「2018年 8月」の記事一覧

2018.08.31

「新発見」を身につける

こんにちは。

昨日は発表会前、最後のレッスンでした。

実は、2週間ほど前、前回のレッスン直後に、先生の「新発見」がありました。

「次のレッスンではそのお話を伺える」と思って楽しみにしていました。

 

ただ、残念ながら、今日1日で調整するには厳しい。

親指や手首の使い方が今までと違ってくるので、響きが伸びなくなり、それが気になってしまいます。

特に、私にとっては難しいと感じていた親指のコントロールが、ようやく身についてきたところです。

今日1日やってみて、「できる範囲で」ということになりそうです。

手の使い方が頭から離れない状態での演奏にはしたくありません。

残念ですが、発表会後の課題として、取り組むことにしました。

 

先生ご自身は、今までもそのように弾いていたのだそうです。

ただ、手の使い方は無意識で行っているもの。

さらに、指や手首などの細かい部分は、近くで見ていても分からないことがたくさんあります。

それを先生が意識化できると「発見」となるわけです。

今回も、ホロヴィッツやソコロフ、ニコラーエワの動画から、先生ご自身の手の使い方に意識が向いたようです。

 

この「発見」が身につくと、より混ざり合った響き。

響きにより色合いが出てきます。

新たな「発見」に、刺激をいただいて、さらに美しい響きを目指していきます。

終わりのない旅のようなものですね。

今日よりは明日、より美しい響きで弾けるように、毎日一歩ずつ前に進んでいきます。

2018.08.30

インプット・アウトプット・フィードバックを意識する

こんにちは。

先日の「アウトプット大全」の続きになります。

 

ここのところ、フォーレのノクターンに取り組んでいるのですが、それをインプット・アウトプット・フィードバックという観点を意識しつつ練習しています。

インプットは「楽譜を読む」「音楽を聴く」

アウトプットは「演奏する」

フィードバックは「録画したものを見て、付箋に書いて楽譜にはりつけていく」

これをくり返しています。

 

「音楽を聴く」という意味では、フォーレのノクターンも聴きますが、室内楽をよく聴いています。

楽器が違うので、それぞれの横の流れと縦のラインがよくわかります。

今練習しているノクターン2番の中に、どう弾いたらよいか、迷っていた部分がありました。

解決しそうで解決せず、どこに向かって弾いたらよいのか、とらえきれない部分があったのですね。

室内楽をずっと流して聴いていたときに、ふっとその部分の感覚がつかめた気がしました。

どこかに向かうのではなく、その時その時の美しさを感じて流れていく感覚で弾けばいい。

先生が言っていた「自分の感情を歌い上げるのというのとも違う距離感」なのではないか、と気がつきました。

 

アウトプットである練習。

これは、前回のフィードバックの時に貼り付けた付箋の部分を練習すること。

同時に、音をしっかり聴きながら自分のイメージする響きが出ているか、確認していきます。

 

フィードバックは、録画することにしました。

録画した動画を見ながら、姿勢・身体の使い方のチェックをします。

それから、課題になるところは、付箋に書き出して楽譜に貼り付けます。

前回の付箋の中で、「できた」と思われたものは同時にはがしていきます。

楽譜を丁寧に見ながら聴いていると、細かい部分の「思い込み」や「雑」な部分も分かります。

cresc.のタイミングが早すぎていたり、アクセントが強すぎていたり、逆にアクセントなのに聞こえてこなかったり。

1回ごとに付箋の色を変えると、前回との違いが分かります。

身体の使い方も、録画すると客観的に見られて、例えば、もう少し前傾してみようかな、とか、手の向きがこうだから今こういう響きになっているのだな、いうことがよく分かります。

 

「アウトプット大全」によると、これをくり返すことで、一見同じように感じられても実際にはらせん階段を上るように成長している、とのことですので、それをイメージしつつあと2日、とにかく最後までやれることをやっていこうと思っています。

今日は、最後のレッスン。

先生からフィードバックをいただき、それも踏まえて本番に臨みます。

2018.08.28

学ぶときにはアウトプットが大切

こんにちは。

このブログを読んでくださる方の中には、お子さんをお持ちの方も多いと思いますので、今日は「学習」に生かせる話を書きます。

 

中学校で教えていた頃、テスト前に「テスト勉強をする時間」が設けられていたことがありました。

たとえば、テストの時間が2時間だとすると、1時間目を勉強時間として設定したり、ということですね。

その時見ていると、ぼーっと何もしていないように見える生徒がいて、「何かやれば?」と言うと、「教科書を読んでるもん。」と答えるのです。

確かに教科書は開いています。

でも、どうも頭に入っているようには見えませんでした。

「できるだけ問題を解くといいよ。」とアドバイスはしたものの、経験上それは確かなことではあったのですが、研究結果などの根拠はその時、知りませんでした。

 

今回、精神科医の医師でもあり、作家でもある樺沢紫苑氏が書いた「アウトプット大全」という本を読みました。

ここに、根拠となる数字がありました。

読む・聞くというインプット3に対して、書く・話す・行動するというアウトプット7という比率が一番頭に入るのだそうです。

(これは大人が対象の本だからです。小さいお子さんの場合は、下記の引用のように少し違ってきます。)

この本の中にはコロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験結果が載っています。

 小3から中2までの100人以上の子どもたちに「紳士録」(人名年鑑)に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱するように指示しました。子どもたちに与えられた時間は9分間でしたが、そのうちの「覚える時間」(インプット)と「練習する時間」(アウトプット)の割合は、グループごとに異なる時間が指示されました。

 最も高い結果を出したのは、約40%を「覚える時間」に費やしたグループでした。年長の生徒になると「覚える時間」が少なくて済むようになり、「覚える時間」に30%の時間を費やしたグループが高得点をとりました。

(アウトプット大全p.28)

このように、何かを学習するときにはアウトプットの時間を多く取ることが大切なのです。学校の学習の場合、「問題を解く」というのがアウトプットですので、問題を解きながら覚えていく、という方法が効果的です。 

同時に、合っているか間違っているかを確認し、間違っていたら復習するというフィードバックも大切です。

 

この本の著者が動画解説の中で話していましたが、「楽器の演奏」はアウトプットなのだそうです。

練習もアウトプット、レッスンはアウトプットとフィードバックの場です。

その動画解説の中で「話す時にも1人に対して話すより、多くの人の前で話す方が、準備も必要ですし、緊張感も違います。演奏も多くの人の前で行うようにすると、より成長が望めます。」と言っていました。

「本番を経験すると上達する」ということの根拠はここにもありました。

 

クリスマス会に向け、曲選びができた生徒さんも増えてきました。

「多くの人の前で演奏する」というアウトプットに備えて練習する、そのことが上達・成長につながっていきます。

 

2018.08.27

音の飛ぶ方向・距離を考える

こんにちは。

音の飛ぶ距離感について、ここのところで考える機会があったので、書いていきます。

 

きっかけは、先日の勉強会。

先生のレッスン室のピアノをフルオープンで弾いたことからでした。

当然、ピアノの音の響きは変わってきます。

まして、スタインウェイのフルコン。

圧倒的なパワーと響きでした。

その中で、今まで「響きが上に上がる」というイメージで弾いていたのですが、それはホールでの演奏とは違う、ということが分かってきました。

 

今までのようにふたをしめた状態だと、譜面台の後ろの部分から音が出る。

それは上に向かって開いている状態なので、「響きが上に上がる」という感じにとらえられる。

ということなのですね。

フルオープンにすれば、当然、ふたが斜めになっていますから、響きも斜めに飛んでいきます。

そして、その方向の先に、客席があるわけです。

ですから、今までの「響きを上に上げる」ということはすなわち「響きを遠くに飛ばす」ということにつながってきます。

 

ただ、響きが上に上がっていれば、自分で把握することができます。

フルオープンの状態だと、空間に響きが満ちていかなければ、自分で把握することは意外に難しい。

先生のレッスン室でフルコンだとそのパワーで「響きが満ちていく」感じがありました。

いっぽう、私のレッスン室のピアノはC3と小さい。

そして、先生のレッスン室より、たぶん一回り広い。

フルオープンにしたとき、響き方が今までとはずいぶん違って感じられました。

 

自分が今弾いている、その響きの飛んでいく方向性。

そして、聴いている人にはどのような響きが届いているのか。

自分自身だけでなく、聴き手のことをしっかりイメージして、「響きを届ける」そんな感覚をもっと磨いていく必要があることに気付きました。

今は、毎日フルオープンにして、練習しています。

レッスンノートの活用

こんにちは。

たうらピアノ教室では、レッスンノートを使っています。

その中には、「練習時間の記録」をする欄や「ご家庭から」という欄があります。

 

昨日の幼稚園年長の生徒さん。

最初にレッスンノートを見せていただくと、「ご家庭から」の欄に、「2分音符のところで、全音符の長さをのばしています。」と書かれていました。

同時に練習時間をさっと見ます。

日によっては30分と長い時間練習しています。

幼稚園年長さんで、まだ始めて4ヶ月ですから、頑張っているな、という感じがしました。

 

書かれている内容を頭に入れて、レッスン開始。

「ピアノひけるよ!ジュニア1」をやっていますので、まずワークブックの宿題の答え合わせをします。

ドレミファもカタカナで上手に書いています。

○付けをして、新しいところの説明。

来週やる予定のページに、リズム打ちの課題がありました。

お母さまがレッスンノートに書いて下さった内容を読んでいたので、いつもなら簡単に説明だけして「次にやろうね。」というところですが、今やった方が良い、と判断。

ボンゴを使ってリズム打ちの練習をしました。

 

まず、確認。

2分音符を指さして、「これ、いくつのばすのかな?」

「4拍」

やっぱり、勘違いしていました。

「これね、2拍だよ。棒がついているのは2拍。おだんごだけのが4拍。」

「4拍子だから、1234と数えながらやろうね。」

と一緒に数えながら、リズム打ちをしました。

リズム打ちが上手にできるようになったところで、ピアノへ。

 

「練習、たくさんやっているね。」と言うと、お母さまから

「できないと泣くんですよ、悔しい、って。聞いていて、そこ違うんじゃない、と私が言うと、できるようにしたいからと練習しています。」

とのことでした。

「上手にひけるようになりたいんだね。」ということで始めました。

さっき、リズム打ちをしているので、2分音符2拍が頭にしっかり入っています。

ですから、宿題の曲のリズムも正しく弾けました。

 

レッスンノートは、記録(左ページ)と自己肯定感を高める(右ページ)という意味を持たせて作っています。

お母さまが、レッスンノートに書いて下さったおかげで、スムーズにレッスンが進み、次のページの練習に時間を多く当てることができました。

ノートが有効に機能して、うれしく思いました。

座り方で響きが変わった

こんにちは。

私自身が、ここのところ、椅子の位置・自分の姿勢・腕の使い方を研究中ですが、生徒さんにも、それを踏まえてお話ししたところ、響きが変わってきました。

 

小学校6年生の生徒さん。

今は、クリスマス会に向けてモーツァルトのピアノソナタとくるみ割り人形を練習中です。

とても向上心のあるお子さんです。

 

前回のレッスンの時に、弾いている時の腕の動かし方が窮屈に見えました。

ピアノと身体の距離がとても近いのです。

そこで、思い切ってそれまでより10㎝以上椅子を後ろに下げました。

お家でも練習の時に確認できるようにと、おおまかではありますが、ピアノの鍵盤の下から長さを測って帰りました。

同時に身体の使い方のポイントとして、腕の動きは肩胛骨から始まっていること、だから腕を動かすときには常に肩胛骨を意識して動かすようにお話ししました。

 

今回のレッスンで弾き始めたとたんに、「響きが変わった」と思いました。

特に出だしの2分音符・4分音符が続く部分は、動きがゆるやかなので、腕の動きが意識されやすいのでしょう、良い響きが出ていました。

生徒さんに「音が変わったね。」と言うと、

「家で弾いていても、音が上に上がる感じがした。」という返事。

「弾きやすくなった」とも言っていました。

やはり、椅子とピアノの位置関係、そして腕の動かし方の意識、これが響きに与える影響はとても大きいということを実感しました。

そして再度、椅子への座り方(とても浅く座ること・股関節を意識すること・身体が前に落ちないようにお腹で支えること)と腕の動かし方の確認をしました。

 

お迎えに来たお母さまに、響きがとてもきれいになったというお話をしました。

お家ではタオルケットを使って椅子の高さを上げ、椅子の位置も測って後ろに下げて練習するようにしたのだそうです。

そして、お家でも響きの変化を実感なさったとのことでした。

ピアノと椅子の位置。座り方。身体の使い方。

これを意識して変えていくことで、より響きのある音が出せるようになっていくのです。

クリスマス会の曲選びそれぞれ

 

こんにちは。

クリスマス会の曲選びを始めました。

昨日、レッスンした生徒さん。

一人は小学校1年生の元気な男の子です。

まだ、始めてから日が浅いので、今回はお姉さんとの連弾2曲を選びます。

候補は、「げんこつやまのたぬきさん」「ゆかいなまきば」「かえるのがっしょう」「ぐるぐるめだまになっちゃった」の4曲。

候補を考えている時に、ふっと顔が浮かんで、「かえるのがっしょう」を選びそうだな、「ぐるぐるめだま…」はこの絵が好きそうだな、と思って候補に入れておいたものです。

 

実際のレッスンの時に、「何にする?」と聞いて4曲、弾いてみせました。

迷わず、「かえるのうた!」即答でした。

「やっぱり。○○くんのために、とっておいたんだよ。きっと好きかな、と思って。」

ということで決定!

もう1曲はというとやはり、「ぐるぐるめだまになっちゃった」の絵が気になって、「これが良い。」

そばで聞いていたお母さまがちょっと「ゆかいなまきば」を押したのですが、「これ!」ということで決定しました。

 

絵を見て、「何の動物がいるのかな?」と早速チェックしはじめました。

逆さになっているおサルさんの絵を、私が「ネコちゃん」と言ったら、「え、ネコ?」と不思議そうに言うので、よく見たら「おサルさん」でした。

一瞬で認識していたのがすごい。

ということで、次回から練習に入ります。

 

もう一人、お引っ越ししてきて、入会した小学校3年生の生徒さん。

前のお家の時に習っていた先生の発表会が、9月に入ってすぐあるので、今はその練習中です。

ミッキーマウスマーチを練習していたのですが、急遽もう1つ楽譜が送られてきて、そちらも弾くことになったとか。

でも、譜読みも自力でやって、上手に弾けていました。

最後に暗譜で、ピアノのふたもあけて、譜面台もはずして、お辞儀のれんしゅうからしました。

その状態でも上手に弾けていましたので、安心です。

 

その生徒さんには3つのソロの候補曲を出しました。

「かねがなる変奏曲」「あわてんぼうのサンタクロース」「道化師たち」(ギロック作曲)。

他の2曲と違って、「道化師たち」はピアノのために作られた曲です。

臨時記号がついていて、音の感じもとても面白い。

 

「どれにする?」と聞いたら、「これ!」と「道化師たち」を即答。

お母さんが「チャレンジャーね。ちょっとびっくりした。」と言っていました。

確かに、今までのレッスンでも、どちらかというと慎重な感じがしましたが、今回全く迷いませんでした。

譜読みを自力でできたことが、きっと自信になったのだと思います。

 

それぞれの選び方にも個性と成長ぶりが表れていて、見ていてほほえましくなりました。

楽しいクリスマス会にしましょうね!

宿題につっくけて練習の習慣ができました

こんにちは。

ピアノが上手になるには、お家での練習が欠かせません。

新しい「ピアノの練習をする」という習慣を作ることがとても大切になってきます。

 

小学校2年生の生徒さん。

始めてから2ヶ月になります。

最初のうち、「練習するのを忘れちゃった…。」と言っていました。

様子をみていたのですが、何回か続いたので、「今ある習慣にくっつける」ということを考えてもらいました。

 

ちょうど夏休みに入ったタイミングの頃です。

「今、毎日やっていることは何?」

「夏休みの宿題。」

「じゃあ、夏休みの宿題の前か後に、ピアノを弾く時間が取れるかな?」

「大丈夫。できる。」

「宿題の前にやる?後にやる?」

「宿題の後にやる。」

ということで、「夏休みの宿題の後に、ピアノを弾く」という約束をしました。

 

翌週「練習できた。(楽譜を)見なくても弾ける!」ということで聞かせてもらうととても上手になっていました。

その次がお盆休みをはさんでの先日のレッスンです。

間が2週間あったので、宿題も2曲でしたが、レッスンノートを見ると練習ができるようになったこと、早い段階で1曲目が上手に弾けるようになってきたことが書いてありました。

「すらすら弾けるよ!」ということで、聞かせてもらうと、今回もとても上手に弾けるようになっていました。

 

本人もとてもうれしそうです。

練習→上手に弾けるようになった→また練習しようという意欲が持てる

この状態になることができれば、どんどん上手になっていきます。

「今度は宿題の前に弾くことにする。」

「練習すると、どんどん上手になるよ。」

ということで、クリスマス会で弾く曲の候補も考えていたのですが、決定はもう少し先に延ばすことにしました。

この調子で上手になっていくと、少しの違いで選ぶ曲の範囲がとても広がってきます。

今回はお母さまとの連弾で2曲演奏することにして、楽譜を見ながら弾くことになっていますので、暗譜の分、ぎりぎりまで様子を見ることができそうです。

にこにこしながら帰っていきました。

 

新しい習慣を作るには、今ある習慣にくっつけていく、これはとても有効です。

ピアノの練習を今あるどんな習慣にくっつけていけばよいか?

もし、思うように練習出来ないようでしたら、ちょっと考えてみて下さい。

両手での演奏にチャレンジする大人の生徒さん

こんにちは。

60代女性の生徒さん、今度のクリスマス会にも参加する予定です。

10月から始め、お忙しい時期には2ヶ月近くお休みもあったので、今回のクリスマス会では連弾が良いかな、と思っていました。

 

昨日、いらっしゃると、「クリスマス会にこれが弾いてみたいんですけど…」ということで、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章を、ハ長調に編曲した楽譜をお持ちになりました。

お子さん達は、皆さんピアノを習っていたそうで、お母さまであるその方も「いつかは私も弾きたい。」と思って始めたレッスン。

夏休みにお子さん達とお話もしたらしく、「1(2)」と指遣いがかいてあるところは、「どちらでも良いんだよ、と息子が言っていました。」とのこと。

今までとは違う、左右別々の動きにチャレンジすることになりますが、「脳トレだと思ってやってみます。」とのことです。

 

まずは右手から。

お家ですでに練習を始めたので、譜読みはスムーズでした。

ただ、次の音を弾く兼ね合いで、同じ音でも、音型によって指遣いが変わってきます。

その辺りが、なかなか難しく感じていらっしゃるようでした。

 

とにかく最初はゆっくりゆっくり。

楽譜を見て、音と指遣いを確認して鍵盤で弾く、その一連の流れができる速さで何回も練習すること。

2分音符などの長い音の間に、次の音の鍵盤の位置に指を載せておくこと。

これを意識して何回か練習している間に、右手がずいぶん弾けるようになってきました。

 

片手ずつ、スムーズになるまで練習する。

それができてから、両手にしましょう、ということで、次回までに練習を重ねてくることになりました。

自分がやりたいと思ったタイミングが、自分にとってベストな時。

大人の方のチャレンジも続きます。

「練習」の習慣がついてきた

こんにちは。

先日のレッスンのときです。

「ピアノひけるよ!ジュニア2」に入った小学校1年生の生徒さん。

おじいちゃん、おばあちゃんに電子ピアノを買っていただき、ここのところ、毎回練習を頑張っています。

 

今回は「ロンドンばし」

リズムの4分音符と8分音符の組み合わせが大変でしたが、頑張って練習してきました。

前回のレッスンの時、「ワークブック」にある12イ34のリズム打ちもたくさんやりました。

それからピアノでも練習しました。

お家での練習も、お歌を歌ったりしながらやったようです。

付点4分音符と8分音符のリズムが上手にとれていました。

練習の成果が出ていました。

 

ここのところ、楽譜の余白に「練習したら色をぬろうね。」ということで、花びら3枚のお花の絵と、日付を書くようにしていたのですが、前回はリズム練習に忙しく、書かないまま終わってしまいました。

「先生、お花がなかったけど、練習してきたよ。」

「そう、頑張ったんだね。」

お花がなくても、練習できた!

これが習慣の力ですね。

 

次は「でんでんむし」

付点4分音符と8分音符のリズムは大丈夫そうですので、今回はリズム打ちはなしで、ピアノの前で譜読み。

ドレミファの階名もスムーズに、さっと読めるようになりました。

では、と実際に弾き始めると、「ソーソソ(ミ)」と弾くべきところをなぜか「ソーラソ(ファ)」弾いてしまい、「それでは、ロンドンばしのかたつむりだよ~」と笑いました。

すぐ修正。一通り確認をしました。

 

「やっぱり、お花は書いてほしい。」という要望があったので、書きました。

来週、都合でお休みですので、たくさん書きました。

「また練習してこようね。」

「はい。」ということで、また頑張れそうです。

 

ピアノは、レッスンだけでなく、お家での練習が上達の鍵を握ります。

練習の「習慣」をつけていくことで、どんどん上達していきます。

また成長が楽しみです。