。

骨格や筋肉の図も見ながら、肩から腕がどうなっているのか、どう動いているのか触って確認するようにもしています。

 

腕を動かすとき、腕の始まりが肩胛骨であるということを意識すると、それだけで腕の動きが大きくなるのは確かです。

レッスンで先生から「鳥の羽のように。」と言われるのですが、そのイメージがもちやすくなった感じがします。

「腕の重み」という時にも、さらに奥からの重みにイメージが変わってきました。

この辺り、またレッスンで見て頂こうと思っています。

 

同時に、もしかしたら、腕の位置のイメージも修正していく必要があるのかもしれないと気付きました。

もともと、子どもの頃から「姿勢がよくないよ。」と母に言われることが多かったのですが、腕のぶらさがっている位置を本来よりも前に感じていた気がするのです。

腕の位置のイメージを修正することで、立ったときの身体の軸の取り方が変わります。

ピアノを弾くときに、先生から「立っているように座る。」とも言われていますが、立つ姿勢が変わったとき、座る姿勢をどのように変えていったら、ピアノの音がより響くようになるのか。

昨日は試行錯誤していました。

 

「座るときには、椅子にお尻を置くのではなく、股関節を意識する」

「足で身体を支えるイメージを持つ」

「腹筋で身体が前に倒れるのを支える」

これも言われていることですが、まだこのあたりは改善の余地があるように感じているので、この「身体の軸の取り方」は、試行錯誤しながら研究していこうと思っています。

 

ピアノは、確かに腕・手・指を使って弾きますが、より良い響きを求めるためには、身体全体の使い方に気を配っていくことは欠かせません。

指に意識を置くのではなく、肩胛骨→脇の下→腕の下側→手首→虫様筋→指先という流れに意識を置いて、腕を動かしていくこと。

身体を使って無理なく弾くことで、響きも変わっていくのは確かです。

響きの変化を楽しみながら、試行錯誤していきます。