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2018.11.13

新しいパソコンが来ました

こんにちは。

今まで使っていたノートパソコン、9年前に買ったもの。

さすがに動きも遅く、息子にも「動いているのが奇跡」と言われ、とうとう新しいパソコンを買うことにしました。

最大の動機は、もっと動画を自由に扱えるようになりたいこと。

前のパソコンで、自分の撮影した動画をDVDに保存しようとしたら、「メモリが足りません」と出てしまい、再起動してようやく存保で、というこきたともありました。

撮影した動画を編集したり、DVD化してお教室の生徒さんにお渡ししたりできるようになりたいので、今後は動画ソフトも扱えるように、またチャレンジです。

 

私がパソコンを使い始めたのは、比較的早くて、初代のパソコンはWindows3.1でした。

最初のセットアップはコマンドを打ち込まなければならない時代で、自力ではできず、詳しい人にお願いしてやってもらい、その後何十枚ものフロッピーディスクを入れたり出したりしながら1日かけて使えるようにしました。

1997年に買った2台目のWindows95機からは、自動セットアップになり、ずいぶん楽になりました。IBMのデスクトップ機で、モニターがとても大きく、箱から出すのにも一苦労でした。

当時は、インターネットへに接続するためには、すべてを手で打ち込まなければならず、これもまた使えるようになるまでに1日がかりでした。

昨日は、スイッチを入れるとあっという間に初期セットアップが始まり、1クリックでwifi経由でインターネットに接続してくれるのですから、本当に感心しました。

 

一方で、どこかにログインする機会も多く、例えばこのブログを書くに当たってもログインパスワードが必要ですし、何か一つするたびに「新しいデバイスから〇〇へのアクセスがありました」とスマホに通知が来るし、これはこれで時代の流れを感じてしまいました。

まだ、データの移行が残っていますし、新しいパソコンにどんなソフトが入っているのかも、よく分からない状態なので、当分は古いパソコンとの併用になります。

新しいパソコンに早く慣れて、いろいろ機能を生かして使っていこうと思っています。

2018.11.12

ソリッドドラムという新しい太鼓を買いました

こんにちは。

リズム打ちをする時に、タンバリン・カスタネット・ボンゴを使っていました。

子どもたちは、ボンゴが大好きだし、両手で違うリズムを打つときなどにはとても良いのですが、普通にリズム打ちをする時に、太鼓がほしいな、と思っていました。

 

ソリッドドラムという、この太鼓を見つけて、思わず買ってしまいました。

・たたく位置によって音の高さが変わること。

刻みがついているので、それで変わります。ちょっと楽しそうだなと心ひかれました。

・バチの先がゴムでできているので、柔らかいこと。

いろいろなお子さんがいますし、場合によると小さい弟さん・妹さんが触る可能性もあるので、これもとても大切な要素だと思いました。

 

実際に実物が来て、たたいてみると、音の高さは確かに違いますが、低音と中音の違いは、期待していたほどの違いではありませんでした。

でもたたく位置によって音が変わる太鼓は魅力的です。

バチも、柔らかさがありながら、意外にしっかりしているので、ちゃんと音が鳴ります。

 

小学校1年生の男の子。

ちょっとレッスン前にお母様に叱られたとかで、あまり元気のない状態でレッスンしていました。

最後に「うたあそび」で太鼓を見せたら、表情が一変。

とっても楽しそうにたたいていました。

「うたあそび」が終わった後、「好きにたたいて良いよ。」と言うと、本当に楽しそうに色々試しながらたたいていました。

最後に「この次もこの太鼓たたく?」と聞いたので、「たたくよ。」と言うとにこにこしていました。

 

幼稚園年長の女の子。

このお子さんも、太鼓を見て目が輝きました。

ついついたたきたくなってしまいます。

やはり、最後に「好きにたたいて良いよ。」と言うと音の出方を確認しながらたたいていました。

 

ピアノ教室は、お家ではなかなかできない経験ができるといいな、と思っています。

一般家庭にはなかなかない、グランドピアノもそうですし、リズム打ちも、お家にはない太鼓を使うなど。

子どもたちは好奇心がいっぱいです。

楽しいことをたくさん経験する中で、いろいろ学んでほしいと思っています。

2018.11.11

調性で読み解くクラシック/吉松隆/yamaha music media 読みました 

こんにちは。

先日の「クラシック音楽の世界」を読んで、展開部の転調の性格が気になりだしたこと、以前「平均律クラヴィーア曲集」のレッスンの際、「この調のイメージは?」と聞かれ、「調のイメージってなんだろう?」という状態だったことから、「調性で読み解くクラシック」という本を読みました。

一言で言うと、とてもおもしろかったし、ためになりました。

ためになることだらけだったのですが、いくつかのポイントだけ、ご紹介します。

 

楽器には得意な調、苦手な調がある。

ピアノ中心思考なので、まずこれを読んで「なるほど……」と思いました。

確かにピアノについて書かれていることや、私の乏しい弦楽器(大学時代に弦楽器の授業があって、チェロをほんの少しだけ弾いたことがあります。)管楽器(同じく、ほんの少しだけクラリネットを吹いたことがあります)経験からしても、なるほど、です。

ピアノは一見、全部白鍵のハ長調が弾きやすそうですが、手の形からすると、黒鍵が混ざっていたほうが弾きやすい。

変イ長調の部分に「黒鍵駆使のピアノ曲でショパンがお気に入り」とありましたが、確かにそうなのですよね。

 

弦楽器は、ヴァイオリンが例にとってありましたが、開放弦との関係で♯系が得意。

確かに学生時代のみんな初心者の合奏で、唯一音程がピタッと合うのが開放弦、などということもありました。

管楽器。特に金管楽器の涙ぐましい持ち替えの話なども、知識として今までに聞いたことはあっても、調性との関連でこのようにまとまっていると、なるほどそういうことか、と実感がわいてきました。

クラリネットがB管であるように、♭系が得意。(本にはもっと詳しく書いてあります)

作曲家はこういうことが全部分かって作曲しているわけで、すごいな、と改めて思いました。

 

もう一つは、バッハについてです。

この発想で作曲されたバッハの〈平均律クラヴィーア曲集〉(全2巻で、第1巻が1722年頃に完成)が有名だが、実際に西洋クラシック音楽界で一般的になるのは19世紀から。(p.104)

彼(J.S.バッハ)は、決して斬新な視点で何か創造的なことを成し遂げたわけではなかったが(実際、生前は「古くさい学者みたいな音楽家」とsれていたらしい)、「対位法」を声楽および器楽のあらゆる組み合わせで実践し、フーガの形を極限まで洗練させ、「平均律」という発想を駆使してすべての「調性」に対する「作曲」への道を開いた。(P.127)

今、ちょうどバッハのフランス組曲を弾いていますが、フランス組曲に限らず、バッハの転調は本当に美しく、自由自在に調性を操っている感じがします。

また、実際に調性に対する感覚が大きく変わってきたのが、19世紀というのも、実感できました。

 

日本の音階についても取り上げられていたり、巻末には、調性ごとの性格やその調で作曲された主な作品も掲載されていたりして、とても勉強になりました。

まずは、いくつかに絞ってご紹介しましたが、またじっくり読み込んでいきたい本です。

1年生のピアノレッスン。3拍子のリズム打ちをたくさんしました

こんにちは。

小学校1年生の生徒さん、昨日は3拍子のリズム練習をたくさんしました。

 

最初に、「うたあそび」です。

もう1巻の終わりなので、季節はずれですが「こいのぼり」から。

歌いながら、ボンゴを使ってリズムを打っていきます。

「こいのぼり」は3拍子ですから、最初の3小節はタンタンタンのリズム。

それを1拍目はパチンと手をうち、2拍目と3拍目はそれぞれ右左のボンゴをたたきます。

4小節めだけ、パチンタタタンと2拍目が8分音符になっています。

 

パチンタンタン パチンタンタン パチンタンタン パチンタタタン

ボンゴだけたたいていた時は、上手だったのですが、

やねよーりー たーかーいー こいのーぼー りーーー

おおきーいー 

歌いながらやってみると……あれ?

パチンタタタンの後が、なぜかパチンタンパチンとなってしまいます。

1拍めの意識が薄いのかもしれません。

ということで、123と言いながら、またリズムだけ何回か練習しました。

そのあと、もう一度、歌いながらたたいてみると、今度はできるようになりました。

 

ピアノのほうも、「豆まき」が上手に弾けていたので、では次の曲、とページをめくると、こちらも「こいのぼり」です。

「季節はずれだね。こいのぼりこいのぼりだ。」と言いながら譜読みをしました。

やはり3拍子のリズムを意識するところから。

今度は、メロディーのリズム通りにリズム打ち。

タタタンタン タンタンタン タタタンタン ターアーアー

何回かリズム練習を繰り返しました。

その後、弾く音も確認しながら弾いてみました。

 

3拍子は、意外に難しく感じるのかもしれません。

なじみが薄いというのが一つ理由としてありそうです。

確かに、今までやってきた曲は4拍子が多かったので、1234はかなりしっかり頭に入っているのでしょう。

また、2拍子は2拍子で、学校の運動会練習などでよく聞きます。

ですから、123だと、何か足りない、あるいは多いと感じてしまうのかもしれません。

そういう時は、リズム打ちをたくさんすることで、123を感じることができるようになります。

 

123 123……。

昨日は練習して、できるようになったので、来週を楽しみにしています。

2018.11.09

ピアノ教室はどんなところだろう?

こんにちは。

ピアノ教室はどんなところだろう?

実際に習ったことのない方には、イメージしにくいかもしれません。

今回は、スイミングスクール例に、比較しながら、ピアノ教室の特長を書いていきますね。

 

まず、スイミングスクールはグループレッスンであることに対して、ピアノ教室は個人レッスンであることが挙げられます。

一人一人の生徒さんに合わせて、レッスンしていきます。

生徒さんによって、得意なこともそれぞれ違うわけです。

音符がすぐ読める生徒さん。

リズム感が良い生徒さん。

歌が大好きな生徒さん。

みんな違います。手先の器用さも、年齢で一律に決まるものではありません。

ピアノ教室の場合には、個人レッスンであるために、30分の時間をしっかり1人の生徒さんに集中して教えていくことができます。

 

もう一つは、「家で練習することがレッスンの前提になること」です。

スイミングの場合、家庭にプールを用意することは不可能ですから、スイミングスクール内のプールで練習していくことになります。

ですから、スイミングスクールの教室の時間設定は、「教えてもらう+練習する」時間になりますし、そこに通っているうちにその場で上達していきます。

一方、ピアノ教室の30分という時間設定は「家で練習してきている」ことが前提になります。

毎日家で30分練習すれば6日間で180分になりますが、仮にそれをすべて教室で「練習」するとなると、6回レッスンする必要があります。

そうなると1つの曲を仕上げるのに2ヶ月近くかかってしまい、上達した実感が持持ちにくくなってしまいがち。

ですから、ご家庭に楽器を用意していただき、練習することが上達のためには絶対に必要になってきます。

 

ただ、その過程で得られるものは、ピアノが上達することだけではありません。

毎日、地道に何かに取り組む習慣がつくこと。

一つの曲が仕上がっていくことの楽しさが味わえること。

上達していく喜びが味わえること。

こういう力も身についていきます。

これらの経験は、ピアノにとどまらず、お子さんの場合、学校の学習にも役立つものです。

大人の場合にも、習慣を作っていくことは、日常生活の質を高める上でとても役に立ちます。

 

ピアノ教室は、このように、さまざまな経験をすることができる場なのです。

3ヶ月で「とけいのうた」が弾けるようになりました

こんにちは。

7月下旬に入会された幼稚園年長の生徒さん。

クリスマス会に参加するのですが、まだ始めて間もないので、前回の10月最後のレッスンでようやく曲を決めました。

 

いつもしっかり練習してくる生徒さんで、お手玉を使ったギューッパッの筋トレも毎日やっているそうです。

始めてからの日数の割には、指がしっかりしていること、楽譜も読めるようになっていることから、「とけいのうた」と「でんでんむし」を弾くことにしました。

8分音符がたくさんある「とけいのうた」から、前回、レッスンを始めました。

歌を知っているので、理解しやすかったのでしたが、それでも、今までにはない付点4分音符+8分音符の部分のリズムには戸惑っていた様子でした。

 

お母様の書いたレッスンノートにも「2段めが難しいようです。」と書いてあったので、どうかな?と思っいながら聞かせてもらいました。

とても上手に、スムーズに弾けるようになっていました。

少し力が入って、下まで頑張って鍵盤を押し下げている感じがしたので、できるだけ力を抜くこと、特に「こどものはりと」の部分は、次の「おとなのはりと」との対照で少し弱く弾くので、よけい力を抜くこと、を練習しました。

意識すると、ずいぶん力も抜けて、良い響きがします。

 

後半は、もう一曲の「でんでんむし」の譜読み・練習をしました。

こちらは逆にたくさん付点4分音符+8分音符のリズムが出てきます。

ピアノでも練習しましたが、タンバリンを使ってのリズム練習もしました。

私がカスタネットで拍子を刻み、生徒さんがタンバリンで実際に弾くリズム通りにたたきます。

ピアノの前に座っている段階で、リズムがかなり分かっていた感じがしたので、きっとお家での練習も大丈夫だろうと思います。

 

教本でも、これからは知っている曲がいろいろ弾けるようになってくるので、楽しいと思います。

にこにこしながら、帰っていきました。

2018.11.06

一音ずつ響きを確認していく

こんにちは。

昨日は、御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

 

今、バッハのフランス組曲を弾いているのですが、虫様筋の使い方、鍵盤への指の下ろし方で、響きが大きく変わることを改めて実感しました。

一音ずつ、指の使い方、音の響き方を確認しながら弾いていると、結局1時間かかって、最初のALLEMANDEの、しかも半分で終わりました。

先週、レッスンを受けたピアニストの方も、バッハのインベンション1番で、同じことをおやりになっていたそうです。

ひたすら「この音かな?この響きかな?」と確認しつつ、その時の自分の指の状態、身体の状態を認識していく。

一音ずつの確認ができたら、16分音符なら1拍分、4つをまとめて弾いた時、それができているか、できていなかったのなら、どの指に原因があるのか、なぜなのかを探りながら、もう一度弾く。

それの繰り返しです。

 

どうしても、薬指、小指の筋肉は、力が弱く、音量が小さくなりがちです。

その音だけ「音量が小さい」ともう少し音量を上げようとすると、虫様筋が支えきれずに、指が鍵盤に落ちてしまいます。

そうすると、今度はその音だけ、いきなり音量が大きくなります。

筋肉が以前よりはついてきたとはいえ、やはり指により、コントロールのしやすさは大きく違います。

薬指、小指は特に、まだまだ指の筋トレが必要だと改めて感じました。

 

先生のレッスン室のスタインウェイ。

本当に微妙なタッチの差まで、実にはっきりと再現してくれる楽器です。

あるポイントがあって、そこに適切に触れると、実に良い響きが出ます。

でも、少しでも深かったり、浅かったりすると、全く違う響きになります。

深すぎると雑音のような濁りが感じられます。

浅いと「浮いた音」になり、しっかり響きが上がりません。

 

先生も「まさに薄氷の上にいるようだよね。ほんの少しのちがいで響きがまったく違ってくる」と言っていましたが、特に薬指と小指では、何度も薄氷が割れて、水中に落下した気持ちでした。

また次回のレッスンまで、一つずつ一つずつ、丁寧に確認しつつ練習していきましょう。

2018.11.05

フィガロの結婚六重唱で「ソナタ形式」について学ぶ

こんにちは。

今日は、面白い本を見つけたので、そのご紹介です。

田村和紀夫著「カラー版徹底図解 クラシック音楽の世界」(新星出版社)

 

音楽史、確かに勉強しました。

大学時代に講義を取り、さらにその講義で指定された「バロック以前の音楽」「弦楽四重奏」「現代音楽」の3つのコンサートに行ってレポートを書き、試験を受ける。

当時学んだ内容が断片的には頭の中にあるのですが、今ひとつ体系性に欠けている部分があるのも確かで、もう一度、振り返ってみようと思い、この本を手に取ったのです。

さらに、この本を読もうと思った理由に「『フィガロの結婚』の六重唱でソナタ形式を説明する」という説明文を読んだことも大きいですね。

ピアノを弾いていると、どうしても、頭の中の音楽史もピアノ曲にかたよりがちです。

ソナタ形式というと、すぐにモーツアルトやベートーベンのピアノ・ソナタが浮かんできます。

それが「フィガロの結婚」とは。

六重唱も知っていますが、あれもソナタ形式なの?という感じでした。

 

この本ではソナタ形式の基本として、次のように書かれています。

1 全体は「提示部」「展開部」「再現部」の3つの部分からなる(最後に「コーダ」がつくことがある)。

「提示部」には「第1主題」「第2主題」が置かれ、反復記号で閉じられる。

「展開部」は絶え間なく転調を繰り返す部分で、最後に再現を準備する部分となる。

「再現部」は提示部が再現される部分だが、第2主題は主調に戻される。

そして、フィガロの結婚の六重唱を例に取っているのですが、提示部の第2主題の部分を「劇の萌芽」とし、展開部を対立から和解への「ドラマの形式」としています。

これを読んで、モーツァルトのピアノ・ソナタの展開部がどんどん転調している感覚が、少しつかめた気がしました。

ちょうどモーツァルトのピアノ・ソナタを弾いている生徒さんがいて、レッスンで毎週聞いているわけですが、自分が弾くのとも、CDなどで聞くのとの中間の感覚で聞いている感じです。

そうすると、この展開部の転調の多さがとても印象に残るのです。

「ドラマ」ととらえると、登場人物が何人かいて、それぞれにはそれぞれの気持ち・感情があり、それを描いている。

そんなイメージが浮かんできました。

 

今までより、転調の一つ一つの色合いを、よりはっきりと感じることができそうです。

ベートーベンのピアノ・ソナタだと、また少しイメージが違うような気もするのですが、少なくともモーツァルトのピアノ・ソナタを演奏する上では、とても大きなヒントをもらった気がしました。

知的理解が進歩を助けるー小学校高学年・中学生のピアノレッスン

こんにちは。

たうらピアノ教室には、小学校の高学年・中学生になってからピアノを始めた生徒さんが何人もいます。

ピアノを始めるのは、一般的に早いほうが良いと言われます。

でも、趣味で楽しもうという場合は、始めるのに年齢は関係ありません。

 

昨日は、中学校2年生の生徒さんの3回目のレッスンでした。

今回、無理なく段階を追うことができること、ポップス風の和音が多く使われていることから、「ピアノランド」のシリーズを使うことにしました。

小さいお子さんだと、「知っている曲が弾ける」ということがモチベーションに大きく関わりますが、中学生だとそのあたりも変わってきます。

 

小学校高学年や中学生、大人の生徒さんの場合は、知的理解が加わるので、読譜についてはすぐ理解できるのですね。

中学生・高校生くらいまでだと、あとは回数ですぐ直感的に分かるようになります。

かつて中学校の吹奏楽部の生徒を見ていて、どうしてこんなに短期間で楽譜が読めて吹けるようになるのだろう?と思うほどでした。

ただ、吹奏楽に限らず、中学生の伸びしろもとにかく大きく、どんどん色々なことができるようになりますので、それをたくさんの生徒を見ることで実感しているというのは、私の強みでしょう。

 

この生徒さんの場合も、五線譜の仕組み、音の高さをどのように書き表しているかについては、すぐ理解できました。

大人用の音楽ドリルを使っているので、学習効率が高い一方、加線も含め、どんどん進みます。

本人は「ヘ音記号になると、考えるのに時間がかかってしまって……」と言っていましたが、何ページ分もやってきました。

このあたりが、「知的理解」がしっかりできることのメリットです。

 

ピアノについても、最初は使う指の数がだんだんと増やしていく段階。

前回私が話したことを理解して、何曲も練習してきました。

リズムの感じ方などの細かい点を修正して、次に進むことにしました。

拍子も4分の4拍子から8分の6拍子が加わり、その感じ方、両手で合わせる部分も入ってきます。

 

「何か質問がある?」と聞くと

「両手で合わせる時の、練習のコツはなんですか?」

質問ができるというのは、課題意識を持って聞いているということですから、素晴らしいことです。

「別々に練習した後、左右の動くタイミングに注意をしながら、とてもゆっくりの状態から練習しましょう。」とお話ししました。

しっかりしていて、頼もしさも出てきた中学2年生でした。

小学校2年生の体験レッスン

こんにちは。

昨日は小学校2年生の女のお子さんが体験レッスンを受け、入会してくれました。

 

3人兄弟の長女、ということで、しっかりした印象のお子さんです。

将来、幼稚園の先生になりたいので、ピアノはぜひ習いたいと思っていたとのこと。

ご挨拶をして、少しお話。

お家でも、電子ピアノがあるので、少し自分なりに弾いたりしてもいるそうです。

 

その後体験レッスン開始です。

手をなぞって指番号。

指番号の書いてあるカードを使って、確認していきます。

さすが2年生。すぐできました。

 

ト音記号とヘ音記号。

ト音記号のカードが出たら右手で、ヘ音記号のカードが出たら左手でボンゴをたたきます。

これも、すぐできました。

真ん中のドの音を音符で書くとどうなるのか、の確認。

 

いよいよピアノです。

この頃、体験レッスンでは、ピアノの仕組みを見ていただくようにしています。

音の出る仕組みを見てもらうことで、自分の打鍵がどのように音につながっていくのかをイメージすることができやすいと考えたからです。

ピアノの蓋を開けて、弦が全部見えたらわーっという感じで、一緒にいらしていた弟さんもびっくり。

確かにグランドピアノの中はなかなか見る機会がありませんから。

 

鍵盤を弾いてもらい、ハンマーが上がる様子を見てもらいました。

スイッチがなくても、鍵盤を弾くとハンマーが上がり、弦を叩いて音を出す。

その後、ペダルを踏んだらどうなるのかも見てもらいます。

私が右のペダルを踏んでから弾いてもらうと、音が響くことにもびっくり。

左のペダルを踏むと、鍵盤が動くことにもびっくり。

お母様も、子供の頃10年位習っていたとのことで、グランドピアノを見ながら、「電子ピアノだと、弾いた感じが全然違うんですよね。」とおっしゃっていました。

 

蓋をしめて、黒鍵を手がかりにドの音を探していきました。

すぐ見つけられました。

そして、一番上のドの音も、一緒に確認しました。

次に、ピアノの真ん中探しです。

高いほうから生徒さんに、低いほうから私が一つずつ鍵盤を弾いて、隣り合ったところまで進みます。

ピアノの真ん中を確認し、真ん中のドも確認しました。

 

実際に曲を弾いてみます。

「ピアノランド」の「どどどどどーなつ」を弾きました。

何回か練習して、一緒に連弾。

1曲、その場で完成させることができました。

 

次からの日程を確認し、教本類をお渡ししました。

お母様に「これから習うんだよ。」と言われて、ニコッとした顔、ほんとうにうれしそうでした。

帰り際にも手をふって帰っていきました。

新しいご縁に感謝しつつ、楽しいレッスンをしていこうと思います。