小・中学生のレッスン

同じ速さで数えよう

こんにちは。

まだピアノを習い始めて日の浅いお子さんの場合には、同じ速さで弾いていく、ということが難しいのですね。

4拍子は1234と数えながら弾く、ということは分かっても、4分音符の部分はゆっくり数え、2分音符になると速くなります。

昨日は、小学校1年生の生徒さんのレッスンが続きました。

そして、2人とも、「同じ速さで数えようね。」というお話をしました。

 

最初に来たのは、とてもしっかりしている1年生のお子さん。

「こぎつね」を弾きます。

「こぎつね」の部分で4分音符が続き、そのあと、「こんこん」は2分音符です。

前回のレッスンの時、1234と数えながら弾いたので、特に「こんこん」のところでは、はっきりと、「1234」と数えながら弾いていました。

でも、せっかく数えたのに、「こぎつね」の部分の4分音符の時と、「こんこん」の2分音符とでは、1拍の長さが違っていて、明らかに速いのです。

 

最後まで弾いてから、2回、いっしょに歌ってみました。

その後で、「1234、ってちゃんと数えながら弾けたね。ただ、全部同じ速さで数えようね。」と話しました。

そして、「どれくらいの速さで数えるか、最初に決めよう。」と言って、生徒さんに決めてもらいました。

その後、その速さで一緒に数えながら弾きました。

今度は、大丈夫。

「全部同じ速さで弾くことが大切なんだよ。」と話しました。

 

次に来たのがお歌が大好き、にこにこ明るい1年生の生徒さん。

「でんでんむし」です。

すごくうれしそうに「たくさん練習した。」と報告がありました。

そしてレッスンノートにも頑張ってたくさん練習した様子が書いてありました。

 

とても上手に弾けていました。

ところが、惜しかった。

最後に来て、「つのだせやりだせ」の4分音符がとても速くなったのです。

「同じ速さで数えながら弾こうね。」というお話をして、また、一緒に数えながら弾きました。

今度は大丈夫。

最後まで、同じ速さで弾けました。

 

最初はゆっくり、弾けるようになったらだんだん速めていく。

でも、曲のテンポ・拍を数える速さは同じにしていく。

生徒さん自身の体感はもしかしたら、あまり変わっていない可能性があります。

だからこそ、一緒に数え、確認していくことが大切なのだということを感じたレッスンでした。

やる気がでる!

こんにちは。

小さいお子さんは、ちょっとしたことでやる気がでることがありますね。

「やる気スイッチ」が入ると、とても頑張れます。

 

小学校1年生の生徒さん。

元気な男の子です。

ピアノは、座って弾くので、ちょっと大変そうです。

あっちこっちもぞもぞしたくなっちゃいます。

 

でも、今回、クリスマス会に向けて「ピアノランド」から選んだ「うずまきめだまになっちゃった」の絵がとても気に入りました。

目玉がぐるぐるしている絵。

動物がたくさん描かれていて、その動物たちの目玉もうずまきでぐるぐる。

とんぼの目もぐるぐる。

 

それが楽しいらしくて、「ぐるぐるしている!」

「とんぼの目もぐるぐるしている!」

と言っています。

レッスンでも、スイッチが入りました。

 

2分音符でまず右手でドレと弾いて、左手でドシ。

右から左への手の交替がスムーズにいくように、練習です。

先生のお手本を見ながら、何回も集中して練習できました。

今度は同じ音型を4分音符で弾きます。

これも真剣に練習。

集中してあっという間に4小節の譜読みができました。

 

きっかけは、どんなことでも良いのだと思います。

楽しい→練習できる→できてもっと楽しくなる→もっと練習する

この循環に入れること。

それがとても大切です。

当日は、2人いるお姉ちゃんのうち、大きいお姉ちゃんが連弾してくれるとのこと。

どんな演奏になるのかな?

楽しみです。

楽しみながら練習する

こんにちは。

昨日、レッスンだった小学校6年生の生徒さん。

夏休みも、本当に楽しそうだった!

そして始まった新学期。

修学旅行に向けて準備中で、それも「楽しみ!」

ピアノ教室のクリスマス会も「楽しみ!」と言ってくれています。

 

今は、クリスマス会に向けて、モーツァルトのピアノソナタを練習中。

驚いたのは、弾きにくいだろうと思われる部分がとてもきれいに弾けていたこと。

左手のオクターブはあるし、音の動きは大きいし…という部分なのですが、強弱にも気を配り、ペダルの踏み方も適切でした。

「この部分、上手だね。ここは難しいと思うんだけど。」と言うと、

「一日、ここばっかり練習していた日がありました。けっこう集中してやっていたと思います。」との返事。

やはり、集中して取り組むと全然違います。

聴いていてよく分かりました。

 

弾きにくい部分、よく間違ってしまう部分は、取り出して、集中して練習する。

これはとても大切なことです。

さらに、取り出すとき、特に問題になる部分はどこなのか、細かく分解していく。

そうすると、ここからここの音への移動が難しい、この16分音符の薬指・小指が弾きにくい、など問題の一番の核心部分が見えてきます。

核心部分がわかれば、そこを中心に練習をし、そこから徐々に前後の部分も含めて弾いていきます。

 

昨日も、重音の部分が弾きにくそうだったので、その話をしました。

重音の場合には、上の音は上の音で、下の音は下の音で練習をしていきます。

左手の重音だったので、345の指を使う、下の音が弾きにくいことが分かりました。

問題が分かれば、そこを中心に練習することができ、練習も効率的になります。

「小指が弱いんですね。また、家で練習してきます。」

と課題がはっきりつかめたようでした。

 

連弾の「行進曲(くるみ割り人形)」も、最後まで譜読みが終わりました。

左右の手が交差する部分があるのですが、それも頑張って上手に弾いていました。

最初の部分が、よく耳にするメロディーなので、前半はそのテンポで弾いています。

途中、16分音符のスタッカートの連続があって、そこからテンポが落ちてしまいます。

ですから、メトロノームでそこのテンポを確認し、最初からそのテンポで弾き始めること、最後まで、そのテンポを維持することを確認しました。

 

クリスマス会、「楽しみ!」と思う気持ちが、また練習の原動力になっていきます。

練習を頑張ろうと思えるようになるのですね。

「楽しみながら」練習する、とても素晴らしいことだと感じたレッスンでした。

連弾の難しさと楽しさ

こんにちは。

連弾は楽しいけれど難しい。

難しいけれど、でもとても楽しい。

 

昨日のレッスンで、「美女と野獣」の連弾をしました。

スムーズに弾けるようになってきたので、前回も録画したのですが、私と生徒さんで合わなくなってしまったところがあったので、「次にもう一度合わせようね。」ということで録画の再チャレンジをしたのです。

今週も、一人で弾くと上手に弾けています。

 

合わせてみると、私の音を聴こうとしているため、伸ばす音の拍数がわからなくなっているようでした。

特に、この曲は最初に戻ったり、コーダに行ったりと、譜面を追う視線を大きく動かす必要があります。

その時にどうしても焦りがあったようで、全音符+2分休符のパターンがでてきたとき、小節をまたいで動かないでいる部分が2分音符分伸ばして動いてしまう傾向がありました。

途中から、だいたいその場所がどこか特定できたので、一緒に数えながら合わせて無事動画を撮ることができました。

 

「ピアノひけるよ!ジュニア」にも1と2はほとんど連弾です。

生徒さんが全音符で伸ばしている間に、伴奏の私が4分音符で動く、ということはよくあります。

そうすると、焦るのですね。

一人で弾いているときは、1234と数えて、その通りに伸ばして弾けます。

でも隣で「あ、動いている!私も次を弾かなくては!」と思うようです。

 

慣れてくると、自分は自分で伸ばしながら、伴奏も聴けるようになっていきます。

そうすると、二人で一つの音楽を作っていく感覚が持てるようになります。

これは、伴奏をするときにもとても大切です。

歌を聴かずに伴奏するわけにいきません。

 

「難しいけれど楽しい」連弾の経験をたくさん入れて、他の人の音楽を聴きながら自分の音楽を作っていくことに慣れてもらおうと考えています。

良い循環で上達

こんにちは。

練習の習慣がつくと、上達が早くなります。

そうすると、またピアノが楽しくなっていきます。

 

昨日、レッスンした小学校2年生の生徒さんが、その良い循環に入ってきました。

「練習してきた!」と笑顔です。

記録を見せてもらうと、1日だけ、弾けなかった日がありますが、あとは全部練習した印がついています。

ワークブックの○付けをさっと終わらせて、さっそく聞かせてもらうことにしました。

 

「ふしぎなポケット」

前回のレッスンの時、歌は知っている、ということだったので、1番と2番に比べて、3番はゆっくりという話はしてありました。

そうしたら、3番になると、テンポを落とすだけでなく、音量も少し落としたとても優しい弾き方をしていました。

指遣いについても、とても進歩していました。

中央のドは右手で弾く時と左手で弾く時とがあります。

前回は「ドの音が出れば…」という感じで、左右が逆の時が多かったのですが、今回は意識して「ここは左手で。ここは右手で。」と正しくひけていました。

 

まず、練習の習慣がついたこと。

練習するときのポイントをいろいろ意識できたこと。

さらに言われなかったことも、自分で工夫して演奏できたこと。

素晴らしいですね!

 

ピアノだけではなく、こういう意識で物事に取り組めば、他の事にもたくさん応用できます。

学校の学習でもそうですね。

宿題をただ「こなす」だけでなく、そこに、より意識を向けていくようにする。

自分なりの工夫を入れていく。

一つ一つは小さいかもしれませんが、それが毎日積み重なっていけば、とても大きな力になっていきます。

 

レッスン室の本棚から、「かいけつゾロリ」シリーズの本を手に取って「貸してください」と言って借りて帰りました。

成長ぶりが実感できたレッスンでした。

座り方で響きが変わった

こんにちは。

私自身が、ここのところ、椅子の位置・自分の姿勢・腕の使い方を研究中ですが、生徒さんにも、それを踏まえてお話ししたところ、響きが変わってきました。

 

小学校6年生の生徒さん。

今は、クリスマス会に向けてモーツァルトのピアノソナタとくるみ割り人形を練習中です。

とても向上心のあるお子さんです。

 

前回のレッスンの時に、弾いている時の腕の動かし方が窮屈に見えました。

ピアノと身体の距離がとても近いのです。

そこで、思い切ってそれまでより10㎝以上椅子を後ろに下げました。

お家でも練習の時に確認できるようにと、おおまかではありますが、ピアノの鍵盤の下から長さを測って帰りました。

同時に身体の使い方のポイントとして、腕の動きは肩胛骨から始まっていること、だから腕を動かすときには常に肩胛骨を意識して動かすようにお話ししました。

 

今回のレッスンで弾き始めたとたんに、「響きが変わった」と思いました。

特に出だしの2分音符・4分音符が続く部分は、動きがゆるやかなので、腕の動きが意識されやすいのでしょう、良い響きが出ていました。

生徒さんに「音が変わったね。」と言うと、

「家で弾いていても、音が上に上がる感じがした。」という返事。

「弾きやすくなった」とも言っていました。

やはり、椅子とピアノの位置関係、そして腕の動かし方の意識、これが響きに与える影響はとても大きいということを実感しました。

そして再度、椅子への座り方(とても浅く座ること・股関節を意識すること・身体が前に落ちないようにお腹で支えること)と腕の動かし方の確認をしました。

 

お迎えに来たお母さまに、響きがとてもきれいになったというお話をしました。

お家ではタオルケットを使って椅子の高さを上げ、椅子の位置も測って後ろに下げて練習するようにしたのだそうです。

そして、お家でも響きの変化を実感なさったとのことでした。

ピアノと椅子の位置。座り方。身体の使い方。

これを意識して変えていくことで、より響きのある音が出せるようになっていくのです。

クリスマス会の曲選びそれぞれ

 

こんにちは。

クリスマス会の曲選びを始めました。

昨日、レッスンした生徒さん。

一人は小学校1年生の元気な男の子です。

まだ、始めてから日が浅いので、今回はお姉さんとの連弾2曲を選びます。

候補は、「げんこつやまのたぬきさん」「ゆかいなまきば」「かえるのがっしょう」「ぐるぐるめだまになっちゃった」の4曲。

候補を考えている時に、ふっと顔が浮かんで、「かえるのがっしょう」を選びそうだな、「ぐるぐるめだま…」はこの絵が好きそうだな、と思って候補に入れておいたものです。

 

実際のレッスンの時に、「何にする?」と聞いて4曲、弾いてみせました。

迷わず、「かえるのうた!」即答でした。

「やっぱり。○○くんのために、とっておいたんだよ。きっと好きかな、と思って。」

ということで決定!

もう1曲はというとやはり、「ぐるぐるめだまになっちゃった」の絵が気になって、「これが良い。」

そばで聞いていたお母さまがちょっと「ゆかいなまきば」を押したのですが、「これ!」ということで決定しました。

 

絵を見て、「何の動物がいるのかな?」と早速チェックしはじめました。

逆さになっているおサルさんの絵を、私が「ネコちゃん」と言ったら、「え、ネコ?」と不思議そうに言うので、よく見たら「おサルさん」でした。

一瞬で認識していたのがすごい。

ということで、次回から練習に入ります。

 

もう一人、お引っ越ししてきて、入会した小学校3年生の生徒さん。

前のお家の時に習っていた先生の発表会が、9月に入ってすぐあるので、今はその練習中です。

ミッキーマウスマーチを練習していたのですが、急遽もう1つ楽譜が送られてきて、そちらも弾くことになったとか。

でも、譜読みも自力でやって、上手に弾けていました。

最後に暗譜で、ピアノのふたもあけて、譜面台もはずして、お辞儀のれんしゅうからしました。

その状態でも上手に弾けていましたので、安心です。

 

その生徒さんには3つのソロの候補曲を出しました。

「かねがなる変奏曲」「あわてんぼうのサンタクロース」「道化師たち」(ギロック作曲)。

他の2曲と違って、「道化師たち」はピアノのために作られた曲です。

臨時記号がついていて、音の感じもとても面白い。

 

「どれにする?」と聞いたら、「これ!」と「道化師たち」を即答。

お母さんが「チャレンジャーね。ちょっとびっくりした。」と言っていました。

確かに、今までのレッスンでも、どちらかというと慎重な感じがしましたが、今回全く迷いませんでした。

譜読みを自力でできたことが、きっと自信になったのだと思います。

 

それぞれの選び方にも個性と成長ぶりが表れていて、見ていてほほえましくなりました。

楽しいクリスマス会にしましょうね!

宿題につっくけて練習の習慣ができました

こんにちは。

ピアノが上手になるには、お家での練習が欠かせません。

新しい「ピアノの練習をする」という習慣を作ることがとても大切になってきます。

 

小学校2年生の生徒さん。

始めてから2ヶ月になります。

最初のうち、「練習するのを忘れちゃった…。」と言っていました。

様子をみていたのですが、何回か続いたので、「今ある習慣にくっつける」ということを考えてもらいました。

 

ちょうど夏休みに入ったタイミングの頃です。

「今、毎日やっていることは何?」

「夏休みの宿題。」

「じゃあ、夏休みの宿題の前か後に、ピアノを弾く時間が取れるかな?」

「大丈夫。できる。」

「宿題の前にやる?後にやる?」

「宿題の後にやる。」

ということで、「夏休みの宿題の後に、ピアノを弾く」という約束をしました。

 

翌週「練習できた。(楽譜を)見なくても弾ける!」ということで聞かせてもらうととても上手になっていました。

その次がお盆休みをはさんでの先日のレッスンです。

間が2週間あったので、宿題も2曲でしたが、レッスンノートを見ると練習ができるようになったこと、早い段階で1曲目が上手に弾けるようになってきたことが書いてありました。

「すらすら弾けるよ!」ということで、聞かせてもらうと、今回もとても上手に弾けるようになっていました。

 

本人もとてもうれしそうです。

練習→上手に弾けるようになった→また練習しようという意欲が持てる

この状態になることができれば、どんどん上手になっていきます。

「今度は宿題の前に弾くことにする。」

「練習すると、どんどん上手になるよ。」

ということで、クリスマス会で弾く曲の候補も考えていたのですが、決定はもう少し先に延ばすことにしました。

この調子で上手になっていくと、少しの違いで選ぶ曲の範囲がとても広がってきます。

今回はお母さまとの連弾で2曲演奏することにして、楽譜を見ながら弾くことになっていますので、暗譜の分、ぎりぎりまで様子を見ることができそうです。

にこにこしながら帰っていきました。

 

新しい習慣を作るには、今ある習慣にくっつけていく、これはとても有効です。

ピアノの練習を今あるどんな習慣にくっつけていけばよいか?

もし、思うように練習出来ないようでしたら、ちょっと考えてみて下さい。

「練習」の習慣がついてきた

こんにちは。

先日のレッスンのときです。

「ピアノひけるよ!ジュニア2」に入った小学校1年生の生徒さん。

おじいちゃん、おばあちゃんに電子ピアノを買っていただき、ここのところ、毎回練習を頑張っています。

 

今回は「ロンドンばし」

リズムの4分音符と8分音符の組み合わせが大変でしたが、頑張って練習してきました。

前回のレッスンの時、「ワークブック」にある12イ34のリズム打ちもたくさんやりました。

それからピアノでも練習しました。

お家での練習も、お歌を歌ったりしながらやったようです。

付点4分音符と8分音符のリズムが上手にとれていました。

練習の成果が出ていました。

 

ここのところ、楽譜の余白に「練習したら色をぬろうね。」ということで、花びら3枚のお花の絵と、日付を書くようにしていたのですが、前回はリズム練習に忙しく、書かないまま終わってしまいました。

「先生、お花がなかったけど、練習してきたよ。」

「そう、頑張ったんだね。」

お花がなくても、練習できた!

これが習慣の力ですね。

 

次は「でんでんむし」

付点4分音符と8分音符のリズムは大丈夫そうですので、今回はリズム打ちはなしで、ピアノの前で譜読み。

ドレミファの階名もスムーズに、さっと読めるようになりました。

では、と実際に弾き始めると、「ソーソソ(ミ)」と弾くべきところをなぜか「ソーラソ(ファ)」弾いてしまい、「それでは、ロンドンばしのかたつむりだよ~」と笑いました。

すぐ修正。一通り確認をしました。

 

「やっぱり、お花は書いてほしい。」という要望があったので、書きました。

来週、都合でお休みですので、たくさん書きました。

「また練習してこようね。」

「はい。」ということで、また頑張れそうです。

 

ピアノは、レッスンだけでなく、お家での練習が上達の鍵を握ります。

練習の「習慣」をつけていくことで、どんどん上達していきます。

また成長が楽しみです。

ワークブックとボンゴでリズム練習

 

こんにちは。

「ピアノひけるよ!ジュニア」を練習している生徒さん達が小学生・年長さんになって、ひらがながだいぶ書けるようになってきたので、同じシリーズのワークブックを使うようにしています。

このワークブックの良さは、リズム打ちがたくさん出てくることです。

 

昨日のレッスンでもそうでした。

曲は「ピアノひけるよ!ジュニア2」の中の「ロンドンばし」

付点4分音符と8分音符のリズムが出て来ます。

曲に入る前に、ワークブックでリズム打ちをしました。

 

右と左で違う音が出るボンゴ。

子どもさん達が大好きな打楽器です。

それを使って、ワークブックにあるように「1 2イ 3 4」と言いながらの2はのばして「イ」のタイミングでボンゴをたたきます。

最初は難しく感じていたようです。

つい「2」のタイミングでたたいてしまいます。

何回か練習するうちに、つかめてきました。

 

次にピアノで練習します。

「さっきやったよね。」

ということで弾いてみました。

やはりこれも最初は難しかったようです。

 

ただ、さっきのリズム打ちで、頭での理解はできています。

自分で「1 2イ 3 4」と数えながら弾くことができました。

何回か練習するうちにできるようになってきました。

ある程度レッスンの中で弾けるようになれば、お家に帰ってからの練習も自分でできるようになります。

 

もっと進んだ段階の生徒さんが、右手と左手のリズムが違うときなどにもこれはとても分かりやすいのです。

あらかじめリズム打ちだけで、右手のこのタイミングで左手が入る、というのが理解できた状態でピアノに向かうと、かなりスムーズです。

ピアノだと、どの音を弾くかという要素とリズムという要素と2つになりますが、リズム打ちは、リズムだけだからですね。

要素を分解してリズムを取りだしてあらかじめ練習しておく。

結果として上達が速くなります。