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2019.01.08

親指の支えを改めて意識する

いつもの神田明神は、こんな感じです

昨日は、自分のレッスンに行ってきました。先生の楽器は、ほんの少しのタッチの違いを反映してくれます。場合によっては、反映「してしまい」ます。

指を使い過ぎない

昨日は、最初に弾いた時、微妙に響きに伸びがないように思いました。

何だろう?と思いながら弾いていました。弾き終わった時、先生から、「指を使いすぎています。」と言っていただきました。

指に力が入ってしまっていたようです。このあたり、ほんの少しの加減で響きが変わってきてしまいます。

指先から虫様筋に感覚を移動させるような意識で弾いてみると、だいぶ違いました。

ただ、後半になってfで弾こうとすると、やはり響きが思うように上がってきません。

「こう、押し付けている感じですね。fの時は一瞬だけ、力をかける感じで。」と言っていただき、何回か繰り返しているうちに、ようやく少しずつ改善していきました。

ただ、この部分は、前回のレッスン時も同じような流れだったので、家での練習にももうひと工夫いるかもしれません。

家のピアノがまだあまり「鳴らない」感覚なので、ついつい弾きすぎているということを自覚しました。

親指の支え

同時に「親指が微妙に下がっているので、そこで響きが変わってしまいますね。」とのこと。

親指‼奏法を変えた当初は、親指の使い方がまったく出来ておらず、ずいぶん苦労しました。

だいぶ、できるようになったものの、まだ音形によって、支えが甘くなり、位置が変わってしまう場合があるのです。

親指の付け根から指を使うということを意識して、支えをももっと意識しつつ練習する必要があります。

ほんの少しの加減で、響きは大きく変わってしまいます。そのことを改めて自覚したレッスンでした。

神田明神の人混み

神田明神は、4日の混雑が、報道されていましたが、昨日も初詣の人で、すごい混雑していました。

先生のお宅に向かう時に、いつもの歩道にビジネスマンらしき人がたくさん歩いていて、どうしてだろう?と思っていたのですが、途中でたくさんの人が、神田明神の方向に曲がったので、理由がわかりました。

帰りに見ると、人はもっと増え、鳥居から曲がって歩道まで、参拝の人の列がならんでいます。新年のにぎわいを横目に見つつ、私は私で、また収穫を得た気持ちで帰途につきました。

2019.01.07

バッハ・フランス組曲の魅力

ここのところ、バッハのフランス組曲2番を練習しています。

バッハは、学生時代、聴くのは大好きだけれど、弾くのは「苦手」と思っていました。

年齢とともに、バッハの音楽はますます魅力的に思うようになり、奏法を学ぶことと併行して、平均律の1巻をずっと練習していました。

根気よく、先生もお付き合いくださったので、平均律1巻のほぼ全部を学んだあたりから、ようやくバッハらしさが自分の身体の中に入りやすくなってきた感覚が出てきて、「苦手」はだいぶ克服しました。

旋律の美しさ

フランス組曲に限ったことではないのですが、バッハの曲の中には、ハッとするような美しい旋律が、そこここにたくさんちりばめられています。

フランス組曲は、演奏が比較的容易な、単純とも言える旋律なのに、その出現頻度が非常に高いと思います。

内声のちょっとした動きの中にも、美しさがあります。ちょっとした動きだからこそ、その美しさをどう表現できるか、という部分には難しさがあるのかもしれません。

奏法を変えたことで、複数の旋律線をもつ、バッハの音楽を立体的に捉えやすくなったと感じています。

外側の音に対して、内側のこの音は、こう弾いてみようか、という引き出しが増えたと感じられるからですね。

複数の舞曲のつながりの美しさ

構成そのものも実によく考えられています。

もちろん、当時の組曲の一般的なパターンが使われていて、緩急などはその中で考えられているとは言え、この舞曲のこの感じの次が、こうなっている!という驚きや感動。

それらが満ちあふれています。特に、2番の場合、私が一番好きなのは、クーラントの後のサラバンド。

クーラントの速いテンポの後の、サラバンドの出だしのなんと繊細なこと。それが表現できるように、伝わるように、ということをしっかり考えて弾いていきたいものです。

好きになることが一番

ふり返ってみると、好きになることが一番たいせつなのかもしれません。バッハは苦手、と思っていた時は、バッハは遠くにありました。

バッハが好き、と思うようになって、バッハに近づけた感覚があります。そこからまた、見えてくるものが変わってきたように思うのです。

演奏とは、その楽曲の中に、自分自身が美しさを発見でき、表現したいと思うからこそ成立するものなのかもしれません。

2019.01.06

響きで音楽をつくっていく過程を考えてみる

大人の生徒さんで、奏法を学ぶ目的でレッスンに通ってくださる方がいます。ピアノ以外の楽器の経験もあり、とても音楽に詳しい方で、勉強熱心です。

その方のレッスンの中で、改めて音楽をつくっていく過程そのものが、奏法によって大きく違うということを認識したので、今日は、それについて書いていきます。

かつての私の過程

かつての私自身をふり返ってみると、大きく2段階だったと思います。ピアノを弾く知人の言葉から推測するところ、たぶん、多くの方も同じように感じているのではないでしょうか。

第1段階は、譜読みをして、音が並べられるようにする。一通り「弾ける」状態を作る、ということです。ある意味、この状態までは機械的とも思える部分があるかもしれません。

一応の強弱はつけますが、この段階では、まだ「曲想」を中心に考えることはしません。

そして、一通り音が並べられるようになってから、第2段階として「曲想」を考えていく。

この2段階です。

響きで音楽をつくる過程

今は、どうだろう?とふり返ると同じ2段階でも、大分違っています。ピアノの前に座った後は、いろいろなことを同時進行でやっている、という感じです。

第1段階は、手の使い方を考えながら、指遣いを決めていきます。私の場合には、指遣いを最初に決めることで、音が頭の中に入りやすくなるように思います。

これはピアノの前に座って音を出しながらすることもありますが、机に座って確認することもあります。

第2段階は、実際にピアノの前に座って音を出しながら、練習していきます。

第1段階で考えていた手の使い方・指遣いで良いかどうか、を音を聴きながら弾いていきます。

手の使い方、持っていき方によって、弾きやすさが変わるだけでなく、響きも変わっていくので、指遣いの確認と同時に、自分のイメージした響きが出ているかどうかもしっかり聴きながら練習することになります。

いわゆる「曲想」はこの中で同時に考えています。ですから、常に「私はどう感じているのだろう?このフレーズをどういう響きで弾きたいのだろう?」と自問自答している状態です。

決めたものを再現するわけではない

ただ、私の先生はよく「同じ演奏はない」とおっしゃいます。

その時によって、弾きながら、感じる音楽は変わっていくはず。だから、きっちりと決めたものを作ってそれを「再現」するわけではない、ということなのですね。

最初奏法を学ぶ期間が長くなり、自分自身の響きが変わってきたことを実感するようになってから、先生の言わんとするところがだんだんと理解できるようになってきました。

響きでつくっていくことで、より多くの表現の選択肢を持てるようになっていきます。そして、その時その時に応じて、瞬時に選択肢の中から選んでいけるようになっていくということなのですね。

「これで良い」というところはありませんが、少しでも多くの響き・表現の選択肢が持てるように、日々を積み重ねていきたいと考えています。

2019.01.05

新年初のレッスン

昨日から、2019年のレッスンが始まりました。生徒さんが来ると、レッスン室がにぎやかになって、やはり楽しいですね。

レッスンノートから見える冬休み

レッスンノートを見せてもらうと、冬休みの楽しい生活が見えてきました。

お家でのクリスマスやお正月の様子、おじいちゃんやおばあちゃんとの交流、お出かけしたこと、鉄棒ができるようになったこと等、特別なことも、日常のことも含めて「できたこと」「楽しかったこと」がいっぱい。

幼稚園年長の生徒さんも「今年から、自分でノートを書くことにしたの。」と言って、がんばってひらがなで書いていました。

「できたこと」「楽しかったこと」など物事のポジティブな面に着目して記録していくことで、自己肯定感が上がることは、心理学ではよく知られています。

自己肯定感が上がると、より高い目標にチャレンジしやすくなります。チャレンジすれば、さらにそれに向けて努力していくことになり、自己成長のスピードが速まるのです。

ピアノもしっかり練習して上手になっていました

そんな中、ピアノもみんなしっかり練習して、上手になっていました。

宿題は2曲だったのですが、3曲めも自分で譜読みして上手に弾ける状態まで仕上げてきた生徒さん。

宿題の2曲を完璧に弾けるように、何回も練習してきた生徒さん。

伴奏のオーディションにチャレンジするので、合唱の伴奏の譜読みをしつつ、練習曲も、プレ・インベンションも、曲も弾き込んできた生徒さん。

習慣として、ピアノを練習することが身についているので、冬休み中も変わらず、(幼稚園・学校がないので、それ以上に)練習していました。

習慣の力の大きさを改めて感じるとともに、生徒さんがピアノを好きでいてくれることも、とてもうれしく思いました。

2019.01.04

身体の使い方を見直す

こんにちは。

靴が合わずに、足を痛めて整骨院に通うようになってから、身体の使い方について日常でも意識をするようになってきました。

ピアノを弾く時の姿勢も、いろいろ考えているところです。

意識するだけでいろいろ変わってくるものだということも実感しています。

左右のバランス

立っている時のバランスが、右に傾いているとということを整骨院で指摘してもらい、意識するようにしました。

1週間後に治療に行った時、「思っていたよりもずれていませんね。」と言われ、やはり、意識していることの効果を感じました。

片足を、もう片方の足にのせた「組む」という状態にはしなくても、無意識にクロスさせていることがあることにも気づき、直すようにもしていましたので、このあたりは、それも含めて成果でしょう。

立ち方

これは、自分でも指摘されるまで全く気が付かなかったのですが、ももの裏の筋肉が緩みがちであるとのこと。

確かに、気がつくと微妙に膝が曲がっているのです。

なるほど、とこれも気をつけるようにはしているのですが、こちらのほうが難題です。なかなか気がつきにくい。

同時に、子供の頃母によく言われてた「猫背」。これも、意外に気づかず、無意識でそうなっています。

全部がひとまとまりになって、「立ち方が良くない」という状態です。

左右バランスに比べると、前後の重心のとり方のほうが、私にはずっと難しいことが分かりました。

足首、腰の骨、肩、耳たぶが一直線になるように、と言われたのですが、どうもその意識がまだつかみきれません。

体幹の使い方

立ち方を教えてもらい、正しい立ち方に近づくと、今までより、お腹に力を入れる必要があることが分かりました。

ピアノを弾くときにもこれは重要に思います。前回のレッスンでも、肩が前にいかないように、脇腹の筋肉を意識していくことを教えていただいたのですが、効果的に腕の重みを鍵盤に伝えるためにも、意外に体幹の使い方は重要であると感じています。

それは、ピアノの前に座った時の、腰の骨、肩、耳たぶのバランスの良い位置を探っていくことが、今の私にとっての課題であるということともつながっていきます。

整骨院の先生にも、治療で肩甲骨周辺を調整していくことで「ピアノを弾く時の肩の位置のイメージが、今までと変わっていくかもしれません。」と言われています。

レッスンの時に、先生の弾いてくださる姿を見ても、非常に姿勢が良い状態ですし、どこにも無理がなく、かつ効率的に鍵盤に力が伝わっています。動画のポゴレリチも非常に姿勢が良く、かつ力みが見えません。

手も指も身体の一部という意識で

ピアノというと、ついつい、腕・手・指という末端にばかり意識を向けがちでした。

でも実際は、身体全体をいかに使っていくべきか、ということの重要性を感じているところです。

手も指も、身体の一部。全体のバランスの中で、響きにつながる身体の使い方を工夫していきます。

2019.01.03

オペラでわかるヨーロッパ史―読みながら世界史の勉強をしました

こんにちは。

ここ数日は、読書の時間がいつもより多く取れました。

ピアノも大好きですが、オペラも大好き。「オペラでわかるヨーロッパ史」という本を読みました。

新書なので、さらっと読めます。

読みながらヴェルディが多いな、とは思ったのですが、後書きに「筆者がヴェルディを偏愛しているせいもあり、またヴェルディの作品に大河ドラマ的なものが多いため、彼の作品が多くなってしまった」という記述があり、納得。

日本史は好きだったのですが、世界史は知らないこと、覚えていないことが多く、そういえばそうだっけ?と1つ1つ「学習」した状態でした。

印象に残ったことをいくつか書いていきます。

検閲との闘いがあったこと

オペラへの検閲があったことは、知っていました。例えば、この本にも取り上げられている「ドン・カルロ」が検閲を通すために、話の舞台をアメリカに変えて、人物の設定も変えた、ということ。

でも、実際は私が事前に知っていたことよりも、はるかに多くの厳しい検閲がありましたし、土壇場になって上演が流れてしまったこともあったそうです。

しかし、ゲネプロ(最終リハーサル)後、ナポリを治める両シチリア王国の国王から横やりが入り、初演は流れてしまう。シラーの戯曲が許容されたミラノや北イタリアと違い、シチリア王国は保守的で、舞台で王族の処刑を扱うことに待ったがかかったのだ。

オペラでわかるヨーロッパ史 第二部 二 弾道台の女王―マリア・ストゥアルダ p.139

「マリア・ストゥアルダ」の初演は1835年のミラノ。ナポリでは上演できずに、ミラノでということからもわかるように、地域差も大きかったようです。

それから20年以上たってからヴェルディが作曲した仮面舞踏会も、ナポリでは初演できず、1859年、ローマに変わって初演になりました。

《仮面舞踏会》は、ナポリで初演されるはずだった。それがローマに変わったのは、「検閲」のためである。ナポリの検閲当局は、実在の国王の暗殺事件と、フィクションとはいえ、「不倫」を盛り込んだ物語を許さなかった。


オペラでわかるヨーロッパ史  第三部 三 「検閲」の向こう側―仮面舞踏会 p.187

識字率が低かった当時、劇場の影響力は強く、小説では許された表現も舞台にかけるオペラでは許されなかったことなど、そのあたりの事情も詳しく書かれていました。

作曲家の姿勢が反映されていること

台本作家が作った台本に曲をつけてオペラを作るものの、作曲家の姿勢が台本そのものにも大きく反映されている様子が伺えました。

「トスカ」の中の有名なアリア「星は光りぬ」の歌詞についても、台本作家の歌詞が気に入らず、プッチーニが歌詞を書き換えてしまったエピソードが紹介されています。

このあたりも、ヴェルディとの違いが書かれていました。

また、ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」の部分でも、歴史に対する作曲家本人の姿勢について詳しく書かれていて、興味深く思いました。

オペラを見る楽しみの一つの視点として

「『史実』と言われているもの」それ自体、様々な見方があり、様々な捉え方があるものです。

さらにそれを、劇場で上演する形にしていけば、さらに様々な要素が入ってくることは当然です。

今回、「歴史作品は、題材になっている時代と成立した時代という、二重の歴史を反映していると思う」という筆者の意見に共感しつつ この本を読むことで、オペラを見る楽しみに、また一つ違う視点が持てるようになりました。

2019.01.02

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

去年の1月1日にも、「私のピアノについての新年の抱負」を書いていました。

実際にできたこともあれば、残念ながらできなかったこともあります。でも、今見返してみると、意外に多くの内容が実現しています。

一方、不思議なことに、そこに書いていなかったのに、「いつか」と思っていたことで実現したこともありました。

ということで、今年の抱負・目標です。

ピアノ教室としての抱負・目標

・生徒さんの音楽面、技術面の向上のために、自分の指導力をさらに磨いていく。

・発表会を開催する

・奏法についてブログでの発信を充実させていく

・動画をアップし、こちらでも発信していく

自分自身のこと

・指・腕・身体の使い方についてさらに学び、より美しい響きを見つけていく

・4月の「葵の会」定期演奏会に向けて、今年は伴奏と作品発表という新しいチャレンジをしていく。

・11月の先生の門下発表会に参加し、こちらもまた新しいことに取り組んでいく

・Ray Lev先生の楽譜の中から、日本であまり紹介されていない曲を中心に取り組んでいく。

ピアノについて、学んでいく

今の奏法にたどり着いたのも、どうしたらより良い演奏、より良い響きが得られるようになるのだろう?と模索した結果です。

今まで以上に、ピアノについてより深く、より多くの視点から学び、それを生徒さんたちに還元する、そんな2019年にしていきます。

どうぞ、今年もよろしくお願いします。

2018.12.31

今年1年、ありがとうございました。

2018年も残るところ、あとわずかになりました。

振り返ってみると、今年1年で、生徒さんが10人増えました。幼稚園、小学校低学年の生徒さんも増えましたが、中学生や大人の方もいらっしゃいます。

多くの方に、ピアノ(音楽)の楽しさを伝えたい、そしてお子さんたちには音楽を通して成長してほしい、という思いでピアノ教室を始めましたが、少しずつ、成果も見えてきています。

クリスマス会も開催でき、発表を通して、また一段と生徒さんたちの進歩、成長ぶりが実感できました。

それとともに、縁あって、スタインウェイのピアノをレッスン室に入れることもできました。

最高の環境を、教室に用意することができ、大変うれしく思っています。

ひとえに、この1年、支えてくださった多くの方々のおかげと心より感謝しております。

ブログも400記事を超えました。これも、読んでくださる方々がいらっしゃるからこそ。そのご縁にも心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

2019年も、美しい響きを求め、生徒の皆さんに音楽の楽しさ、成長する喜びを味わっていただけるように、私自身の学びを深めつつ、指導に当たってまいります。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

2018.12.28

クリスマス会での経験を次に生かす

12月も、あと数日になりました。

12月16日にクリスマス会を行い、その後、1回ずつレッスンをしました。昨日で今年、2018年のレッスンは終了です。

クリスマス会では、多くの人が聞いているという、いつもとは違う状況の中、ドキドキし、緊張しながら弾くという経験をしました。

また、本番に向けて練習するということ、そのこと自体も、とても大きな経験になっています。発表を意識すると、練習の質が変わります。結果として実力もついていきます。

感想を書いていただいているので、いくつか、ご紹介しますね。

人前で、1人で演奏するのは初めてで、ガチガチに緊張していましたが、演奏後は達成感でニコニコうれしそうでした。連弾は緊張しないで楽しめたようです。

クリスマス会に向けて、自ら練習することが増えました。弾けるようになることで更に弾くことが楽しくなり、クリスマス会以外の曲も挑戦しようとする姿があり、成長を感じました。

クリスマス会に向けてすごく意欲的に取り組む姿が見られました。人の前で発表する経験も大きかったように思います。

クリスマス会の曲が決まって、いつもレッスンで弾いている曲よりも少しむずかしい曲だったので、苦戦している姿も見られました。毎日、何度も繰り返し練習し、苦手な所は、その部分だけ弾けるようになるまで練習していました。多い時は、1日1時間くらい、もう1回、もう1回と自分が納得できるまで練習する姿に、親の私たちもすごいな、と感心する日々でした。

クリスマス会後のレッスンでも、意欲的に取り組んできた生徒さんが多く、うれしく思いました。

実際に、クリスマス会に向けて練習を重ね、その中で、指の使い方が上手になっていたり、練習時間が長くなっていたり、と身につけたものを生かして、通常の曲の仕上がりもレベルアップしてきています。

同時に、特にお子さんの場合、それを支えてくださる保護者の方のお気持ちもとてもよく伝わってきました。

生徒さんの成長に寄り添いつつ、私自身もまたレベルアップしていこう、と決意を新たにした年末のレッスンでした。

幼稚園年少さんの体験レッスン

こんにちは。

昨日は、幼稚園年少の男のお子さんの体験レッスンをして、入会を決めていただきました。

年少さんの体験レッスンは2回め。このくらいの年齢は、個人差が大きいので、いろいろ考えてメニューを用意していました。

身体を動かすことに興味があるのだったら、こんな内容を、ピアノそのものに興味がありそうだったらこんな内容を、と。1つ1つの内容は短めに、全体として学ぶことがあるように、ということを意識して、組み立てています。

なぞり書きとぬり絵

お母様と、おばあさまと一緒に来たTくんは、わたしが「おはよう。」と言うと、恥ずかしそうに「おはよう。」と返してくれました。

「お名前は?」と聞くとやっぱり恥ずかしそうに「お母さん言って……。」

でも、ミッフィーの持っている風船をなぞって、色をぬって、と始めると、何色が良いかな?と楽しそうに色を選び、ていねいになぞり書きとぬり絵を始めました。

とても手先が器用で、風船の○もきれいに閉じてなぞれますし、はみ出さずに風船の中に上手に色がぬれます。幼稚園でもたくさんこういう作業をしているのだそうです。

途中で「あと4つだから、どの色を使おうかな。」と言って、数もきちんと把握していることがわかりました。

全部で6個のミッフィーの風船は、青、赤、黒、ピンク、黄緑、黄色とカラフルにぬられ、その頃には、私にも、レッスン室にも慣れてきました。

数を数えながら、ボンゴをたたく

動物のカードをみせました。「これ何だ?」「キリン!」

「じゃあ、『キリン』って言いながらボンゴをたたこうね。」というと「お家にもある。」びっくりしました。

お家に小さいボンゴがあるのだそうです。

キリンとカマキリとライオンとを数えながらたたき、ライオンは右手と左手を使って、4回もたたきました。

ピアノってどうなっているのかな?

ピアノのふたを開けて中を見てもらいます。鍵盤を弾くと下からハンマーが上がって弦をたたく様子を見てもらいました。

左のペダルを踏むと、鍵盤が動くことも、右のペダルを踏むと、音が長く伸びることも、体感してもらいます。

今は、電子ピアノですが、ゆくゆくはアップライトピアノを用意していきたい、とのご両親のご希望です。

スイッチがないピアノ。でもだからこそ、弾いた違いがすぐ音に出る楽器。それを最初からぜひ見て触れてほしいと思い、今はできるだけ早い段階で中を見ていただくようにしています。

真ん中探しとクラクション

ピアノの右端からTくんに一音ずつ下がって弾いてもらい、私は左端から弾いていって、真ん中を探します。

真ん中で鍵とロゴのマークを確認して、座ってもらいました。

最初はクラクション。私の真似をしてグーやチョキで鍵盤を弾いてもらいます。

プップーと鳴らしていくのですが、だんだんとミッフィーの車だけではなく、トラックや電車やミニカーも加わって、あっちこっちに動きます。

時々「プップー」だったのが「プップップ」と変わったりして。でも、ちゃんと真似ができました。チョキもとても上手に作れました。

最後に連弾

ここまでがとてもスムーズだったので、最後に連弾をすることにしました。

ドの音を4拍子で弾いていきます。

さっき「ライオン」とやったので、ライオンを右手で4回、左手で4回。そこに伴奏をつけると、曲になりました。

弾き方を私が見せると、真似をして、指の形を変えることができました。これには私もびっくりしました。

ピアノは楽しい

ヤマハの音楽教室に通っているとのこと。グループではなくて、個人に応じたレッスンを受けさせていきたい、ということが、ピアノ教室に来る動機だったのだそうです。

一人ひとりの個性を大切にできること。まさに、それが個人レッスンの良さ、特長です。

にこにこして、できた!という実感を持って帰っていきましたが、そういう経験を通して「ピアノって楽しい」「音楽って楽しい」という気持ちをたくさん感じてほしい、そう思いながら見送りました。

レッスンの開始を私も楽しみにしています。